モンゴル国
2006.09.05(火)
ビザの手配が終わった今、後はひたすら待つ日々へと変化する。
時間は十分にある筈だが”可能な限り早く”観光するのが私のスタイルだ。1ヶ所にある程度の期間滞在すると“何時でも観光できる”と思い出歩くのを疎かにしがちだと思うが、そう云う場合に限って何か”外せない用事”とやらが後から出てきて肝心の見たい物を見逃してしまう時が多々あるのだ。
と、前口上は立派な物の所詮は朝に弱い、というよりもだらだらするのが好きなこのプロフェッショナルが宿を出たのは既に11:00時を回った頃だった・・・
ウランバートル市街と朝食。
のんびりと出てブランチを食べ終わって早速観光を開始する。
薄くても厚くてもそれほど値段の変わらない歩き方を見ながら市内の名所を虱潰しにしていく予定だ。
まずターゲットをチベット仏教寺院であるガンタン寺に定める
ガンタン寺
次に向かったのはザハ(市場)だ。
ブンブクル・ザハ
記録に間違い無ければ廃墟に近い形になっているのがブンブクル・ザハの筈だがただ見ただけなので何とも覚えていないのは後味が悪い、とはいいつつ行き掛けの駄賃とばかりに寄っているのでこの辺りはどうでもいいだろう。
市街にある広場、一番下の建物はデザイン買い
上は政府関係の庁舎、中央はザナハザル名称美術館、下は民族歴史博物館。
今回こうして訪れているが建物の中に入って見る予定は無い、今日やるべき事はこの先しばらく過すことになるウランバートルを歩いてある程度の土地勘を養っておく事だ。待ち時間が長いので時間が出来た時に気になったら博物館などは訪れればよいだろう。
私は市の中心とも言うべきフスバトール広場へと向かう。
フスバトール広場とフスバトール像
一番下の左側は確か朝青龍
文化宮殿とオペラ劇場
中心を歩き、昨日との合わせ技で大体市街の主だった所は網羅しただろう。まだ撃ち漏らしは当然あるがこの日私はどうしても見たい物があった。
ザイサン・トルゴイ
それが私の行きたい場所だった。
昨日ナイラムダル公園から眺めたのが市中から眺めた市の全景なら今度は市の縁からこの街を眺めたかったのだ。
宿に戻って誘うと男女2名づつの4名が名乗りを上げる、日本人宿の良い所はちょっとした郊外に出る時に連れ合いが簡単に見つかる事だ。
早速バスに乗り丘の麓へと向かう。
降りて目にしたのは奇妙な黄金の巨大な仏像だった・・・
ザイサントルゴイの麓で、下はザイサントルゴイの中にあったモニュメント
仏像自体は隣接した敷地なので厳密にいえば丘とは別だがこれだけ近く、インパクトが強ければ目を引かずにはいられないだろう。
この奇妙な仏像(※奇妙というのは特に調べなかったからだけです)を視界に納めつつ、丘を登る事にした。
丘の頂上とそれをぐるりと取り囲むレリーフ。
丘の上の見晴らしは素晴らしく、我々はここで夕陽と夜景を眺める事にする。
ザイサン・トルゴイからの景色、市街の反対側を眺めると何も無いのが良く分かる
夕暮れ時とその直後。
そして夜景、やはり仏像は巨大
丘の上は風が強く、どうしても夜景が見たい私に皆が付き合ってくれた格好になり、一通り納得できる景色が眺められたので丘を下りて戻る事にした。
頂上のモニュメントと丘の上に上がる階段。
夜のウランバートル市街
夕食をみんなで食べて宿に戻ったのは23:00時頃
食べた夕食、偏食なのでみんなの分を撮らせて貰った
これでウランバートルで見たい最大の物は見終わりだ。だがまだ時間は十分以上に残されていた・・・