離島紀行(佐渡島:新潟県)

佐渡島


2022.05.18(水)

08:00 佐渡汽船、新潟港ターミナルに到着。
 誘導員の案内で列に並ぶ。
 一般車の4台目、かなり前だ。
 チケット売場に行くと車検証まで必要だったので取りに戻り、予約のメールを見せチケットを入手。
 出航迄まだ1時間程度、ターミナルで帰りの土産を物色して時間を潰す。

フェリー乗場にターミナル。チケット売場は上段左。


 今回の旅行で真っ先に決めたのは

 この「離島、佐渡島」への訪問だ。

 未訪問で本土から切り離され、海外に行けずとも「どこか遠く」を感じる場所
 比較的近く、船でそんなに時間もかからず車ごと行け、それなりの広さがあり2泊3日ぐらいで一周するにも丁度良い場所
 さらに世界遺産の佐渡金山がある。

 と、一番私の条件に叶うのがこの島だ。

ターミナル


08:50 車に戻り乗船準備。船内に入ると私から左列に案内され、計らずも列の先頭車両になる。

予期せず先頭に。2等の座席とジュータン席。どちらでもOK


 さらに佐渡は「日本最大の離島」のプレミアム付きだ。

 尤も離島の定義からすれば、本州以下九州、四国、北海道の主要4島、沖縄本島、さらにロシア占領下の国後、択捉も離島で佐渡島以上の面積を持つ。
 なので、主要4島と県の本島である沖縄、占領下の2島を除く限定的な日本最大だが、言った者勝ちだ。
 Webやガイドブックでそう謳っているなら都合良く鵜呑みしようではないか!

中段左は後で歴史博物館と判明。中段右はフェリーに車が後ろから入る所。


09:20 出航 佐渡汽船所有のカーフェリーは2隻、往路はときわ丸
 外の通路のベンチで昨日買った非常食&お菓子に手を出すと止まらなくなり完食。

一気に食べるつもりは無かったけど・・・。無意味なウミネコ(カモメ科)のアップ!


 平地に時折高いビルが姿を覗かせる新潟市。
 キンシャサ(コンゴ民主共和国)からブラザビル(コンゴ共和国)に渡った時をどことなく思い出させる・・・
※「壮絶!決死の冒険行、ザイール川下り!!(キンシャサ:コンゴ民主共和国→ブラザヴィル:コンゴ共和国)

洋上から眺めた新潟市


 実は今回の旅行出発前に佐渡金山は世界遺産ではなく、「推薦決定」が現状と間違いに気付いていた
 ただ推薦決定なら先に行って登録後に件数に入れれば良い。

 首都狙撃手としては首都は訪問時に首都である事がマストだ。
 翻って「世界遺産訪問は旅行のイメージアップのためだけでやってる。
 何時登録されようが、訪問後に抹消になろうがどうでも良い。
 その場所に行きさえすれば、入らずチラ見しただけでも一件
だ。

新潟空港から飛び立つ旅客機をズームで。下段の船も左の白い点のアップ。

 佐渡の面積は東京都23区(627.57km²)よりやや広い854.8 km²、1周は海岸線で280km 道路で210km。
 これは独立国家ニウエ(「第34話 狂犬と呼ばれた漢(アロフィ:ニウエ)」)面積259km2で道路1周67kmと比較して約3倍。
 さらに独立国家のナウル(「第30話 南海の孤島(ナウル)」)の21.1平方キロメートル(東京都品川区とほぼ同じ) 1周19kmと比較すれば40倍の面積に11倍の外周道路を有する。

 条件付きで「日本最大の離島」だとしても、これらの独立国家の数倍もある巨大な島だ。
 車を持ち込んで楽しむには、世界遺産でなくとも、今回の旅行に最適だ。 

 なのでこの佐渡紀行を今回の旅行最大のハイライトと決めていた。

看板から、佐渡に近付いて。


 今回は佐渡汽船の「素泊まりパック」を利用。
 車往復のフェリーとホテル素泊まり1泊付(※滞在期間全部予約しても良い、但し素泊まりパックで選べるホテルは一つだけ)で33300円(出発日やシーズンで値段は変わる。詳しくはHPへ)
 車だけの往復より断然お得だ。

