プロローグ
「そろそろちょっと車を動かさなければ・・・」
去年の北海道旅行以来、遠出はしていない。
偶々の3連休、特に計画は無いが、その最初の2日で1泊の旅行をするのは良いアイデアだ。
どこへ?
シーズンは冬、雪道を走る装備もその気もない。
となると、千葉の南側を巡るのはどうだろうか?
千葉在住で以前訪れたので珍しさも感じず、いつでも行けると思ってるので結局行かない場所だ。
そんなこんなで房総半島を訪れてから実に30年以上は経っている。
「故郷は・・・」
「遠きにあっては思うものでも、近くに会ったら行かぬものだ」
この機会に無理にでも行かなければ、下手したら死ぬまで行かないだろう。
それに房総半島を一周すればそれなりの距離も稼げる。
そう考えて千葉の南へ向かうことにした。
ルートはざっくりと「松戸→千葉→富津→房総→銚子→松戸」といった感じで、房総半島を反時計回りに一周。
内陸部は時間に余裕があれば。
見逃しがあった所で、所詮は千葉、また行けばいい。
車を走らせるのが今回の目的なので、最悪房総半島を湾と海岸沿いに周れれば良いだろう。
もちろん「天気が悪く無ければ」という前提条件付きだ。
やっぱり千葉行は腰が重い・・・
2024.02.03(土)
松戸→千葉→富津→房総
09:00 のんびりと起きる。
食事をしてウェザーニュースを見る。
今日明日は少なくとも雨マークはない。
10:00 準備をして出発、千葉のポートタワーを目指す。
10:40 船取線に入り先日車中泊用のマットを買ったワークマンに寄り道。
気になっていた断熱マット(1280円)と目に入って気に入ってしまったパラフィン帆布ロングシート(2900円)を計3580円で購入。
今回の旅行はホテル泊のつもりなので、無関係な買物だ。
12:15 「千葉ポートタワー」到着。
道が混んでいてたった30kmの距離に2時間かかったが、北海道の感覚が抜けてないだけで首都圏では普通かもしれない。
入場料の420円はペイペイで支払う。
千葉ポートタワーのパンフと入場料
千葉ポートタワー
生まれて初めて来たが、地上113mの展望フロアからの眺望は良い。
「何故今まで来なかったのか?」
と思ったが、答えは「千葉だから」と明白だった。
14:31 「富津岬」に到着
ここは若い頃偶に車で訪れていた場所だ。
無料の展望スペース(※「明治百年記念展望塔」)と駐車場があり、距離も家から適度に離れているので、特に車を流して夜景を見るのに丁度良い場所だったからだ。
富津岬、明治百年記念展望塔から
Nikon COOLPIXP1000で撮影、ズームで顔まで写る(塗りつぶしているが)
15:45 鋸山はウェブでロープウエイが工事中と出ていたので有料道路を目指す。
16時までと書かれていたが、入口側は既に閉鎖。
ここも昔訪れていた記憶も記録もあったのでそのまま断念、気になったらまた来れば良いだろう。
こちらは別の「参考資料」。無料ルートもあるらしいので。
16:00 道の駅「きょなん」到着。
ここに来る前に道の駅「きょなん」と「保田小学校」の二つを同じ看板内に見ていて距離も同じだったので、同じ道の駅かと思っていたら違っているようだ。
道の駅「きょなん」
16:04 一度戻って道の駅「保田小学校」へ
テレビでも「旧小学校に泊まれる」と何度か紹介されていたので、立ち寄ったが興味を惹くような物は特になかった。
ただ回り道までしたので名物というより単に私が好きなラスクの変化形「ラスコ」の5種類各3枚づつ入りを1080円で購入。
道の駅「保田小学校」
16:45 まだ10l以上はありそうだったが、メーター半分を切ったので「イオンタウン館山」のエネオスで11.50lを1921円で給油(リッターは167円)。
これまでの走行距離は150km弱だろうか?
