自由の死神(テヘラン:イラン)

イラン

エスファハーン→テヘラン(鉄道)

基礎データ(2018外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:1,648,195平方キロメートル(日本の約4.4倍)
2.人口:8,000万人(2016年,世界人口白書2016)
3.首都:テヘラン(約800万人)
4.民族:ペルシャ人(他にアゼリ系トルコ人,クルド人,アラブ人等)
5.言語:ペルシャ語,トルコ語,クルド語等
6.宗教:イスラム教(主にシーア派),他にキリスト教,ユダヤ教,ゾロアスター教等
7.通貨:イランリヤル(IRR) 1IRR=100ディナール。10000IRR≒140円で計算。

※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2021.11.23です。


2007.09.29(土)

 夜行列車は出発後は順調で06:30時にテヘランに到着。
 直ぐにバスが見つかり市内に出る。

 列車が予定通り21:30時発なら04:30時に到着して駅で止まる羽目になっていたので、2時間遅れの出発がこうなると有難い。

 今回はレイと一緒なので、日本人に有名なメフルゲストハウスに宿泊を決める。
 トイレ・シャワー共同のシングルが80000IRR(約1120円)
 1月に聞いた時は50000IRR(約700円)だったのにインフレなのか?
 世知辛い世の中だ。

テヘラン駅


 宿を出てバスターミナルに次の目的地へのチケットを買いに行く途中、ちょっとした軍事関連の展示会場が目に入る。
 
軍事の展示会?


 イラン軍に興味が別にないが、簡単に見れるなら逃す手は無い。
 入場料もフリーだ。
 中に入って適当に歩き回る。

展示会

戦車や勇ましいポスター、イスラエル国旗が燃やされている。軍人たちが一緒に撮影してくれた。


 ちょっとした時間潰しを楽しく終え、市バスでテルミナーレ・ガルブ(西バスターミナル)へ行く。
 そこで国境街アスターラ行のチケットを30000IRR(約420円)で購入、朝食を摂る
 
テルミナーレ・ガルブと昼食。日記にはオムレツと書かれていた物、本当かどうか疑問が残る。


 またバスで市内に戻り、前回未訪問の国立博物館とガラス陶磁器博物館を訪問する。
 これはセットで無料だった。

国立博物館


 敷地内を少し歩いてガラス陶磁器博物館へ。

ガラス陶磁器博物館


 結構楽しめたのに無料は何か悪い気がしてしまい、折角だから寄付のつもりでパンフレットを購入。
 5000IRR(約70円)なので、むしろ損をさせているのかもしれなかった。

道中見かけた壁絵に看板。絵が特徴的。


 朝から一気に色々とやっていたので14時にホテルに戻って18時まで寝てしまう。
 
小切手、上:200万レアル(約2万8千円)、下:50万レアル(約7千円)。


 夜、ネットをやりに前回宿泊したホテル・フィールーゼを訪ねる。
 オーナーのムサビ氏が私を覚えていてくれたのが嬉しい。

 宿に戻った23時、一旦エスファハーンで別れていたロハスの大学生2名と合流。
 先の行程がある程度被るので予定通りとはいえ、気の合った友人との再会は何時でも楽しい物だ・・・


2007.09.30(日)

 テヘランでもエスファハーン同様のんびりするつもりだった。
 朝10:30時にブランチを摂り、一応街中に出る
  
 夜景を撮るのにちょっと良い三脚が欲しくなり、これならと11万リアル(約1500円)で購入。

朝食は5USD(約600円)、上段右はポスト。中段右と下段の両端はカメラ屋と三脚 


  後はまったりと過ごし、深夜0時過ぎから3時頃までカフカスを抜けてイランに来た日本人旅行者と情報交換しながら話し込む。

2007.10.01(月)

 今日の夜で出発
 そうは言っても日中特別にやることは無い。
 朝食を摂ってからグダグダとのんびり過ごす。

右は前回止まったホテル・フィールーゼのある路地


 14時、ようやくチェックアウト

 他の日本人旅行者と連れ立って前回も訪れた宝石博物館を見学する。
 館内の写真撮影は禁止だが、前回既にガイドブックを買っていたので気にする事も無い。
 眺めて楽しむ。

 見学が終わったら後は市内散策だ。
 
テヘラン市内

楽しげな壁絵にぬいぐるみ(お菓子?)の陳列。最下段左はナゴルノ・カラバフの「我らの山」?

食料品売場、日本の調味料に目が行くが購入せず。


 前回訪れてたがもう一度じっくり眺めたい場所があった

 旧アメリカ大使館だ。

旧米大使館、1979年「アメリカ大使館人質事件」の舞台。建物は現在は専門学校だそう。

イラン人の心情としたらアメリカをこう見るのは分からなくもない。自由の死神は印象的


 こういった物を眺めると何とも言えない気持ちになる。

 イランの置かれた国際情勢からアメリカの自由の象徴である女神も、彼らにとっては死神だ。
 世界は善悪では図れず、それぞれの立場でそれぞれの正義がある。
 決して単純ではない

 一つの国に留まっていては中々気付くのは難しいだろう。
 異なる国に行き、異なる視点から物を眺める、だからこそ旅は楽しいのだ。

 そして旅人は何時だってその国に無関係で無関心な野次馬に過ぎない・・・

 2度目のテヘランはこれでもう十分だった・・・
 

 メトロで一旦荷物を預けている宿に戻る。
 距離はワントリップ分だが、チケットの最少単位が2区画分なので余分な購入だ。
 2000リアルなので、損は1000リアル(約14円)というのが救いだった。

 夕食を摂ってからフィールーゼへ行き別れの挨拶をする。

 そして余りの1区画分のメトロのチケットを使い、市バスに乗り換えてテルミナーレ・ガルブへ向かう

メトロとフィールーゼのオーナーとツーショット。下段左はメトロのホームから、右はガルブ


 ようやく出発だと思ってから、バスは周辺をクルクルと周り中々出発しない。
 乗客が満杯にならない限り出発しないアフリカン・スタンダードなスタイルだ。

 集客を終え、やっとテヘランから完全に出発したのはテルミナーレ・ガルブを出てから1時間も経ってからだった。


2007.10.02(火)

 朝7時に国境街のアスタラに到着、タクシーに乗り換えて国境に向かう。

アスタラ、国境付近で青いリュックの男は同行のレイ


 08:00時、出国。
 2度目のイランを後にした。


※テヘランの当時の過去記事は下記を参照
 「謎の日常」「セカンド・ミッション+1」の「イランの本気・・・(テヘラン:イラン)」「第3段階突入(アースターラー:イラン)」を参照






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