 他に食事付きの宿が選べる「佐渡浪漫紀行」があるが、偏食家の私にビュッフェ以外の食事はリスク大だし値段も高くなるので却下した。

佐渡



11:50 両津港到着。
 左列の先頭の私は2番目に下船するも、先頭の1台は直ぐ横に避け停車。佐渡初心者らしい。
 こちらも同様なので地元民のストーカーになりたかったが、願いは叶わず最初の信号で堂々たる先頭へ。
 カーナビの助けで信号を右折して、最初に寄ろうとした直ぐ近くの「あいぽーと佐渡」に到着。
 これからはカーナビ様と呼んだ方が良さそうだ。

 レセのお姉さまからマップを貰ったり交通事情を聞いたりする。
 壁にかかっていたサイクリングマップの作りが良く、車にも利用出来そうなのでそちらも頂く事にする。
 
あいぽーと佐渡


 2泊3日とは言え、観光出来るのは今日の午後と明日一日。
 のんびりは出来ない。

 今日確実に仕留めたい佐渡金山へは「大佐渡スカイライン」から抜けると効率が良さそうだ。
 ここはHPに「金井と相川をつなぐ全長およそ30kmの展望道路。最高地点の標高は900メートルを超え、真野湾、両津湾、国中平野、小佐渡山脈など佐渡全島を俯瞰出来る」と紹介されている道路で、全景好きにはベストな選択だろう。
 今日は天気も良い。

12:50 大佐渡スカイラインに入りしばらくして白雲台に到着。
 ソフトクリームを頬張りつつ景色を楽しむ。
 420円(だったかな?自信無し)と安くは無いが、佐渡の牛乳使用で納得の美味しさだ。

白雲台から。左が両津港川、右が真野湾側。ズームで佐渡汽船をアップ、肉眼では勿論見えない


13:20 最高点を過ぎ、また別の展望所へ。
 両津港側は隠れたが、それでも好みの景色だ。

標高942mの最高点。展望台名は忘れた(あったのかな?)、私一人で独占!


14:00 「佐渡金山」に到着。
 各々だと900円の宗太夫抗道遊抗の共通券を1400円を購入。
 宋太夫抗が30分、道遊抗が40分と書かれているので足すと1時間は超えるが、ここは元々行くと決めていたメインディッシュの一つなので両方買いだ。
 予め調べておけば見学時間も含めて計画が立てられるのだろうが、ドライブルートと訪問場所をざっくりと決めているだけなので観光地での所要時間は出たとこ勝負だ。
 それに佐渡金山はマストと言いつつも、「下調べしない程度の興味」なので果たしてどの程度関心があるかは定かではない。
 要は私はドライブ出来ればよく、途中にある名所を見逃すと勿体無いと思うから立ち寄るだけなのだろう。

 一呼吸して宋太夫抗へ突入。
 
佐渡金山入口、右側に進んで宋太夫抗へ入る。


 当時の様子の再現が、海外ではあまり見ない程造りこまれている。
 流石は日本人の仕事と、書かれている内容に関係なく感心する。

 足早に抜け隣接の展示資料館へ。
 時価9000万円と言われる金塊取り出しチャレンジがあったが手首でつっかえ指先で掴むのがやっと。
 手首の細い私でこれだから大抵の成人男子は金塊に触れるのも難しいのではと思ったが、成功者2846人と結構な数が表示されているので出来る人がいるのは確かだ。(因みに30秒以内に取り出せれば認定証が貰えるそうです、旅行後調べたらYoutubeで紹介している人もいました)

