2022.05.17(火)会津若松→2022.05.18(水)新潟市
リアルタイムブログ「謎の日常」ですが、実際は旅行終了後のアップ(ブログの日付は旅行日)となってます。
なので「リアルタイム風ブログ」ということでお見逃しいただければ幸いです。
因みにこの記事は2022.06.19にアップしてます。
2022.05.17(火)
07:30 朝食
もう少し遅く目覚めたかったが、朝食会場のレストラン海神が08:30時までなので仕方が無い。
老朽化したホテルの部屋とは様相を一変し、ここは綺麗で眺望も良い。
私が入るタイミングで他の宿泊者が出て行ったので食べているのは私一人。
貸し切りだ。
惜しむらくは大抵の人には美味に感じる菜食中心な和風の朝食が、肉食系偏食家の私にはそう感じない事。
先に苦手な物を搔き込み、最後はコーヒーをゆっくりと啜り味が口内に残らないようにする。
昔なら食べれない物は残していたが、完食。
この辺りは年の功だろう。
いつまでもティーンエイジャーじゃ、いられない。
ホテル内レストラン海神
似たアングルのパノラマを2枚。
市内に入る時にみた大きな観音をアップ。写真では伝わらない老朽化した部屋。
09:00 チェックアウト
レセプションで市内観光を終える昼頃まで車を置いて良いかと尋ね、許可を貰う。
有難い。
目的地の会津若松城まで約2km。
駐車場が有料なので車は不適、自転車を出すのも面倒だ。
と、歩いて直ぐ近くの野口英世青春通りに入ったあたりで、やっぱり自転車と心変わりして駐車場に戻る。
野口英世青春通り
その選択は正解で、あっという間に目的地に到着。
中央通りから神明通り。到着した会津若松城。2枚目左は堀に面したラブホテル。
「会津若松城」
地元では「鶴ヶ城」と呼ばれるが同名の城が他にあるため、地元以外では私が書いた様に呼ばれることが多い。さらに城は復元された建造物であるため、国の史跡としては、「若松城跡」となるのでややこしい。
個人的に言わせてもらえば要は「見栄えの良い綺麗な城」だ。
昔の思い出と違い赤瓦で、不安になり調べたら2011年に葺き替えている。
危うく昔見たのも赤瓦と記憶補正(捏造?)するところだった。
会津若松城、入場券は「鶴ヶ城」の印字
丁度先生らしき人たちがいる小学生くらいの集団の後にチケットを買ったので混雑は目に見えてたが、待って入る程時間に余裕がある訳でもない。
階段を登りながら、展示物に目もくれず一目散に天守閣最上階を目指す。
小学生たちの集団をブチ抜いて到着。
チケットは天守閣単体で410円の物を購入。最上階からの景色
見たかったのは天守閣からの眺望。
それ以上でもそれ以下でもない。
素早く一周して景色を収めている内に彼らも到着。
「エッフェル塔に登るとエッフェル塔が見えない」
のと同様に
「鶴ヶ城に登ると鶴ヶ城は見えない」
一番のアクセントが全景から省かれる形だが、目的は達成だ。
見下ろして。
鶴ヶ城、現在は赤瓦。上段右がセットチケットだと行ける茶室
1990年訪問時の猪苗代湖と会津若松城、瓦は灰色。(アルバムをスキャンしてPDF化)
10:15 城を後にして今度は駅に向かう。
10:30 会津若松駅に到着
車か徒歩なら駅舎は省略してたので「自転車の便利さ」を改めて思い知る。
城から会津若松駅へ。途中「蒲生氏郷の墓」があった。地下通路の入口もお城風
会津若松駅は「如何にもなルックス」で中に入らなかったが一瞥出来て満足だ。
駅からまたホテルの駐車場へ。下段は趣のある七日町通り
味のある店舗が並ぶ。下段はホテルと車と自転車。
ホテルから出庫し飯盛山へ向かう。
自転車でも周れたが、鶴ヶ城と違い近くに無料駐車場が多い。
見学後はこのまま会津若松を抜けるつもりなのでその方が好都合だ。
11:15 飯盛山付近の無料駐車場に車を停め観光に向かう。
