ネパール
カトマンズ
基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)
2.人口:2,870万人(2018年,アジア開発銀行)
3.首都:カトマンズ
4.民族:パルバテ・ヒンドゥー,マガル,タルー,タマン,ネワール等
5.言語:ネパール語
6.宗教:ヒンドゥー教徒(81.3%),仏教徒(9.0%),イスラム教徒(4.4%)他
7.通貨:ネパールルピー 1Rs=100P(パイサ) 1Rs≒2円で計算。
※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2020.10.30です。
2007.05.19(土)
ナガルコットからカトマンズへサクという街を経由する。
バスは変わらないままだったが、まずサクまで30ルピーを支払い、そこからカトマンズまでさらに20ルピーを支払うという2度払いだ。一括払いにすると管理しきれないからだろうが、ダイレクトに行く者にとっては少々面倒だ。
14:00時、カトマンズに到着。
ホテル・ラッキー・スターにまた戻る。
到着したカトマンズ市内
ナガルコットから一緒だった2人の日本人旅行者とモモを食べ、別れてネットカフェでしばし引き篭る。
夕方になり、また動き始める事にしてネットカフェからダルバール広場へ向かう。
カトマンズ市内
ダルバール広場
これまでパタン、バクタプル、ナガルコットと3ヶ所の名所を終了していたが世界遺産のカトマンズ盆地はまだまだ終わらない。
その一つスワヤンブナートへ向かい、入場料の100ルピーを支払う。
チケットは1週間有効だが、飽き性の私だ。この先ここを訪れる事は無いだろう。
1回20ルピーとかにしてくれた方が余程良いのに。と、心の中でセコい愚痴を唱えながら中へ入る。
スワヤンブナート
スワヤンブナートはネパール最古の仏教寺院と言われる。
ただ、お目当ては寺院以上に景観だ。夕方までわざわざ粘ったのも夕景から夜景が見たかったからだ。
カトマンズ市内が一望出来る。
一度景観を楽しんでから寺院周辺をブラブラする。
見所がタイアップしてるので何もない展望台とは違って夜までの待ち時間も簡単に潰せる。
スワヤンブナート
雲の多さから沈む夕日は少し残念だった。
それでも夜景に望みを賭け、日が暮れ果てるまで粘る。
夜景
悪くは無いけど微妙だった・・・
19:30時まで残り、これ以上は良くならないと自分なりに納得して街へ戻る。
古都というレストランで照り焼き定食を食べ、ネットカフェで2時間ほど過ごし宿に着いたのは23時頃だった。
古都の照り焼き定食
2007.05.20(日)
朝起きてトム&ジェリーを視聴。
セリフの無いアニメなのでどの国で見ても内容が分かるのが癒しだった。
11:30時、ホテルで朝食。
支払いは出来る時に済ませたいのに、ネパールではチェックアウト時にまとめ払いなので不安は拭えない。
宿からの景色
15:30時
ネットカフェに行ってからミニバスでボダナートヘ向かう。
ここも今日しか来ないのにまた1週間有効のチケットを100ルピー払い中に入る
ボダナート
ここはカトマンズの7km東に位置し、ネパール最大のストゥーパ(仏塔)のある場所だ。
ボタナート
30分を程見て回り、また次の目的地であるパシュパティーナートへ向かう。
パシュパティーナート
ここはネパール最大のヒンドゥー寺院で火葬場のある場所だ。
入場料は当日のみで250ルピー、記録更新している割には敷地にこそ入れるものの寺院には入れないといった敷居の高さだ。
そして鬱陶しいガイドが、この料金をさらに高く感じさせた。
パシュパティーナート
火葬場
夕暮れの18:00時までここに残りミニバスで市内へ戻る。
夜はロータス・カフェで日本風カツカレーを食べてから床屋で髪を切る。
ロータス・カフェ
シャンプー付きで80ルピーでお願いしているのに頼んでも居ないヘアマッサージをして支払い時にその分を払えと言ってくる。
当然その分は払わなかったが、時折見かけるこうしたインドっぽさで、この国を好きになりきれなかった。
2007.05.21(月)
今日はカトマンズで過ごす最後の日、ただ立ち上がりは遅く、宿を出たのは昼前だ。
遅い朝食を摂りアティティ・ツアーへ向かう。
ホテルの朝食
そしてそこから高さ約62mのビムセンタワー(ダラハラ塔)へ向かう。
中段左と下段右:ビムセンタワー
ただ、昼は登らない。値段を確認しただけだ。
カトマンズのラスト・ナイトはこの高い塔から夕方から夜景までを楽しむつもりだった。
ビムセンタワー、カスタードプリンにアイスコーヒー
一度またアティティ・ツアーズに戻る。
そこに来ていた日本人旅行者と歓談しながら2時間ほど過ごし、また街中へと向かう。
何度か見ていたが、街の中心ダルバール広場を見納めしたかった。
ダルバール広場
ダルバール広場は何度見ても飽きる事は無かった。
ただ夜ライトアップされていて綺麗とガイドブックに載っていたが。そんなことはついぞなかったのが画竜点睛を欠いた所だったのだろうか?
少しネットをしてから古本屋に行き、ブータンとミャンマーの歩き方を購入。
この後直ぐに訪れる訳ではないが予め調べておこうと思ったからだ。
19:00時、ビムセンタワーを訪れる。
パシュパティーナートの250ルピーを更新する299ルピー
これなら300で良いんじゃないかと思いつつ、支払って塔を登る。
カトマンズ盆地の見所はまだまだあるが、私にとってはここがラストだ。
最高値の入場料はそのフィナーレに相応しい物だろう。
ビムセンタワーから
そしてその景色は残念だった・・・
夜はアティティ・ツアーズで知り合った日本人旅行者と一太で焼肉定食。またしても日本風食事を楽しんだ。
2007.05.22(火)
08:00時、チェックアウト
支払いの際、朝食代5ルピー分齟齬があり、少し揉める。
だからその都度払いが良いのにと思いつつ、予定代金を支払って後にする。
さらに空港までのタクシーも150で交渉して降りる時に200!と請求してくる。
流石に腹が立ち、説教して最初の料金だけしか払わなかったが、隣国だけあり時折顔を見せるインド風のテイストは最後の最後まで私をうんざりとさせていた。
そして漸くこれで終わりだと空港でチェックインしたら、エアポートタックスの1695ルピー(約3400円)に止めを刺される。
個人のボッタクリには何とか抵抗出来ても公定のボッタクリには抗えない。
結局この国との対戦は私の敗北だろう。
空港
12:30時離陸
機内から
山の頂か少し見えて満足
ネパールの首都カトマンズ、それを含むカトマンズ盆地。
人はともかく、ここの名所の全ては十分に私を満足させてくれるものだった。
その見所を無作為に、ある場所をA地点、別の場所をB地点とするならば、私はこの盆地に対して
『A地点からB地点まで行く間に既に恋していた』
と、言って良いだろう。
これほど私を楽しませてくれた盆地はかつてあっただろうか?
ブータンこそ行けなかったが、南アジアのラストがこれなら大満足だ。
この気持ちを味合わせてくれたカトマンズ盆地は、盆地の中の盆地といっても過言ではないだろう。
感謝の気持ちを込め、この盆地をこう呼ぼう!
『ザ・盆地』
と・・・