宋太夫抗を抜け展示資料館へ。中段右が金塊取り出しチャレンジ


14:25 一旦入口に戻り、今度は道遊抗へ向かう。

道遊抗


 宋太夫抗は江戸時代の坑道だがこちらは近代の坑道だ。

坑道内


 坑道を終え外に出て、次は少し離れた道遊の割戸を見学。
 これは江戸時代の露天掘り跡で金脈を掘り進むうちに山がV字に割れたような姿になってしまった場所だ。

道遊の割戸

上段右奥は大立竪抗(日本金属鉱山初の西洋式エレベーター)。下段右が割戸、遠目だと良く分かる。


 また戻り、コースを進みトンネルに入る。

コースを進んで。


14:50 トンネルを抜け見学を終える。
 土産物屋を物色し、会社向けに「如何にも佐渡土産」と、いうルックスの「金粉せんべい」を購入。

金粉せんべい



 この2つのコースで1時間は消費。
 大分足早に周ったとはいえそれなりに時間がかかった。

 とは言えまだ15時前。
 ホテルまでのルートに組み込める「北沢浮遊選鉱場跡」へ向かう。

 ラピュタの世界とも形容されるこの産業遺産は、訪問マストな佐渡金山以上の魅力を感じていた。 

15:10 「北沢浮遊選鉱場跡」付近の「佐渡奉行所跡」へ到着。
 ここも名所の一つだが外からチラ見だけして、北沢浮遊選鉱場跡の全体を見下ろせる場所に行く。

佐渡奉行所跡を越え、北沢浮遊選鉱場跡を見下ろして


 旧奉行所側から見下ろす景色は、見たい所が斜め後ろからのアングルなので少々残念だ。
 さらに車を走らせ、降り切った所にある北沢浮遊選鉱場跡の駐車場に停め、見学に向かう。

北沢浮遊選鉱場跡。左下は鋳造工場跡。右下はシックナーの説明

※浮遊選鉱法とは採掘・砕石し細かくなった鉱物を界面活性剤などの化学薬品とともに水槽に投入したあと、撹拌して泡を発生させ、泡と共に浮上するものと沈むもので分けることで有用な鉱物を収集する選鉱の一種だそうです(Wiki受け売りです)。

中下段左は50mシックナー(泥状の鉱石と水を分離する施設)


 期待値が高かった分、
 「あれっ?これがラピュタ??
 と、いうのが正直な感想だ。

 勿論決して悪くは無い。
 それに夜のライトアップも見に来るつもりだ。
 評価は昼夜併せてで良いだろう。



16:00 たびのホテル佐渡にチェックイン
 部屋は真新しく近代的で、如何にもビジネスホテルと言った感じで申し分ない。
 また5Fから見る景色は際立った見物は無いが悪くはない。

 荷物の整理をして少し休む。

たびのホテル佐渡と景色


18:00 ホテルを出る。隣のローカルなコンビニを覗き、目星だけつけて車で出発。
 
たびのホテル佐渡とローカルコンビニ


18:40 しばらく車を走らせ七浦海岸に到着。
 夫婦岩が見える場所に陣取り、日本の夕陽百選にも選ばれた景色を楽しむ。
 夕陽百選を決めた選考委員会が何者かは私には不明だが、指標があるのは考えずに旅行する身に有難い

七浦海岸に夫婦岩


 夕陽はほぼ完璧、サンセットハンターの面目躍如だ。

 七浦海岸が素晴らしいのか?
 このプロフェッショナルの普段の行いが良いからか?

 私は控え目なので断定こそしないが、間違いなく後者だろう・・・

夫婦岩に沈む夕日


 途中ローソンで晩飯と明日の朝食を買い込み、日が完全に暮れるまで時間を潰して北沢浮遊選鉱場跡へ向かう。

 いよいよライトアップとご対面だ。
 
北沢浮遊選鉱場跡(上段は50mシックナー)


 姿形は違えどリバプールでみたライトアップ(「さらば学生の日々よ!(リバプール:イギリス)」)を思い出す。
 佐渡汽船からみた新潟市もここも、そこまで似ている訳ではないが僅かな類似性で全く違う場所に記憶が飛ぶのは旅行してきて良かった一面だ。

 さて結局、北沢浮遊選鉱場跡は?
 昼夜併せて勿論良かった

 ただラピュタっぽいかというと、それはここの紹介者が上手く撮影しているからではないだろうか?
 少なくとも私の腕では再現は無理だろう。
 それ以上にラピュタは20年以上前に1度テレビで見た程度なので、どんな世界かも良く覚えていないが・・・


  帰り際、ミスドで期間限定商品を3点購入。
 ローソンのお菓子と併せると甘い物を結構買い込んでしまったが、食べたいんだから仕方ない
 スイーツは別腹ってヤツだ。

様々なライトアップとローソンの買物。


 夕食のチキンカレーはタマネギが溶け切ってなかったが、大人なので喉ごしの感触を我慢し飲み込んで完食。
 私がこの商品を買う事はもうないだろう、美味しかっただけに残念だ。