動く坂道に心も動いたが、目に見える距離にお金を払う気が起きず、階段を登る。
中段右は登り終えた場所、そこから少し歩いて白虎隊自刃の地へ
飯盛山は多分初訪問だ。
上からの景色は期待していたほどでは無かったのが残念だが、戊辰戦争で白虎隊が自刃した場所なので見逃すのは無理だった。
上段左は殉難士、近くに殉難烈婦の碑があり、調べると自害、戦死した婦女子が230名余りも居たらしい。
会津若松城は大分小さく見え、35倍拡大で中段右程度
途中から回り道して下に降りる。
中段右と下段左が内部に螺旋状のスロープが 2 つある珍しい二重螺旋構造のさざえ堂。中には入らず
動く坂道付近の土産物屋であわ饅頭が気になって茶饅頭と一個づつ購入。
偏食で、お菓子もコンビニで済ませがちなので、地方の名産は意識的に買うしか食べる道は無い。
飯盛山の入口付近で。
11:30 給油して会津若松を出発。
今日は米沢をかすりつつ、新潟市まで行かなければいけなかった。
当初は昼は喜多方に寄ってラーメンでもと考えていたけどもう昼だ。
初日の阿武隈高原SAで足止めが無かったら、会津観光は昨日終わらせて朝から余裕を持って進めたのに、久しぶりの車旅行は上手くいかない物だ。
喜多方は断念するとしても新潟へは米沢方向から抜け北側から入りたい。
ルートを見ると少し遠回りになるけど「西吾妻スカイバレー」というのがある。
磐梯吾妻スカイラインにレークライン、磐梯山ゴールドラインは以前通った記憶はあるがここは覚えていない。
喜多方をカットするならこちらで行く方が良いだろう。
また磐梯山ゴールドラインを通らければならいのは好みでは無いが、選択肢は他に無い。
渋々逆走したが、今日は少し目に入った猪苗代湖に免じて許すことにした。
磐梯山ゴールドラインからの猪苗代湖。中段以下は桧原湖畔でスカイバレーに向かう途中。
ゴールドラインを抜け、西吾妻スカイバレーへ突入。
裏磐梯観光協会で調べたら、この道は山形県米沢と会津の合戦では徒歩や馬で超えていた白布峠に通じた道路で、白布高湯~早稲沢間を結ぶ17.8km。磐梯山を望みながらヘアピンカーブが連続する道を上り下りすると、桧原湖の眺望が開ける。
と、書かれている。ルート的には逆方向だが別に景色の良さがそれで減点される訳では無い。
12:30 しばらく走り東鉢山七曲り(とうばちやまななまがり)を通過。
ここは言うならば有名な「日光のいろは坂」の簡略バージョンみたいな道だ。
東鉢山七曲り、ヘアピンカーブが続く。私の車は貨物車で車高もあるので勿論不得手でのんびり走行。
13:20 さらに進み、白布峠で一時休憩。
気分変えにあわ饅頭と茶饅頭を食べる。
白布峠園地の展望場所、標高1404mの表示に残雪も。
スカイバレーを抜けて。中段左は最上川源流の碑。下段右は滝(名称は忘れた)
後日譚だが過去の写真を見るとここは以前通っていて、レークラインは多分かすった程度、磐梯吾妻スカイラインが初訪問だった。
1990年の写真、東鉢七曲りの写真もチケットにある。
これも記録があったからで、「旅行は記憶より記録」の正しさの裏付けだろう。
14:30 米沢を通過して新潟方向へ向かおうとしたら看板に「上杉神社1km」の表記が見える。
米沢は過去に訪れ、米沢牛を食べた記憶(どんな牛肉かは覚えていないがアルバムに記載あり)があるので訪れなくても良いが、上杉神社は未訪問で、もし米沢で行けるならここだけはと思っていた場所だ。
そのアルバム、舌鼓を打っているらしいがどんな打ち方をしたかは記憶外
会津若松の出発が大幅に遅れていたので寄らないつもりだったが「1kmは車では秒の距離」だ。
※実際に秒で1km走るとスピード違反です。比喩と捉えてください。コンプライアンス的に敢えて注釈します。
少し悩みはしたが、寄る事を決意する。
駐車場所が良く分からず、神社の外周を大回りに一周して15分ぐらい無駄に使ったが車を停めて観光に向かう。
