大隅半島最南端行(鹿児島ー曽於:鹿児島)

鹿児島市→曽於


2024.06.18(火)

07:30 目が覚める。
 天気予報では小雨ぐらいは降りそうだが昨日程酷くないらしい。
 リミットのある旅行なので出発は必須だったが、観光に支障は無さそうでホッとする。

08:00 朝食ビュッフェ。
 昨日の感触で、食べ過ぎないように効率的に選んだつもりだったが、それでも食べ過ぎた。

09:30 出発。
 良いホテルなのでチェックアウト間際まで居たかったが、そうも言っていられない。
 湾沿いに進み、九州最南端の佐多岬まで観光して東海岸側を北上する予定だ。
 薩摩半島よりも大隅半島はさらに広いに、桜島もまだだ。
 時間がかかりそうだった。 

朝食、お皿に乗っている以外にも当然食べている。部屋もロケーションも何の不満も無い。

10:46 鹿児島市から国道10号を北上し、大隅半島側へと移動。
 上野原縄文の森へ到着。
 佐賀の吉野ケ里(先日の記事「胸のつかえ(白石:佐賀→鹿本:熊本)」を参照)が良かったので同様に期待したが、弥生と縄文の違いなのか?
 それとも復元の違いなのか?
 広大な敷地に展示館と少しの竪穴式があるだけで、見所は少ない。
11:10 そうそうと切り上げる。

上野原縄文の森


11:32 国道220を南下、坂元のくろず情報館壺畑」に到着。
 ガイドブックで見た壺畑は実物も圧巻だ。
 見学無料なので何か土産でもと思ったが黒酢は未体験。
 店員に「俗にいう黒酢はどれ?」と聞き、一番小さい「黒酢の小(378円)」を買う。
 この旅行初めてのお土産だ。
11:45 出発。

坂元のくろず「情報館壺畑」


12:00 道の駅たるみず湯っ足り館
 足湯があったが入らず。
 桜島は間近。

道の駅たるみず湯っ足り館


12:24 国道224号に入り、桜島へ。
 有村溶岩展望所に到着。
 遊歩道のある広い敷地内を歩く。
12:40 早足で見学を終え出発。 

有村溶岩展望所


12:56 赤水展望広場
 桜島の北岳、中岳、南岳を正面から見れる広場だ。
 そもそも桜島が三つの岳に分かれているなんて今日初めて知った事ではあったが・・・
 他に2004年に長渕剛氏がオールナイトで行ったコンサートの記念モニュメントもある。
 「叫びの肖像」と呼ばれ50tの溶岩で制作されて圧巻ではあるものの、ムンクの叫びの二番煎じの様に感じて気分は上がらない。

赤水展望広場、ズームは鹿児島県庁


13:11 やや内陸側の桜島展望道路に入り、湯之平展望所
 北岳の4合目、標高373mからの景色は抜群だ。
 鹿児島市の夜景をここから眺められれば良かったと思わせる程だった。

湯之平展望所

鹿児島湾(錦江湾)を挟んで鹿児島市が良く見える。

上段左:鹿児島県庁、右:かごしま水族館。中段左:城山ホテル、右:観覧車アミュラン。
下段はズームを抑えた左:鹿児島市中心部、右:城山公園付近


13:20 景色を充分に楽しみ湯之平展望所を出発。
13:33 海岸沿いに出て、桜島ビジターセンターへ。
 直ぐ近場に溶岩なぎさ遊歩道(袴腰烏島溶岩探勝路)があり、折角なので少し歩く。
 先ほどの湯之平展望所よりはやや劣るがここからの景色も十分に良かった。

上段:桜島ビジターセンター溶岩なぎさ遊歩道(袴腰烏島溶岩探勝路)、下段右は足湯

中段左:城山ホテル、右:鹿児島県庁。下段左ぢゃんぼ餅平田屋付近(自信無し)

上段:観覧車アミュラン。下段:桜島フェリーターミナル


13:40 島のメインが終ったので、復路は北側の県道を走り一周して抜ける事にする。

14:22 途中の黒神埋没鳥居に立ち寄る
 大正三年の大噴火で火山灰で埋め尽くされた場所だ。
 高さ3mの鳥居の上部だけ埋もれずに残されているのが災害のひどさを物語っている。
 こんな災害のあった場所でも、人が戻って住み続けるというのは不思議だ。
 これまで世界各国を周り「こんな所に人が住むのか?」と感じた事は何度もある。
 土地と人には目に見えない結びつきがあるのだろうか?
 ぼんやりと考えたが、特に答えは出ないし出そうとも思わなかった。
 