ラスコとエネオス
イオンタウン館山付近の国道沿いから
17:35 「洲崎灯台」到着。
房総半島から東京湾側にやや突き出た位置にあるのこの灯台は、東京湾へ出入りする船舶の目印となっている。
日没(17:10時)後の観光だが、観光客がいないので却って好都合だ。
洲崎灯台
そろそろ宿をと楽天トラベルで探す。
南端付近の「房総白浜ウミサトホテル」が温泉あり朝食ビュッフェ付で10820円(後で支払う入湯税の50円込みで)で空いている。
普段なら1泊で1万越えるホテルには泊まらないが、1泊旅行の気軽さや温泉も入りたさ、それに何よりも他にここより条件が良い所も無かったので、ここに決める。
18:30 千葉県房総半島の最南端の岬に立つ「野島崎灯台」に到着。
明日の朝見に来ても良かったが、ホテルがここを少し過ぎた位置にあり、ルート上だったのでそのついでだ。
野島崎灯台
19:00 「房総白浜ウミサトホテル」にチェックイン
房総白浜ウミサトホテル
19:10 その後、車で松戸では見かけないスーパー「ODOYA」に行き、今日の夕食にカップ焼きそばとパンの他お菓子を色々と計828円で購入する。
19:30 ホテルに戻り、先ずは温泉。
大浴場と名はつくが、洗い場が10人に満たなく小さな浴室だ。
ただ利用者も少なく、アルカリ湯好きだがここの「塩化物泉」も悪くはない。
房総白浜ウミサトホテルにODOYA
入浴後は夕食とお菓子を食べながら、たまたまやっていたサッカーの日本代表対イラン戦を見る。
先制点を決めたのは良かったが、途中から最後までちぐはぐで相手のやりたいサッカーに付き合う感じで2失点して敗北。
折角の外泊なのに気分はややトーンダウンだ。
本日の出費は18649円
鋸山は逃したが、おおよそ描いた通りの行程だった。
2024.02.04(日)
房総→銚子→佐原→松戸
朝から雨。
08:00 ホテルのレストランで朝食ビュッフェ
房総白浜ウミサトホテル
09:00 チェックアウト
雨なので野島崎灯台は行かなくて良いだろう。
いや、違う。
この雨を見こしていたら昨日訪れていたのだ。
そしてカメラを防水防塵の「OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough」に切り替える。
私ほどのプロフェッショナルなら意識下でも意識外でも準備はいつでも万端だ。
男塾なら月光の「無明察相翫 ( むみょうさつそうかん )」、北斗の拳なら「無想転生」の域に達していると言えるだろう。
09:20 道の駅「ちくら潮風王国」へ寄道。
船からの眺めが良さそうで乗ってみたがそもそも雨なのでダメだった。
ちくら潮風王国
10:00 看板に見かけた道の駅「ローズマリー公園」に寄り道。
中世ヨーロッパ風の建物はドイツの地方村っぽく懐かしさはあるが建物は大分くたびれているように見える。
シーズンオフの所為なのか?天気の所為か?それとも手入れが行き届いていないのかは微妙な所だ。
道の駅「ローズマリー公園」
10:22 道路から見えた巨大な骨が気になって道の駅「和田浦」に立ち寄る。
骨はクジラだった。
見学ついでに「落花生ダクワーズ(1134円)」を購入。
道の駅「和田浦」
ダクワーズ
11:00 ガイドブックで気になっていた鴨川市の「魚見塚展望台」へ
雨は残念だが景色は良い。
魚見塚展望台
12:12 御宿にある「月の沙漠記念館」へ
中に入るかどうか悩んだけどそれ程興味がわかず結局売店を少し覗いただけで終わる。
月の沙漠記念館
12:50 カインズ大原店でテレビで見て気になっていた断熱カーテンライナーシート2種(880円と980円)、省エネシート980円を計2840円
で購入。勿論これも今回の旅行に何の関係も無い。
カインズ
13:45 道の駅「九十九里」へ寄り道。
銚子電鉄の出店があり、あまりにもお得だったので訳アリのしょうゆ煎餅3種。1500円。調味期限が近い抹茶のゴーフレット5箱で350円(家に帰って調べたら一箱に2枚だった)。チョコケーキ1箱500円の計2350円購入(レシート無し)。
ちょっと買い過ぎだ。
お土産はこれ以上はもういいだろう。
道の駅「九十九里」
15:00-15:15 「地球の丸く見える丘公園」に到着。
ポートタワーとの共通で700円で購入。
車にスマホを忘れてきて電子マネー払いが出来ず、クレカも使えなかったので現金払いとなったのが残念だが雨の中戻る気はしなかった。
ここは360度見渡せて地球が丸く見えるのが売りだが、そもそも周囲に高い物がなければどこでも地球が丸く見えるのではないだろうか?
