ポーランド
全図および経路図
2006.10.12(木)
ブレストには1泊だけして移動を開始する。次の目的地はポーランドの首都ワルシャワ、憧れの国であるドイツの隣の国だ。
朝10:25時発の鉄道に間に合うように宿を出る。列車は予定通りに出発。
ブレスト駅近辺と車窓から
国境街のテレスポルには11:25時に到着、時差分のマイナス一時間を減らすと国境発は10:40時となる。タイムマシンではないが同じ場所に居ながら時間が若返る感覚にはどうもなじめない。
テレスポルの駅
鉄道はポーランド領内を順調に走りやがてワルシャワが近付いてくる
車窓からの景色
ポーランドの首都ワルシャワには15:50時に到着。
インフラの発達があるにせよそれにしてもヨーロッパは近い、この距離ならアフリカでは大抵の場合は最低3日はかかるだろう。そう考えると今の旅行は隔世の感があることは否めない
ワルシャワ近郊と到着直後の景色
駅から少しあるいたユースホステルのドミに腰を落ち着けてからまた駅に戻る。ガイドブックでも既にチェックしていた文化科学宮殿、その上から街の景色を眺めるつもりだった。スターリンクラッシック調のこの高層ビルは234mもあり、部屋はなんと3288室もあるらしい 。おそらくワルシャワでは一番目を引く建物だろう。
駅からみた文化科学宮殿と展望台からの眺め。
営業時間が18:00時までなので夜景までは見れないのが残念だが夕陽が沈むそのギリギリまでは粘る事にした。
文化科学宮殿からみた夕陽
生憎の曇り空の所為で夕陽が地平線に沈む所までは眺められなかったが与えられている状況ではベストを尽くしたと言えるだろう。私の様な移動の早い旅行者は最善の状態になるまで待つという考えは無い、その場所にいるその瞬間のベストを何とか求めてやっていくだけの事だ。
もう一度宮殿からの景色と日の沈む所。
もう季節は秋口だ、降りてしばらく経つと完全に街は夜の闇に包まれていく、私は世界遺産にもなっている旧市街を目指しつつワルシャワの夜景を楽しむ事にした。
下に降りてから眺めた文化科学宮殿
鉄道駅近郊の景色
旧市街に近付いて
まだここは昔の”俗に言う東側”の国だ。西よりも濃くそれを感じてはいるがミンスクから来た身としてはかなりイメージにあるヨーロッパに近くなった感覚だ。
新市街から旧市街へ
そして戦争で破壊されたのち、”壁のヒビ一本に至るまで忠実に再現された”と言われる旧市街市場広場へと向かう。
旧市街市場広場
夜なので”ヒビ一本”かどうかまでは分からないがそれでもこの広場の趣き、それが戦後に復興されたと思うと賛辞を述べずにはいられないだろう。
しばし夜のイルミネーションを眺め、そして宿に戻る事にした。
ワルシャワの夜景
駅からやや離れたドミの私の部屋は丁度良い加減に人もいて、そうはいっても何か会話をする訳でもなく、その内私は眠りに落ちていった・・・