 食後にちょっと良さそうなホテルの大浴場に行き、部屋に戻ってドーナツにお菓子とコーラでのんびりと寛ぐ。
 薄々感づいていたが、スイーツは同腹で、明らかに食べ過ぎだった。

 新潟市に戻った時のホテルを決めたかったが、立地の良いホテルは駐車場が別、或いはコインパーキングだったので決心がつかず(ホテルだけとれても駐車場が離れていたら嫌なので)。結局決まらない。
 諦めてTVやネットを見ている内に落ちていた。



2022.05.19(木)

 旅行中で一番深く寝れた自信があるが、スマートウォッチをつけ忘れたので計測されず。
 忘れる程の熟睡したからそれで由としよう。
 チェックアウトが11時、昨日ローソンで買ったおにぎりランチを食べ、10:30時にのんびりチェックアウト。

 昨日大浴場を利用したので快適そうな部屋のユニットバスが未使用になったのが心残りだ。

ホテルの部屋とユニットバス、綺麗だった。


 今日の予定は佐渡一周。
 ただ丸一日時間があると、最初にする事は「油断」だ。
 車中泊と決めているので時間は十分にある、多少道草しても大丈夫だろう。
 道路1周210km、車で半日と出てるので焦る必要もない。

 まず友人の麦わら(「名もなき旅の記録」)に調査を頼まれていたタリーズコーヒーへ向かう。

 昨日から感じていたが、両津湾と真野湾を結ぶこの幹線道路は栄えている。
 ヤマダ電機やケーズデンキも目にするし、ユニクロこそ見なかったがワークマンもファッションセンターしまむらも当たり前のように存在しミスドにも不自由しない。
 確かにバーガーチェーンはモス1店だけだ。
 コンビニも大手チェーンはローソンだけだが、結構な数がありそれも24時間営業だ。

 はなわの「SAGA佐賀」と一字違いの「SADO佐渡」なので、閑散とした過疎化地帯をイメージしていたが、良い意味で期待は裏切られた。

 タリーズコーヒーは蔦屋書店内にあり、雰囲気も良くお洒落だ。
 朝食を食べた後だったのでアイスコーヒーだけにして、隣の「しまふうみ」でお土産を買ってから出発する。

ミスドにタリーズコーヒー、下段右がしまふうみのショップ

そう言えばコーヒーのチェーンもこのタリーズだけかも?

しまふうみで買ったお土産


 タリーズを出て両津港へ一直線のつもりが、途中「トキの森公園」の標識に吸い込まれるように右折する。
 ついでに寄れそうだ。

12:00  「トキの森公園」到着。
 コストの高さと時間もかかりそうだ。
 折角行ったのに、入口までで諦める。

トキの森公園


12:25 加茂湖沿いを進み両津港へ向かう。
 途中、椎崎諏訪神社の中にある加茂湖展望の丘に行く。
 予定外だが眺望は悪くない。

加茂湖展望の丘


12:40 両津港を掠るように外周の道路に入る。
 これでようやく一周がスタート。

両津港から外周を時計回りに進む。


12:50 果たしてこれで行けるのか?と、不安になる細い道を抜け姫埼灯台へ到着。
 観光客は私だけ。一応キャンプ場にもなっているのでシーズンになれば人は来るのだろうか?
 肝心の灯台は中に入れないが、入らない理由になるのでスキップで良いだろう。

姫埼灯台


 灯台から島の東南側の海岸線を南に進む。
 
道中


14:00 海岸沿いから少し内陸に入り「岩首昇竜棚田」に到着。
 急峻な地形を活かしきる大小の変形田が、天空に昇る龍のようにつながっていると紹介されている棚田だ。

 駐車場から展望小屋を見下ろすと自転車旅行者が一人で見学している。
 途中で対向車が来たらどうしようと思う場所を何度も通り、面倒な道だと思っていたのでわざわざ自転車で来るなんてと感心する。