地球の丸く見える丘公園
15:30-15:45 「犬吠テラステラス」に駐車。
「犬吠埼灯台」(寄付300円)を登るか悩んだが、結局上がる事にする。
入場券
犬吠テラステラスと犬吠埼灯台
灯台のランプは外からは角度によって見えたり見えなかったり
16:00-16:10 「銚子ポートタワー」到着。
高さ57.7mあるこの塔の4階展望室からの眺めはもちろん良い。
売店内のフリマみたいなコーナーで何かの付録だったと思われるコーラーのトートバッグを4種類40円で購入(レシート無し)。
銚子ポートタワー
地球の丸く見える丘展望館との共通入場券。
銚子ポートタワーのスタンプは展望階で見かけて何か変だと思いつつ押したが、降りてから売店横に正規の物があった。
この後市内を見ようかとも思ったが、以前から佐原が気になっていた。
日没は過ぎそうだったが、それでもまだ少し明るいうちに着けるかもしれないと思い銚子を終わらせ先に進む。
16:33 銚子のエネオスで給油13.2l.2283円(リッター173円と高かったが仕方なく、と思ったらしばらく走った先に164円があったので結構ショック)200kmぐらいは走っていた。
エネオスと佐原に向かう途中
17:50 香取市の「佐原」に到着。
見所からは少し離れるが無料の「水郷佐原山車会館駐車場」に駐車。
そこから7~8分歩いていわゆる「千葉の小江戸」といわれる築100年以上の歴史的建造物が並ぶ小野川沿いを散策。
ここは明らかに日中に見た方が楽しめる町並だった。
佐原
18:20出発、後は戻るだけ。
19:17 ミスドでゴディバのコラボを買おうと「イオンモール千葉ニュータウン」
残念ながら欲しいコラボ商品は無かったが、隣のKFCで「40%オフのパック」が890円になっていたことを思い出して購入。
こちらも最初に見てからその内買わなければと思っていたので丁度良かった。
ただミスドも諦めきれず、調べたら途中の「アクロスモール新鎌ヶ谷」に店舗があったのでワンチャン賭けることにした。
19:57 ここでお目当ての1つを含むゴディバのコラボを4種、計1317円で購入。
取りあえずは満足だ。
KFCとミスド
20:10 帰宅。
風呂に入り買い置きのレトルトカレーとKFCのオリジナルチキンを2本、そしてドーナツ2個を食べて落ち着く。
本日の出費は11854円
房総から銚子まで、そして夜とは言えかつてから懸案であった佐原も訪れられたので及第点以上はあげられるだろう。
尚、1泊2日の出費は30503円、私にしては大名旅行だ。
距離は約450km
内陸部は殆ど訪れず見てない場所も多くあるが、また気が向いたら周ってやってもいい。
いずれにしても良いドライブだった。
そして翌日は雪。
元々1泊2日の予定だったが、見逃しがあるからと日程延長していたら雪で足止めだっただろう。
そうしなかったのは、私のプロフェッショナリズムが為せる判断の妙だと、自画自賛しようではないか・・・