ロシア
経路図
2006.09.21(木)
巨大都市モスクワ、出発日が決まった事で観光のギアが1段も2段も上がる。
今日、午前中を使って狙撃するのは近郊都市セルギエフ・パッサートだ。
シベリア鉄道の到着したお馴染みのヤロスラーブリ駅へ行き近郊列車に乗ってアレクサンドロフ駅へと向かう。
ヤロスラーブリ駅
モスクワは後3泊、最終日は夜行なので丸3日間、決して多くない時間の中首都狙撃手である私がわざわざ郊外へ足を延ばしたのには当然訳がある。
トロイツェ・セルギエフ、三位一体修道院とも言われるこの大修道院をどうしても訪れたくなったからだ。
アレクサンドロフ駅から修道院へ向かう途中
訪れたい理由ははっきりとしている、世界遺産だから?そうではない。
「きゃわゆいから」だ・・・
写真で見た丸ドームに青のカラフル彩色が施されたこの修道院はこのプロフェッショナルのキュートなハートに火をつけたのだ!
上左:スモレンガヤ教会?、上右:入口、中央左:トロイツキー聖堂、中央右:鐘楼、下:ウスペンスキー大聖堂
ガイドブックには通常開放されていないと書いていたこのウスペンスキー大聖堂だが、たまたまた来た中国人観光客の為にガイドが開けたのでルックスが似ているのを良い事に便乗する。憧れの玉ねぎドームの中身、一見の価値はあるだろう。
ウスペンスキー大聖堂都その中。
外見のキュートさとは裏腹に中はそれなりに荘厳で豪華だ。
そのギャップが余計にプロフェッショナルの心を萌えさせる。
敷地内に会った戦没者を祀る記念碑
聖ウスペンスキー大聖堂に鐘楼
こういった可愛い物に萌える私をみて女性的と感じるかもしれないがそれは当然の事だ。
最早私のミドルネームとして定着した感のある”エレガント”さというものは私の中に例えるなら歌舞伎役者の女形にも似て、男性的な外見の中にもどこか女性的な優雅さを残しているからこそついた名前なのだ。(参考前でにこのプロフェッショナルは中性的な顔立ちとよく言われます。えっ?もちろん鏡の中の自分にです。)
だからこそ”ただこれだけを見に”物価の高いロシアの、それも首都モスクワ郊外まで足を延ばしているのだ。
敷地内の見所は続く。
『う~む・・・聖ウスペンスキーは当然の事、他も中々に良い味を・・・』
お伽噺の中に出てくるような建物が私の目の前にある。
こんな物までつくっているとは別の意味で「ロシアはおそロシア」と言えるだろう。
私は納得いくまでこの修道院を眺めてからここを後にする。
今度は外から眺めて・・・
そう言えば私はかつてその品行方正さから「セイント」と呼ばれた聖者である事を思い出す。
今回見たこの 聖ウスペンスキー大聖堂は聖なるものである事は当然の事、可愛らしさにおいてもこのプロフェッショナルに引けを取らない物だった・・・
そして私は また鉄道に乗ってモスクワへと戻る。
鉄道
到着したのは16:00時過ぎ、想像以上に時間はかかったが満足な見物であった・・・