見慣れたアンティグアの街並・・・





今日、ここで一つの歴史が終わった・・・
そう、このプロフェッショナルこと「デューク東城」・・・
無事に今まで通っていた語学学校を終了したのだ・・・
1日4時間の週20時間・・・
約1ヶ月にわたる「道場稽古」の日々は今日で終りなのだ!!
まあ、「1週間単位で申し込める」ので特に4週間やった所で別に何か区切りがつくわけではないのだが・・・
通っていた語学学校のカノ、一番安いからここにしたという噂もある・・・


そうは言っても1ヵ月も通ったこの私は、「道場稽古で十分な腕前を披露」し、もはや今は「免許皆伝」の腕前を手に入れたといっても良いだろう・・・
もう機は熟したのである!
次はいよいよ実戦の場だ。
「スペイン語で・・・この先出会う者を悉く辻斬りにしてやる・・・」
気持も高らかに早速実戦の場に旅立つ、先ずはスーパーマーケットだ・・・
現地の人と触れ合いながら、完璧なコミュニケーションをスペイン語で交わし、おまけに食材も買える・・・
そう、以前も書いたが今は自炊をしているのだ・・・
夕食のパターン、卵にはチーズを入れるという贅沢振り。/朝食のパターン、チャーハン風炒め飯


上の写真を見てわかるように主食は「肉」である。
そして一番困るのは「どの肉を買うか?」であろう・・・
食生活で一番必要なのは「バランス良く栄養を取る事」なので、このプロフェッショナルも牛肉だけに偏らず、豚、羊、鳥などを食べわけるようにしているのだ。
まあ通っているスーパーにある「肉コーナー」にはパック詰されたいろいろな種類の肉が置いてあり、この私も肉を買うときに一つの種類だけ選ぶ事の無いように細心の注意を払っているのである・・・
これが肉コーナー。見た目も綺麗だし・・・幸せ・・・!!

そしてそこに到着して肉コーナーでどの肉を買うかを思案していると・・・
「May I help you?(手伝いましょうか)」
と横から地元のおばさんが話し掛けてくる・・・
(・・・、俺が1ヵ月もスペイン語に通っていて免許皆伝という事を知らないな・・・)
心の中でそうは思ったものの、まあわざわざスペイン語で答えることも無いだろう。
私は笑顔を見せ、英語で
『この間確か牛肉だったから今日は豚肉でも・・・』
と答えると・・・
妙に怪訝そうな顔をされ・・・私にこう伝えてきた・・・
「あら?、ここは”牛肉”コーナーだから全部牛肉なのよ・・・・・?彼方の探している豚肉はここじゃないわよ!」
『???』
(まっ待てっ!表示はシールで確かにしてあるけど、それに学校ではいちいち何肉なんて教えてくれなかったし・・・)
私はちょっと質問する・・・
『全部牛肉って事はないですよね。豚肉がきっと・・・』
私が全ての言葉を発しないうちに、おばさんは私を制止し・・・穏やかにこう伝えてくる。
「ここは牛肉だけのコーナーよ!それに・・・目の前に看板があるでしょう・・・」

『・・・』
『・・・・・・』
『思いっきり書いてある・・・!』
そしてさらに一言、
「そのパックに貼ってあるシールは、この図を見れば何処の部位か分かるようになっているのよ!」
と・・・
今まで3週間・・・
通いつづけたスーパーで・・・
まさかいつも肉を買っている場所の正面に・・・
こんなにもはっきりと書かれていたとは・・・!!
それに色々な種類の肉を食べたつもりになっていたが・・・
全部“牛肉”だったなんて・・・!!
『・・・』
『・・・・・・』
どうやらこの「プロフェッショナル・・・」
スペイン語を習うよりももっと先に・・・
大事な事が出来てなかったような気がする・・・