空の修道院(メテオラ:ギリシャ)

ギリシャ

アテネ→カランバカ

基礎データ(2018外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:131,957平方キロメートル(日本の約3分の1)
2.人口:約1,081万人(2015年IMF)
3.首都:アテネ(人口約300万人)
4.民族:ギリシャ人
5.言語:現代ギリシャ語
6.宗教:ギリシャ正教
7.通貨:ユーロ(EURO)。当時の実勢レートに近い1EURO≒160円として計算します。

※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2018.10.です。

2006.12.21(木)

 一度でも映像で目にしたら、忘れ得ぬ光景。
 ただそれだけを見に、ここに来た・・・


 2等ながらもアルバニアと比べると天と地の差もある程綺麗な座席のお蔭て快適で、5時間の鉄道の旅はあっという間に過ぎ、13:10時にカランバカへ到着。
 歩き回って数軒ホテルを探してがしっくりとくるものが無く、ツーリストインフォメーション近くのちょっと高めな25EUROの、その名もずばり、ホテル・メテオラに宿泊が決まったのは15時を過ぎた頃だった。

 雨が降っているカランバカでこの時間から観光するわけにもいかず、またティラナ→アテネと移動+観光ラッシュとなっていたので、今日はこのままスローダウンとする。
 
カランバカ駅。街中と夕食


2006.12.22(金)

 ここカランバカに来た目的はメテオラだ。

 奇岩の上にあたかも空に浮くように建っている修道院群
 逃したくない、逃していけない観光スポットだった。

ホテル・メテオラから奇岩を眺めて。


 街から修道院群を見て周るにはトレッキングルート、バス、タクシーの3つの選択肢があった。
 時間をゆったりとりたいのと、往復歩くと帰る時飽きてしまうという手抜きな理由から、定番でもあるタクシーで一番奥の高い修道院へ行って下りだけ歩く手法を選ぶことにした。

 タクシーは6EURO、それにクリスマスギフト代1EUROが乗っかってトータル7EUROの支払いになる。
 こんなシーズンでもきっちりと働いてくれているので、上乗せは仕方が無いのか?
 これも神の御心と無神論者ながら納得することにした。 

カランバカ→メガロ・メデオロン修道院まで


 一番北に離れた標高620mのメガロ・メデオロン修道院でタクシーを降りる。
 ここからがスタートだ。

メガロ・メデオロン修道院



 生憎の悪天候だが昨日みたいに雨が降っていないのが救いだ。
 そして霧や霞に修道院が包まれる光景が幻想的なのは、訪れるのに理想的なシチュエーションともいえる。

眼下に見えているのはヴァルラアム修道院、ロープは運搬用


 初見にして納得、私の望んでいたメテオラがここにあった・・・

 メインディッシュともいえるメテオラ最大の修道院、メガロ・メデオロン修道院の拝観こそ終わったが、まだまだメテオラは終わらない。
 次は先ほど眼下に見えたヴァルラアム修道院へと向かう。

メガロ・メデオロン修道院からヴァルラアム修道院へ


 道中に見える奇岩風景と、その岩の上に見える修道院が秘境感を際立てる。

奇岩風景。最下段はルサヌ修道院。


 人は何故こんな所に修道院をわざわざ作ったのか?

中段は下から見上げたヴァルラアム修道院、最下段はルサヌ修道院


 キリスト教の修道士にとって、俗世との関わりを断ち祈りと瞑想に生きるのに理想の環境だからというのがその発祥らしいが、それにしても圧巻だ。

上段右はニコラオス・アナパフサス修道院


 そしてその圧巻さ以上に、人の、宗教の不思議さを感じてしまう。

眼下にルサヌ修道院



 時折眼下に見えるカランバカの街並と、奇岩風景の中に存在する修道院とのコントラストが、ここの景観の凄さをより際立たせる。
 
アギオス・ステファノス修道院

アギオス・ステファノス修道院


 ここに来て良かった・・・

 かつて見た映像以上の世界が、そこには存在した・・・

アギア・トリアダ修道院

 

 メガロ・メデオロン修道院から町まで徒歩約100分の行程。

 もちろん見学しながら降りるので時間の見積もりが立たず、日中一杯みていたが、14:00時には今日見学可能だった修道院4か所(メテオラで見学可能な修道院は計6ヶ所、バラバラの曜日に分けて休館になるので全部見るなら2日かけるのが一般的)は全て訪問し終え、街中に戻る。

11世紀のビザンチン教会


 予定よりだいぶ早かったが、見たい物は全て見れたので満足だった。
 夕食まで大分時間があったのでホテルで休んでから外に出る。

鉄道駅

カランバカ市街

夜景


 18時、早い夕食を食べ後はホテルでのんびりと寛いだ。


2006.12.23(土)

 朝7時にホテルを出て07:42時、カランバカ発の列車に乗る。

上:一等。下左:2等、下右:食堂車


 次の目的地へは3時間程度、今回も取り敢えず国内移動だ。

 満足した空の修道院。
 もし、機会がちょっとでもあるのなら是非とも訪れてもらいたいこの場所に、最後にこうリコメンドしておこう。

 JOJOと言えばオラオラだが、ギリシャと言ったらメテオラだ。

 と・・・
 






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