セネガル
2006.01.06(金)
セネガルの首都ダカール・・・
ナイロビ(ケニア)の玄関口とすればこの地は多くの旅行者にとって西アフリカの玄関口として知られている大都市だ。
このプロフェッショナルとしても旅行をして一年過ぎ、ようやく「西アフリカの入口」にその足跡をつけたということで感慨もひとしおだ。
泊まったホテルからの景色、トタン板全盛のアフリカで瓦屋根は珍しく感じていた。ちなみにここは2泊して動いた。
だがその感慨に浸っている間はこのプロフェッショナルには無い。
やるべき事はまだまだあるのだ。
その第一弾として観光とビザ取りを早速始める。
いつもの事だが「限りなく急いで限りなく待つ」それがアフリカ旅行のスタイルでここセネガルも例外ではない。
まだ「私のアフリカは終わってない」のだ。(←自分で書いていて言うのも何だがなんかカッコいい台詞だぞ!)
ダカールの昼と夜
真っ先に訪れたのはカボ・ベルデ大使館だ。
即日と一日待で倍違うボッタくりぶりを売りにするビザを当然一日待ちで申請する。今日が木曜日だから明日金曜日にゲットだ。もし今日が金曜ならこうもスマートにはいかないだろう、このあたりが私がプロフェショナル・ツーリストと言われる所以である。
これもまた無駄に自画自賛した所で次に訪れたのは郵便局だ。
郵便局
ギニア以降たまった郵便物を送るにはリライアブル(信頼出来る)な場所でなければならなかった。
西アフリカの玄関と言われるセネガルなら高確率で日本まで届くだろう。
値段を確認すると思いのほか高かったがそれは仕方のない事だ。
ただ荷物を送るのは後日だ。これからカボ・ベルデも訪れる、そのあとで送るのが効率的だ。
こうして矢継ぎ早に”やるべき事”を済ませてそのまま市内散策へ向かう。
”ダカールから”と考えると日帰りで行きたい場所はまだあるが今日の所は市内の中心部をコンパクトに見て周って街の中心部の概観を掴めば十分だろう。
街の中心にある独立広場
ダカール市街、右側の写真の奥はマルシェ(マーケット)
こちらはMarche Sandaga
海岸沿い、遠くにモスクが見える
以外に高層ビルが多い・・・とアフリカをずっと旅行していたなら感じるダカール。東京とは比べないで・・・
ヨーロッパの教会を全く知らなければ「凄い!」と思えるカテドラル
中はこんな感じ
ダカール市街
ダカール市街、左は独立広場に出る手前、右は独立広場に出てから
独立広場沿いの政府系のビル
真正面から撮らないのは他の国で写真で何回かつかまっているので政府系の建物を撮るときは用心していたので。
こちらも独立広場から
こちらも確か政府系だったような・・・
これは後ほどお世話になるローカルレストラン、?の看板に中々のセンスを感じる。
中心部と限定するとダカールはさほど広くない、時間が余っていたので日本大使館を訪れる事にする。
他の旅行者から聞いたところによるとこの大使館には旅人用の情報ノートがあるというのだ。
かなり感じの良い、とはいっても大都市特有のそっけなさも持つ大使館に入り情報ノートを読もうとすると視界に飛び込んでくるものがある。
『・・・!』
『こっこれはっ!』
そう、「GOLGO13単行本」だ!
全巻あるわけではないが旅行者が読むには十分すぎるほどの量がそこに・・・
『よしっ!』
いやしくもこのプロフェッショナル、「GOLCO31」を名乗る者としてこれは読まずにはいられないだろう。
そして14時から16時まで2時間バッチリゴルゴを読破して・・・
『情報ノートを見忘れた・・・』
『・・・』
『・・・・・・』
まあいいだろう、旅人の死命を制する情報ノートよりもゴルゴの方が大事だろう。
私は大使館を後にして宿に戻る。
夜は奮発してステーキだ。
これも「西アフリカの玄関口にたどりついたご褒美」だろう。
これがステーキ!ルンルンです。右は昼飲んだトニック、絵柄が可愛い
ようやくたどり着いた西アフリカの入口・・・
ゴルゴ13を読めるという特典までつくなんて・・・
そして私はプロフェッショナルとしてこう言いたい。
『ここを西アフリカの玄関とすると・・・』
『このデューク・東城、もう既に西アフリカ諸国の殆どを訪れてしまっていたので・・・・』
『私にとっては間違いなく”西アフリカの出口”という冴えない表現になってしまうだろうと・・・』
『・・・』
『・・・・・・』
『何か起こりそう感が台無しである・・・』