岩首昇竜棚田


 棚田鑑賞のプロでは無いので、ここの良さの程度は評価できないが、個人的には満足だ。

岩首昇竜棚田


 棚田を抜けさらに南下
 
上段:松ヶ崎、中下段:城が浜


14:50 小木港到着。
 「力屋観光たらい舟・観光船乗り場」があるのでたらい舟を見る気だったがやっている気配はない。
 
 新潟出身の同僚から、
 佐渡観光の定番は「金山見て、たらい舟乗って、ゴールドパークで砂金取り」の三本柱。
 と、聞いていたので一目見たかったに残念だ。

小木港


 諦めて先に進むと「たらい舟」乗場の看板を目にする。
 「矢島・経島」という所らしい。
 駐車場に車を停めて歩いて向かうと、明らかにたらい舟と観光客もいる。

矢島・経島


 もう15時過ぎ、良心的な料金だったので乗りたかったが時間があまりない。
 少なくともたらい舟は見れたので、先に進むことにした。

矢島・経島


15:30 次の目的地、宿根木(しゅくねぎ)に到着。
 ここは江戸後期から明治初期に盛んであった北前船の時代に廻船業と造船業の基地として発展した集落で、小さな入り江に面し、船大工が手がけたとされる船板などを利用した板壁の民家100余棟が密集する国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されている場所だ。
 先日訪れた大内宿が良かったので、タイプこそ違えど同時代からの街並が残るこの集落も面白そうと感じ是非来たかった。

 集落見学の協力金の100円が丁度無く、千円を崩してもらおうとしたら金庫を片付けたから手持ちの分でで良いと言ってくれたので、財布からかき集めた小銭60円を支払って中に入る。
 申し訳なくも、有難くもありだ。

宿根木集落の入口


 小さな集落ながら密集した2階建ての家屋が立ち並ぶ狭い路地は、なんとなくアラビアのカスバを連想させる。

宿根木集落


 勿論パティオ(中庭)があるとは思えないし、迷路と言える程複雑でもないが趣は良い。

旧郵便局

集落からほんの少し外れた所にある公会堂にお寺


 足早に見て回ったが満足だ。

15:50 ブログで車中泊に良いと紹介されていた深浦駐車場に到着。
 今日はここで寝るつもりだが、予定の佐渡1周はまだ1/3周程度。
 日中での1周は不可能だが、明日出発なのでやり切るしかない。
 下見だけサラッと済ませて先に進む。

深浦駐車場


16:30 これからまだまだ運転になるので取り敢えずガソリン満タンで16lほど給油。
 タンクが25l(4WDなので、因みにFFでも27lだからそれでもそんなに多くない)と少ないのはこの車の不満の一つだ。

コスモ石油


  昨日訪れた七浦海岸ををショートカットして内陸部を進む。
 途中にある佐渡観光三本柱の一つ、砂金拾いの出来る佐渡西三川ゴールドパークは割愛。
 「トキの森公園」同様、せめて入口だけでもと思ったが流石に時間がない。

17:23 佐渡観光のどのサイトでも目にする絶景で有名な尖閣湾揚島遊園に到着。
 訪れる気満々だったが、17:30クローズで中に入れず。行きたかった展望台も断念

 朝に感じていた時間の余裕は、実は無かったとここに来て悟る

 付近のローカルの田んぼの道沿いのちょっと見える場所から無理やり眺めたが尖閣湾の絶景はあまり望めない。
 とりあえず目にしたからOKと自分を納得させる

上段:尖閣湾揚島遊園,中段以下:一応展望場所っぽい物があった田んぼ付近から。


 下調べ不十分で旅行するとこんなもんだが、将来に来た時の布石と考えれば良い
 ただ再訪するかは定かでは無いし、次回下調べする程勤勉になるかは保証出来ないが・・・
 
西側の海岸を北に走って

海府大橋まで


上段:遠くに大野亀。中段以下:山をくりぬいたトンネル


18:38 色々とすっ飛ばしながら北端近くの海に突き出た標高167mにある亀型の巨岩、大野亀に到着。
 日没は18:48、見るのに丁度良い時間だ。

大野亀


 岩へ登るルートは通行止めだが、どうせ通れても日没まで頂点に達するのは無理そうだ。
 それに行かない理由があるなら却って好都合と割り切り、手前から大野亀を含めた夕陽を眺める。

