セネガル
2006.01.22(日)
朝07:00時にオーベルージュを出発、最初に聞いたトニックの値段は250CFA(100円)と明らかにボッた料金だったが次に当たった店もボッたくり料金だったので諦めて購入して喉を潤してバスターミナルへ。
掴まえたセット・プラス(シェアタク)も値切りきれなかったが国境越えを控えているので速度が優先だ。
乗ったセット・プラスの中から
最初に向かうのはロッソという名の国境だ。ここは旅行者からの賄賂請求の悪評で知られているボーダーだ。
早く出て早く到着するにこしたことはない。
セット・プラスは08:00にサン・ルイをでてロッソには09:30時に到着。あっけないぐらいだった。
ロッソの国境は昼休憩、それも12:00から15:00まで取る事が有名だ。
「その時間に国境を越えたければ金を払え」
という何とも乱暴なシステム。この時間をさけるために早く出発していたのだ。
ただ、モーリタニア側に渡るフェリーはかなり待つようでイミグレで手続きを終えた後かなり暇になってしまっていた。
どうせ暇ならとばかりにここで路上両替を試してみる事にする。数人あたって良いレートを示した者と両替しようとするとこちらに渡す札束から数枚抜いて渡そうとするチート(いかさま)を仕掛けてくる。落ち着いて数える事、そしてこちらの金を先に渡さない事を守ればひっかかりようがない簡単な物だ。
ただ相手も面白く、こちらが『あんたの言っているレートだと足りないよ』と言うと「これを渡したらこっちの損だ」とか「さっきはレートを言い間違えた」等と言い訳してくる。
フェリー待ちの丁度いい暇つぶしだったので3回ぐらい別々に良いレートを言ってくる路上両替商を試すも全部同じ手口だ。最後には飽きて笑顔でFで始まる4文字英語を高らかに唱えて後にして正規のレートで替えてくれる両替商でモーリタニア・ウギアを手にしてフェリーに乗る。
フェリーに乗れたのは11:30時、結局セネガル側で2時間も費やした格好だ。
荷台もちょっとボッているように感じたが・・・
まあいいだろう。
セネガルともこれでお別れだ。
モーリタニア
モーリタニア、西アフリカでラストの国になる。
そう思うとここでもらう入国スタンプも感慨もひとしおだ・・・
「2000UM(約1000円)・・・」
早速の賄賂請求、事前の情報では「セネガル側の賄賂請求がタチガ悪い」と聞いていたがモーリタニアも所詮は西アフリカだ。
感慨に浸るのは後にしよう。
私この賄賂請求を笑顔でかわしてイミグレを後にする。
西アフリカ最後の国が始まった。
道中の景色
モーリタニア領内に入ると緑の多かったセネガルから風景は徐々に殺風景に変わる。
ここが砂漠の国である、ということを実感させられる。
途中で食べた食事、クスクスに少量の肉が混ざった物、個人的には好みだが・・・
道中のショップにアラビア文字が混ざってくる。
目的地はヌアクショット、モーリタニアの首都だ。
風聞によるとこの首都は「世界一ショボイ」ということで有名らしい。
だが・・・
私がこれまで見続けてきたアフリカ諸国の首都、それよりも本当にショボイのだろうか?
道路は舗装され、商店の看板もきちんとしているこの国、そんな国の首都が「世界一ショボイ」と言われるのはどうも腑に落ちない。
遠くに見えるのは砂漠
そしてこれは・・・
どう見ても砂漠・・・
これから向かうヌアクショット、真偽の程は自分の目で確かめればいいだろう。
『それが本当にショボイのか?それともただの眉唾なのか?』
行けば簡単に分かる事だ。
そして今までも、これからも、全て自分の心の赴くままにそう行動してゆくのだ。
砂漠の中で朽ちていく廃棄車両
私の乗っていたシェアタク
西アフリカ最後の首都・・・
ヌアクショットはもう目の前だった・・・