リトアニア

リトアニア全図および経路図
 

2006.10.07(土)

 リガの出発はまたしても夜行ではなく朝の便だ、だが今回に関しては夜行で1泊浮かせたかったという事ではなく、次の目的地であるリトアニアの首都ヴィリニュスへ行く前に途中に寄りたい所があった為の選択だった。

リガのバスターミナルで



 「シャウレイ」

 バルト3ヶ国で初めて立ち寄る地方都市の名前がそれだった。

シャウレイ、結構レトロなバスも走っていた。



 今回は町がメインでは無い、このシャウレイを基点として見たい場所があった。

 「十字架の丘」
 
 そもそもリトアニアは「十字架の国」とも呼ばれている、中でもこの「十字架の丘」は有名なスポットで丘一面に立ち並ぶ十字架は他を圧倒し、なんでもその数は現在のリトアニアの生者(約350万人)を超えるとまで言われているらしい。

 「主を裏切りイバラの冠をかぶせゴルコダの丘で十字架にかけた31番目の男」とその名に由縁のあるこのプロフェッショナルにとっては首都で無くともトランジットする価値のある場所だろう。
 
 私はバス停から歩いて目的地へと向かう事にした。そして20分程歩くと段々全景が見えて来た。


十字架の丘、遠くから近くへ・・・って注釈はいらなそう・・・


 『・・・』


 『・・・・・・』


 そこはまるで十字架のジャングルだった。この世の物ではありながらまるで別の世界にいるような、そんな異質な光景が目の前に広がっていた。私は躊躇うことなく中へと突入する。


十字架の丘の中



 この丘はいつ頃この様な形を取り始めたかは定かではないらしいが抑圧された民族、宗教の象徴としてこの地にこの姿を留め、現在も膨らみ続けている。

 人々のこの宗教に対する想いというのはこの私にリアルタイムで伝わり、思わず

 『オォ!ジーザス!』

 と叫ぶ事は・・・




 特に無かった、私はただの”無神論者”だ。

 ひとしきり全体を眺めまたバス停へと戻る。

丘から戻る道中で



 シャウレイで見たかったものはそれだけだ。またバスに乗り今度は首都ヴィリニュスへと向かう。


シャウレイのバス停と街並



ヴィリニュス到着前に見た重機モニュメント、そして到着したバス停




 ヴィリニュスには20:00頃に到着した。ここもホステルでドミを取り、夕食は見かけたマックで軽く済ませる。

ヴィリニュス



 それにしても今日見た十字架の丘は圧巻だった。

 明日はまた本来の任務である首都ヴィリニュスへの狙撃へと移る。

 そこで私はこう考えた。

 『今日は十字架を見たので明日の行動は10時開始(ジュウジカ・イシ)で良いだろう。』

 と・・・

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