上杉神社
勿論、祀られているのは上杉謙信公
私は無神論者なので手を合わせたり礼をしたり、賽銭を投げる事は無い。
拝観料がありそれでも見たいと思えば勿論払うが、そうでない限りただ外から見るだけだ。
ここも一度見れたからそれで満足だ。
※詳しくは上杉神社HPへ
30分はかからずに見終わり、また出発。
一日2食が習慣なので普段は食べない昼食を、米沢のローソンで買い食べる。
ここでもロスタイムを作ったので先はまだまだ長そうだ。
上杉神社
米沢を少し北上して113号にのる。
疲れたので途中「道の駅 白い森おぐに」で少し休憩。
下段左は道の駅「白い森おぐに」
今日の最終的な目的地は新潟市だったが、途中290号へルートを変え、目的地とは反対の村上市へ向かう。
ガイドブックで見た古民家の街並に興味があったが、到着は18時過ぎ、市内観光にはもう遅い時間だ。
車を走らせながら村上市のスキップを決意。
ただ目的地の新潟へは向かわず、さらに反対側に海岸沿いを北上する。
「笹川流れに沈む夕日」
日没は大体18:45頃、まだ間に合う時間だ。
「日本海に沈む夕日は、サンセットハンターの血を滾らせる」
18:40 道の駅笹川流れに到着。
ここでこのまま待っても良かったが、まだ沈みきらない夕日に欲が出る
道の駅笹川流れ
もう少し北へ!
車を走らせる。
適地は中々見つからない。
何とかここと見つけた場所に停めた頃、日は少し島に沈んでいた。
滑り込みセーフなのか?
ギリギリアウトなのか?
そのどちらでもあるだろう。
最初の笹川流れで見ていれば、こんな事はなかったが、これもベストに向かって果敢にチャレンジした結果と言い訳しよう。
一応沈み切るタイミングは見れたのでOKとします。
日没後の夕焼けを眺めて。板貝地区と書かれていた。
夕陽を見終えて今度こそ新潟方面に車を走らせる。
大動脈の7号線は避け、345号から113号と海岸線の道路を選ぶ。
暗闇の中、勿論海は見えないが、それでも海岸沿いに走りたかった。
途中瀬波温泉や新発田での宿泊も考えたが、「道の駅豊栄」で車中泊という出発前からの考えは捨てられなかった。
ここは日本最初の道の駅と言われている場所で車中泊も当たり前のように行われている場所だ。
そもそもN-VANを購入したのは「車中泊し易い車」というのが大きな理由だ。
それを試す絶好の機会は逃せない。
ゴミを車内に残したくないのでイートインのコンビニを道中探しながら進んだが見つからず、新潟市内に入って燃料が心許無くなってきたので給油する。
21:00 道の駅豊栄に到着。
イートインのコンビニは最後まで見つからなかったので、一旦道の駅を出て近くのデイリーヤマザキの駐車場で弁当を食べる。
明日もどうなるか分からないのでおやつも買い足した。
新潟市のデイリーヤマザキ。
22:00 道の駅豊栄に戻り、車中泊の準備。
周りに車も多く、明らかに車中泊という車両も良く見かける。
疲れていたので結局助手席側のフルフラットを試さず、初日と同様に運転席をリクライニングして眠る。
もう0時は過ぎていた。
2022.05.18(水)
06:00 起床
寝たり起きたりを繰り返したつもりだが、スマートウォッチ連動のアプリで調べると00:20-03:13時までが測定記録で後は起きていたようだ。
疲労は残っているが外は明るくもう寝る気はしない。
道の駅 豊栄
N-VAN。大分乱雑な車内。
07:00 目的地の新潟港へはナビで30分と示されている。
もう少し遅く出発したかったが、2度寝も出来ない。
休むのなら新潟港で良いだろうと出発。
国道7号をしばらく走ると直ぐに渋滞にぶつかる。
ナビの予想よりも倍の1時間かかったが、早い出発が幸いし、十分に余裕のある8時少し過ぎに新潟港へ到着。
手続きを済ませ、出航を待つだけとなった・・・