アクラだけに・・・(アクラ:ガーナ)

ガーナ




2010.10.25(火)-31(月)

 アクラでは想像以上にやる事が多かった・・・

 この先、コートジボアールからブルキナファソに抜けるか?それともコートジボアールから一度ガーナに戻ってブルキナファソに抜けるか?

 まず「コートジボアールに行って大丈夫なのか?」から調べ始めなければいけない。

 そして私のこの後のルートはコートジ(もしくはガーナ)→ブルキナファソ→ニジェール→マリ→ギニア経由でリベリア→シエラレオネの予定だ。

 そうなってくるとこのルート上でリベリア、シエラレオネのビザがとれるのはこのガーナだけ。ここで入手していかなければならなかったのだ。


なんとなしに撮影・・・



日本大使館付近の郊外から、日本では珍しくもなんともない立体交差している道路が綺麗に見えるようになっていたのは「アフリカ・アイ」の為せる仕業か?





 英語圏である事も手伝って作業は順調に進んでいく





最初に泊まったホテルから撮影したアクラの景観。


そして夜景




 最初に恐れていたのはコートジボアールに行けないという結末だった。

 だが、バスターミナルに行くとダイレクトの大型バスが休まずに運行しているという。

 これならば少なくともアビジャンまでは問題なさそうだ・・・





なんか忘れたが立派な建物と教会
 


中央の建物が中国風




 シエラレオネのビザは多少手間取った・・・

 発給日から一カ月ビザしか取得できないのならあまり意味が無い、グルッと周ってシエラレオネに入る頃に期限切れと言うリスクが付き纏うからだ。

 そこで3カ月ビザを取得しようとしたらそれは無いという。

 私は交渉に交渉を重ね、そして領事館のスタッフの行為もあって12月末日まで期限が延長された物が取得できた。

 思わぬラッキーだ。



これもアクラ郊外、道が整備されていて綺麗



まるで先進国見たい・・・


気持ちの良い郊外の道路、移動はもちろん徒歩・・・


ビルもそれなりに近代的





 リベリアビザは多少厄介だった。

 取得しに行ったのが金曜、不思議だったのは自薦の推薦状の提出。

 ビザを取得するのに今までも・・・そしてこれからも・・・おそらくこんな物はもう2度と書かないだろう。

 それに取得しに行ったのが金曜日だったのがまずかった。

 『早く出せないか?』

 と聞くと2日かかるのが通例だという。

 だが、そこはアフリカだ。

 「お金を払うなら直ぐに出すわよ」

 スタッフの提示する金額は20ドル、50ドルのビザにこの上澄みはちょっと多い、値切るように聞いてくれと頼むと結構すんなりと伝えてくれる。

 だが

 「残念ねぇ、大使は20ドルか?待つか?どちらかしかないって言っているわよ」

 と・・・

 明らかに違法な賄賂を請求する方も請求する方だがそれを値切る方も値切る方かもしれない。

 だが・・・

 私はアクラの滞在にちょっと飽きていたので週明けを待つ気は無かった・・・

 20ドルという高額な賄賂請求を呑み、即時発給に切り替える。

 今回はレシート無しだ!(正規のビザ代のレシートは貰ってます)


マーケットエリア、パラソルがこの国の暑さを物語る。


有名なンクルマ・サークル付近にて


左はバスターミナル
 

食事をしたレストランから・・・



 
 それとガーナと言ったら日本で有名なのはチョコレートだ。一度はトライしてみようと屋台で買った現地産の安チョコ(10円ぐらい)は買った時から溶けていたのでまずかったのはいただけない。

 まあキリマンジャロで一番うまいコーヒーは現地人に言わせるとネスカフェの粉末というように貧しい国でクオリティーの高い原産物はほとんど輸出用に回されるだろうから現地で現地の良い物をというと”そもそも屋台のキオスクで購入する”という選択肢が間違えているのだが・・・


 それとは別にアクラのネットカフェは快適だった。

 安い値段でCDも焼けた。おかげで今まで溜まっていた写真もCD化する事が出来て一安心だった。


国立博物館


おそらく政府関係の建物だったような・・・


こうやってみるとビルが多そう・・・


街の景観の一部



 アクラでは一度強盗につけ狙われる。

 日曜日に宿を出て独立広場に向かう途中で不自然に話しかけてきたやつがいた。

 そいつが私の行き先を聞いてくるので『道もわかっているからいいよ』と断ると、その後しばらくつけていたのだ・・・

 『2人?3人?』

 私に話しかけてきたやつとおそらくその仲間・・・

 どうするか・・・

強盗につけられて巻いている途中で撮影。右側の門の瓦が中国、日本風



 市の中心のマーケット付近で屋台のおじさんが注意してくる

 「おい、あんた強盗につけられているぜ、悪い事言わないでタクシーでホテルに戻りなよ」

 『つけられているのは分かっているけど・・・2人?それとも3人かい?』

 「3人だ・・・」

 丁寧にも教えてくれる。

 だが・・・

 コイツもグルという可能性は疑うべきだろう。

 『この世界では信用し過ぎる奴は生き残れない仕組みになっている・・・』

 ツーリストの鉄則だ。

 『3人か、分かったよサンキュー!じゃあ近くのタクシーランクでタクシーを拾う事にするよ・・・』

 そして彼の屋台から見えなくなる路地で曲がった後、大回りして独立広場を目指す。
 


独立広場


閲兵場



 大分大回りしたお陰か?私をつけてきた物達をうまくまけたようだ。あたりに人影も見られない・・・


凱旋門


そういやガーナってどこかに凱旋してたっけ?独立記念門なのかな?


モニュメント




 しかし、あたりに人影が全くないって事は襲われたらアウトだろう。

 また市中へ戻る事にした・・・



噴水の周りが結構オシャレ~


左側の邸宅が立派




 所でアクラは日本人には結構評判の良い街だ・・・


要塞へ向かう道で


灯台


タウンホール





 久しぶりの英語圏でほっとするし、音楽好きならジャンべ(西アフリカの太鼓)を習ったりしている者もいる。政情も他に比べたら安定している方だ。
 それに快適なネットカフェもある・・・、ちょっと落ち着くには格好の場所の筈だ・・・



海を眺めて・・・


郵便局付近、なんでこんな撮り方したかは不明





 だが・・・行動は楽だし、やらなければいけない事もスムーズに済んだのに・・・

 そして滞在日数も多く、見所もきちんと周っているのに

 私はどうもアクラを好きにはなれなかった・・・




鉄道駅、デザイン的には古風で好き





 何故だかと聞かれても明確な答えは出ない。

 ただ、この時の沈んだ気分はこう表現することが出来るだろう・・・



 『アクラだけに・・・』

 
 『あー暗かった』


 と・・・



コーラ以外で飲んだジュース、左はトニックかと思って間違って買った単なる炭酸水、右はシトロン
 









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