黄金都市(トンブクトゥ:マリ)

マリ



2005.11.20(土)

 トンブクトゥ・・・別名ティンブクトゥともいう・・・

 あっ!ここでミニ知識をひけらかすなんて俺ってエレガントだけじゃなくインテリっぽいぞ!

 となると繰り返してちょっとインテリさを印象づけてみて・・・

 トンブクトゥ、別名ティンブクトゥとも言われるこの砂漠のヘリの町・・・

トンブクトゥの入口




 市の中心部へ到着してまず気付いたのが町が砂に覆われていたことだった。

 30kgあるキャリーバック、引き摺る事も出来ずに持ち上げて少し離れた宿へと向かう。

タクシーランク



 町の中心に到着していながら宿が町外れになり、また明日出発なので戻ってここに戻ってこなければいけない。だが中心部には安宿がないのでこれはやむを得ない選択だろう。

こんな感じの道を歩いていた。


 
 中心部から少し外縁部に向かうと舗装路が見えてくる。私の目指す宿はこちらだ。

途中にあったスタジアム


スタジアムの外壁で・・・


ホテルはトンブクトゥ入口付近



 首尾よくチェックインしたらさっそく観光に向かう。またもう一度中心部に戻ることになるのだ。

 ただ今回は荷物は当然ない、小さなナップザック一つだ。これだけ身軽になれば下が多少砂地になった所で関係ないだろう。


 トンブクトゥ・・・

 ここはかつてのニジェール川交易のサハラ砂漠の南の終点でありかつては黄金都市と呼ばれていた町だ。

 ただ現在は砂漠に埋もれかかって活気のない町となっており、かつての繁栄の跡といったらモスクが3つに探検家などが住んでいた家ぐらいしかその名残を残すものはない。

 ようするにたいしことのない砂漠の町だ。

 西アフリカを旅する者なら当然名前は知っているが、大きく迂回するルートを採るので名前の有名さの割にはここを訪れようとする旅人は想像以上に少ない。

 このプロフェッショナルにしたところで”面倒だ”と思わずにはいられなかったが、それでも訪れたのは”歴史プレミアム(見た目は全くたいしたことがなくても過去に於いてすごい都市があったという思い入れ)”があったからに過ぎない。

 そしてこういう場所で一番大事『有名なトンブクトゥを訪れたんだぜ』と言える事だろう。

 そのためだけにここに来た・・・


 そうなれば少しはちゃんと見ておかないといけない。

 私は手っ取り早く見所のモスクを周る事にした。

 
サンコレ・モスク




シディ・ヤヒア・モスク
 


よくわからないペガサス?のモニュメント、あっ!馬に翼がついてないから違うか・・・



なんだったか忘れた・・・



そしてジンゲリベリ・モスク







 3か所のモスク、外から見ただけで終わらせても良かったが一つは中に入る事にした。

ジンゲリベリ・モスクの中
 

屋上に向かうところ
  

屋上にて





町の外は砂漠・・・
 




 『・・・』


 『・・・・・・』


 『う~ん・・・感想が特に何も出てこねえ・・・・』

 まあいい、とりあえずメインディッシュはいただきだ!

 後は明日のモプティ行の4WDの情報を調べつつぶらりと町中を観光する。


マルシェ



 こういった観光地で注意しなければいけないのは”物の相場”というヤツだ。たとえばコーラを一本買うとする。
 必ず数軒回って相場を掴まなければならない。特にトンブクトゥは観光地だ。
 
 一度隣り合う2件の商店で同じジュースの値段を聞いたら倍以上価格が違っていた。

 「黄金都市」と呼ばれるこの街では・・・
 今でも「黄金」を作り出そうとする腹黒い輩達が牙を研いで旅行者たちを待ちうけているのだ。

 用心に越したことはないだろう・・・・

 




 そんなこんなで市内をぶらりと観光したらもうトンブクトゥは私にとって十分になっていた。

 後は夜ホテルでも翌朝の出発を待つだけだった・・・

2005.11.21(日)

 出発の予定は07:00時、昨日の話だとホテルまでわざわざ迎えに来てくれるらしい。流石は世界遺産にも指定されている観光都市。このぐらいはサービスなのだろう。

泊まったホテルの裏側・・・



 そして7:00時を一時間過ぎた頃・・・

 4WDが来ないので諦める・・・


 『やっぱりここもアフリカか・・・』

今度はホテルの前の景色



 私は一度町の中心部に出て今日のモプティ行きを探すことにした。

 中心部で聞き込むと出発が13:00時のがあるという、これもホテルまで出迎えてくれるらしい。

 昨日聞き込んだ情報が完全に空振りにされていたので念を入れてどの4WDかも確認する。

 「ドライバーはこいつだ」という紹介も受ける。

 たかだか都市間の移動にここまで念を入れる必要があるかどうか知らないがここまで確認しておけばばっちりだろう。

 時間的に余裕が出来たので昨日見なかった場所を残っている時間で散策することにした。

左はMuniciple Museumの入口、右はDW Berky’s House
 

左はBibliotique des Manuscript、右はRene Caille’s House
 

マルシェとその付近




町中の景色


またサンコレ・モスク


モニュメントのあるMonument des Martrys


これは町の景色




Oscar Lenz’s House


そして英カトリック教会
 

 Centre des Recheche’s Historique



 思わぬ時間が出来、散策も上機嫌だ。後はホテルで4WDを待つばかり。

 ちょっとうとうとし始めたころ4WDが迎えに来る。

 今度は予定通り、念には念を入れて確認した結果だ。



 そして到着した私が乗る4WDは・・・・



 『車もドライバーも確認したのと全く別人だった!』



 『・・・』


 『・・・・・・』



 このドライバーから話を聞くと状況証拠から言ってこの4WDは間違いなく私が乗る4WDとはわかったが・・・



 ここはプロフェッショナルとしてちょっと首をかしげざるを得ないだろう。


 『アフリカで確認って意味があるのか?』


 と・・・・








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