黒神埋没鳥居


1994年に自転車で訪れた桜島、記憶から欠落していたが湯之平展望所もしっかり観光していた。


14:46 国道220号に戻って大隅半島に入り、ENEOS垂水(173円/l)で11l給油(1903円)。
 前回から146km走行。

15:22 国道269に入り、神徳稲荷神社に到着。
 硝子の鳥居が有名で、これまで見た事がなかったので是非にと訪れてみた。
 映える鳥居ではあったが、朴念仁には「ガラスだぁ~」以上の感想は出なかった

神徳稲荷神社


15:55 国道269を南下、城ケ崎展望所へ立ち寄る。
 開聞岳と桜島が眺められる良スポットだ。

城ケ崎展望所、開聞岳メインで撮影。

中段右はズームで撮影した桜島。他は開聞岳


16:24 やや内陸に入り、パノラマパーク西原台へ向かう。
 入口が分かり辛く、ようやくたどり着いたら通行止め(昨年の台風の影響で林道の一部が崩落していたらしい)で進めず。
 大隅半島でも有数なビュースポットとるるぶに書かれていただけに残念だ。
16:38 道の駅ねじめへ。

パノラマパーク西原台通行止め。中下段:道の駅ねじめ


17:43 佐多岬公園駐車場に到着。
 観光案内所は17時まででもう閉まっていた。
 パノラマパーク西原台が観光出来ていたらもっと遅い時間での到着だったので、ある意味ラッキーだ。
 岬まで歩いて15分程度らしいので日没まで十分戻ってこれるだろう。
 駐車場には私の他にもう一台。
 と、思ったらすぐに居なくなる。
 従業員の車だったらしい。

佐多岬

佐多岬にある御崎神社


17:40 誰も居ない遊歩道を進み佐多岬展望台へ。
 眺めを独り占めして九州最南端到達の感慨に耽る。

佐多岬展望台

中段左は薩摩半島の開聞岳、下段は駐車場をズームして。

佐多岬灯台は陸路で繋がっていない。


 夕方過ぎだから人が居ないのか?
 それとも大隅半島が寂れてて人が居ないのか?
 薩摩半島と比べると、南アフリカ共和国の世界的に有名な喜望峰と最南端なのに余り人に知られず訪れる人も少ないケープ・アグラスとの関係性に似た物を感じてしまう。

18:00 佐多岬は想像以上に楽しかったが、日はどんどん暮れていく。
 駐車場へと戻ることにした。

佐多岬灯台守の官舎跡地


18:05 途中子供のイノシシが急に目の前を横切りハッとする。
 親が近くに居ないのは幸いだ。
 それにちょっと奥の観光地に行く時は熊除け鈴を腰につけるのだが、到着が遅く急いだこともあり車内に置き去りだった。

佐多岬から戻る道路。

因みに駐車場からトンネルをくぐって佐多岬へ行く。

写真のサバスはコンビニの無料引換券で引き換えた物。他にも色々引き換えていて、今回の旅行で小腹を満たすのに大活躍だった。

18:20 出発。
 なるべく半島の東側を進もうと模索する。
19:13 ロマンの地佐多岬 外之浦休憩所へ。
 不思議な景色に思わず立ち寄ったが、これはこれでちょっとしたホラーだ。

ロマンの地佐多岬 外之浦休憩所


1994年の佐多岬と大隅半島。当時は有料道路で自転車では入れず、バスを待ち岬まで行った。


 海岸沿いから北に抜ける道を何個か試したが上手く見つけられず。
 工事や通行止めに加えて日没も過ぎたので東海岸沿いでの北上を諦める。

21:29 ローソン曽於(626円)で夕食。
22:40 道の駅くにの松原おおさきで車中泊とする。

ローソン曽於


1994年は大隅半島のどこかの道沿いにテント泊、夜自転車を漕いでいると猿が横の木を渡っていた。
他の写真は多分大隅半島だと思うが何処かは不明。



 本日の出費は2907円
 九州最南端を終え、旅行は帰路と変わっていた






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