サン・ルイ バックヤード(サン・ルイ:セネガル)

 セネガル





2006.01.21(土)

 この日私がした事は確かに「冒険」だった・・・

 アフリカ大陸に入り400日と言う節目の日、そう言えば100日、200日、300日と完全にスルーしていたがカレンダーを見ると「400日目」と書いてあるこの日こそ、そして西アフリカも終盤に差し掛かった今こそ、私の今までの旅行技術、経験、そして精神力、そのすべてを試す「アフリカ卒業試験」とも言うべきハードな事をやるべきだったのだ・・・

 と、すでにこの冒険は当時のリアルタイムブログ「謎の日常」に「偉業!サン・ルイ島一周!!(サン・ルイ:セネガル)」としてアップしているので今回は「バック・ヤード」と称し、当時載せられなかった写真を当時の記事に付け加える形でアップするとにでもしようか・・・

 当時の記事は原文のまま。

偉業!サン・ルイ島一周!!(サン・ルイ:セネガル)


 時は1月21日、
 楽しかったセネガルの最後の総仕上げとして旧植民地府のあるサンルイ、その本島の1周を徒歩で試みることにする。

 今迄、「きつい、汚い、危険」避けて旅を続けてきたが西アフリカも後はモーリタニアを残すのみ…少しは「冒険」をしてみてもいいだろう。

 とりあえずオーべルージュ(安ホテル)を10時ごろに出発する。

オーベルージュ付近






 島の南側に位置するこのオーべルージュから島の東側を川沿いに北上して1周する計画だ。

サン・ルイ






 1月のサンルイの陽射は穏やかで、そんなに暑さは感じない、出足は中々に好調だった。

 しかしいったいどれだけ歩けば島の一周などということが達成できるのだろうか?
 「歩き始めて一体全体どのくらいたったのだろうか?」
外は決して寒くはないのに吐く息は白くなり、もう心臓も破裂しださんばかりである。

 もう5分はたっぷり歩いただろうか?

微妙な中心街の景色
 





 目の前に(パティシエ)が見えてくる。

 「そう言えばオーべルージを出てから何も口にしていないな」

 と考え、立ち寄ってパンとジュースを頬張る。


これこれ!原文には載せてなかったがアイスを食べていた・・・
 






 砂漠の中のオアシスのような有難さだ。

 一息ついたところでまた歩み始める。最北端までの道のりは果てしなく遠い。


途中見た景色、JUDOと書かれている





 もう島の中腹から10分は過ぎただろうか…



 なにやら川の水の雰囲気とちょっとした広場が見えてくる。私はどうやら島の最北端に到達したらしい。
 お洒落なレストランがあったので立ち寄ってアイスコーヒーを特注する。1500CFA(約300円)もしたがここは金を出し惜しみしている場合ではなかった。この先を続けるためには必要な出費だった…


注文したアイスコーヒー!








 通常は並みの旅行者ならここでほっとして終わるところであろうがこの「デューク東城」超八流のプロフェッショナルという異名は伊達ではない。更なる冒険を求めて南下を始める。





 今度は脇目も振らずに一直線に南へ進む!道は果てしなく続きどこが最南端なのかは「神のみぞ知る」といった趣を漂わせ始めてきている。




途中の景色









 時間ももう分からないぐらいになった20分後...ようやく最南端だ...



 しかし冒険はまだ続く。オーベルージュには戻らなければいけない。




 残る最後の気力を振り絞りさらにそこから10分...


オーベルージュ付近の景色
 







 「見慣れたオーベルージュだ…」

 自分の部屋に倒れこむようにして辿り着く。

 体力の泉は当に尽き果ててはいたが今の私には達成感と満足感に満ち溢れている。
 「単独の島の徒歩による一周..」これを成し遂げることのできる人間は稀有な存在だ。

 「トータル実質1時間に及ぶ大冒険」

 そしてこれをたった1人で成し遂げた自分への誇り…
 この経験を胸にこの先も旅を続けていけるだろう...




注:サンルイ島は東西に約500m、南北に約2000mという川の中州にある島です。
念の為...

 ここまで「謎の日常」の当時の記事より・・・


 当時の記事にこうしてただ写真を付け加えるだけでもかなりの変化が見れるだろう。

 ただそれだけで終わらせてはこのプロフェッショナルの名がすたる。

 ここは付録としてこの島一周以外に訪れた場所の写真を特別に付け加えようではないか・・・




付録の写真


 Pont Faidherbeから見た本島の街並




 Pont Faidherbeを渡った大陸側にある鉄道駅






 Pont Faidherbe上から


 Pont Faidherbeからみた本島の市街







Pont Geole上から


Pont Geoleを渡って






Pont Geoleの端っこは夜何も持たずに歩くと転落出来る設計になっている。


こんどは岬側




岬側にある海岸線。






Pont Mustapha Malick Gayeより





本島の市街
  

夜食べたゴージャスなレストラン、ピザに卵を載せたのはちょっとした失敗だった。
 

そして贅沢にアイスを二つ!




 こうしてさらに写真を付け加えてみると気付く事があるだろう。

 確かに島一周だけと考えると一時間ぐらい、そして当時「謎の日常」では一周だけしてきて帰ったかのような文章にしているが実はちょこちょこと他の場所にも寄り道をしていたという事実だ。


 「サン・ルイ・バックヤード」

 今回この記事をアップした事によって浮き彫りにされた当時の真実。


 私はプロフェッショナルとしてこう考えざるを得ないだろう。


 あの「偉業!サン・ルイ島一周!!」の記事・・・

 確かに記事内容に事実は含まれている物の・・・


 どう考えても明らかに捏造であったと・・・・






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