モーリタニア
世界遺産の街、イスラム第7の聖地シンゲッティ。
ここを敢えてゴルコ遺産にしたのにはもちろん訳がある。
そう、私はここの芯のブレない強さに感銘を受けたからなのだ。
ここシンゲッティは新市街と旧市街に分かれている。見た感じは砂漠の中に2つの島が浮かんでいる。そう想像してもらっても間違いないだろう。
その2つの島の距離はおおよそ200~300mと言った所だろうか?
歩いて渡っても2,3分。しかしここでこの2つの街を大きく異なる物があるのだ。
「旧市街に世界遺産がある」
そんなことではない。
「旧市街と新市街でジュースの値段に差がある」
そう、この事なのだ!
旧市街は観光地だからボリプライスの店舗がある。
というのがこのプロフェッショナルの最初の読みだったが寄る商店寄る商店旧市街は旧市街価格、新市街の1.5倍程度とどこも同じ値段だ。
一つの店舗だけではなく旧市街ぐるみでこうして値段を上げたまま営業しているそのブレない姿勢が「流石は世界遺産のあるシンゲッティの旧市街だ!」とこの私に感動をもたらしたのだ。
ちょっと新市街に戻れば普通の価格で買える、予め新市街で買って持っていけばいいだけ。と常識的な意見はさておき、この彼らの「旧市街価格を守る情熱」は21世紀に残したい、そう切に思うものであると言えよう・・・
参考
「謎の日常」の当時の記事は⇒「聖地、シンゲッティ!(シンゲッティ:モーリタニア)」
「アフリカ見聞録の当時の記事は⇒「第7の聖地(シンゲッティ:モーリタニア)」
写真はシンゲッティの旧市街(上)と新市街(下)
見た目の違いが良くわからん・・・