ネパール
カトマンズ
基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)
2.人口:2,870万人(2018年,アジア開発銀行)
3.首都:カトマンズ
4.民族:パルバテ・ヒンドゥー,マガル,タルー,タマン,ネワール等
5.言語:ネパール語
6.宗教:ヒンドゥー教徒(81.3%),仏教徒(9.0%),イスラム教徒(4.4%)他
7.通貨:ネパールルピー 1Rs=100P(パイサ) 1Rs≒2円で計算。
※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2020.10.27です。
2007.05.17(木)
朝食は英国風のセット
BF
ネットカフェへ向かう。
30分で15ルピー、1時間だと20ルピーなのでちょっと損した気分になる。
タメル地区
この先の進路をどうするか、お馴染みのアティティ・ツアーズで相談する。
アティティ・ツアーズ
そして結論が出る。
『セカンド・ミッションはここで終わりだ・・・』
と・・・
最初は隣国の幸福度世界一と言われるブータンを考えていた。
ただこの国は半鎖国状態で訪問はツアー限定、さらに旅行者は1日200ドル消費しなければいけないという縛りもある。
ここからなら確かに陸路ツアーで入れるし、日本帰国後再訪するより安くなるかも知れない。
ただこれまであくまでも個人旅行の範疇で続けてきたので、ツアー限定というのが引っ掛かる。
そしてそれとはまた別に中央アジアが気になっていた。
このまま東南アジア方面を攻め、蚊取り線香の様に中国からまたシルクロードを目指す手もあったが、寄りたい地域や国を考えると一旦日本へ帰国してそこから一気に訪れた方が効率的だ。
ファースト・ミッションで分かった事は、旅をし続ける事は可能だし別段問題も無い。
ただ私の価値観の中に「無帰国」はそれほど大きな意味はもたない。
予算と効率、「日本経由」が最適解ならそれが回答だ。
幸い日本までのチケットに未訪問の香港がトランジットで付けられる。
これで一旦戻り、今度はシルクロードルートでアジア横断をすれば良いだろう。
そこでお金を払いチケットを手配する。
もうこれで決定だ。
夕食は「故郷」という日本食レストランで「トンカツ定食」
これまで海外で食べる日本食は大抵の国で極端に高くなるので、あまり行く気になれなかったがネパールはこの国の物価からすれば高くても日本並みの値段でそれなりの物が食べれるのでついつい行きたくなっていた。
故郷のトンカツ定食
出発の日が決まった事で今後は計画的に動かなければいけない。
明日は早速プチトリップをする事を決定した。
2007.05.18(金)
09:00時、ここから一泊旅行に出るので荷物を預けてホテルをチェックアウト。
09:30時、一人でちょっと良さげなホテル・マンダップのレストランへ行き朝食を摂る。
180ルピーにタックスにチップで計224(約450円)ルピーはこの国の物価からは明かに高い食事だ。
それでも日本円で500円以下、この位の贅沢は許されても良いだろう。
ホテル・マンダップ
11:00時、カトマンズを出発。
雨だ。
カトマンズのバス・ターミナル
30分ほどで最初の目的地、古都バクタプルに到着。
先ほどの雨も落ち着いて、パラついている物の傘をさすほどではない。
入場料の10ドル(約1200円)支払ってライオン・ゲートをくぐると、先に訪れたパタンと同様、中世の香りが漂ってくる。
バクタプル
ネワール彫刻による装飾
バクタプルは小さな街だ。
直ぐにメインの見所であるダルバール広場とそれにほど近いトウマディー広場に到着、カトマンズ盆地にある寺院で高さ30mあるニャタポラ寺院の階段を登り、街を眺める。
トウマディー広場にあるバイラブナート寺院と5重の塔のニャタポラ寺院
ダルバール広場 右:ゴールデンゲート
一旦ゲートを抜け、街を出てからまた戻る。
バクタプル市街
トウマディー広場へ
タチュパル広場とダットラヤ寺院
孔雀の窓
パタンとは少し趣は異なる物の、ここはここで雰囲気もあり十分に見応えもある。
14:00時
1時間半ほど街並を楽しみ次の目的地、ナガルコット行へのバス停へ向かう。
郊外のバス停へ
実際18ルピーのバス代を何故か最初25と言ってきて、20支払うとこちらが言うまでお釣りを渡そうとしないのは、ここも観光地化して擦れてしまっているのだろうか?
折角の古都の趣に浸っていたいのにその気分も台無しだ。
ナガルコット行のバス
ナガルコットはカトマンズの東25km程度に位置し、ヒマラヤの展望台として知られる場所だ。
ポカラの敵討ち訳では無いが、時間が許すなら訪れたいと思っていた。
ナガルコットへ
16:00時
素晴らしい景観の山道を抜け、目的地のナガルコットへ到着。
ナガルコット
日本人女性とネパール人の夫により、4年前にオープンした新しい「雲海リゾートホテル」へ向かう途中、合流を約束していたヤジさん、サワさんと再会。
チェックインしてから三人でビュー・タワーへ向かう
雲海リゾートからビュー・タワーへ
ビュー・タワーというカッコいい名称と釣り合わないレトロさ
ビュー・タワーからの展望
18:00時、日没まで粘ってから撤退。
ビュー・タワーで知り合ったインド人が我々を送ってくれた。
夕食は店主がとんねるずの木梨憲武氏に似ている事から「憲武珈琲店」と命名されたバックパッカーに有名なカフェで頂く。
カレー皿で出てくる親子丼は美味しかった。
ビュー・タワー、憲武珈琲店。カトマンズの夜景
夜はホテルで知り合った他の2人の日本人旅行者も交えて談笑する。
その内の一人が写真をCDに焼いてくれて感謝の一日だった。
2007.05.19(土)
05:30時
日の出に合わせて起床。
断崖絶壁にあり、展望の良い雲海リゾートからヒマラヤの朝日を眺めようとしたが生憎の雨、というよりも濃霧に阻まれ視界に入るのは雲ばかり
すこし粘ったが直ぐに断念して2度寝する。
雲海リゾートから。
07:00時、朝食を摂りさらにダラダラと過ごす。
11:00時、この頃になると空は晴れ、雲は山にかかっている物の良い展望となる。
ヤジさん、サワさんはまだここに宿泊するので別れを告げて先にチェックアウトした。
雲海リゾートから
11:30時、昨日知り合った二人と一緒にバスでカトマンズへ出発。
バクタプルは良かったし、完璧とまではいかないが、ナガルコットも十分満足する物だった・・・
当時の記事は「謎の日常」の「ヒマラヤ展望(ナガルコット:ネパール)」を参照