大野亀に沈む夕日。


 夕陽は昨日程ではなかったが少なくとも悪くはない。
 日が雲に沈むまで見て出発。

日は雲に隠れて沈んでいった。


 もうだいぶ暗くなっていたので北端付近の二つ亀、弾崎灯台と日中なら訪れていた名勝をカットする。 
 他に細かい景勝地はまだまだ残っているが暗くなったら観光は出来ないので、ある意味こちらのペース
 男塾の地獄へ直進行よろしく、ただひたすらに1周を目指して車を走らせる。
 闇の中のドライブに佐渡観光の意味があるかどうかは分からない。
 だが、その場所に行きさえすれば良いというのがこの俺様のスタイル
だ。

20:00頃  両津港を通過。
 これで1周は確定、当初の目的はクリアーだ。

 ただ残念ながら車中泊予定の深浦海岸はここから一番遠い所。
 ドライブは続くよ、そこまでは。
 と、いうヤツだ。

20:18 お腹も空いたのでローソンでバーガーとかパンを買って駐車場で食べる。
 なかなかゴミ箱を見かけないので、コンビニなら「買って即食べ即捨て」がベターだ。

ローソン、今日の夕食


22:00 深浦着。
 助手席側の椅子を沈め、初のフルフラット
 運転席側を倒していた時より快適で何故最初からこうしなかったか悔やむほど。
 私だけしかいない駐車場は静かで、島を1.5周以上している疲労もあり準備の30分後には横になり落ちていた。

2022.005.20(金)

04:35 目が覚める。Fitbitの睡眠スコアは4時間48分で76点、まあまあよく寝れている。
05:00 早く起きたので2度寝したかったが眠れず、悩みつつ片付けに入る。

深浦駐車場朝、月がはっきり。

N-VAN,散らかってますがこんな感じです。


05:40 時間はまだ相当早い。
 昨日行かないと決めたドンデン山を朝令暮改(時間的には「夕令朝改」が適切か?)で目指す。
 出発後昨日のコスモが開いていたので満タンで給油、今日は9.8lだ。

06:40 途中ローソンで『ドンデン山で食べよう』と、パンを買う。

深浦駐車場からドンデン山へ


07:30 ドンデン山の山荘に到着。島の南側を一望できる場所だ。
 トレッキング客が多く、眺望を楽しみに来たのは私だけのようだ。

ドンデン山荘


 景色は好みのものだったが、人の多さで落ち着かず。
 見る限りは人のいない、ロッジから一段下がった駐車場で休み、ローソンで買ったパンを食べる

駐車場


08:20 余裕をもって佐渡汽船の両津港ターミナルへ到着。

 出発日の朝の僅かな時間。
 これぞまさに「ドンデン返し」という大技で佐渡を締めくくる。
 これも私がプロフェッショナルだからこそと自画自賛しよう。
 ただの駐車場で寝れなくなって早く出発しちゃっただけの漢ではない。

佐渡汽船ターミナル


お土産、バター系のお菓子は美味しいしナンバーワンと書かれていた。760円?


08:40 乗車して乗船。
 復路はおけさ丸
 往路のときわ丸はお尻から入れて帰りは頭から出たが、今回は頭から入れてお尻から出すパターンだ。
 これが往路復路の違いなのか?船の違いなのか?
 私にはわからないがこの船に乗るのは多分これが最後だ、気にしても仕方ない。

おけさ丸


09:15 出航

右下はジェットフォイルという佐渡汽船の高速船。早いけど船は積めない

 船内で佐渡吟醸ショコラ(220円)を購入。ホテルで夜食べるつもりだ。

 移動中一昨日から悩んでいたがアパの新潟東中通を予約。
 隣接する提携のフレンドパークのコインパーキングに空きがなければ近くを探そうと決意する

すれ違った往路で利用した「ときわ丸」と無意味なズーム

佐渡吟醸ショコラを買った売店。クラッシックカー?詳しくないので(値段が)凄い高そう以外は分からず。

下船前、中段が愛車のN-VAN


11:50 新潟港に到着し、下船

 今回の旅の最大のハイライト、丸木戸佐渡こと佐渡紀行はその終焉を迎えた・・・






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