彼方、ヒマラヤを望みに(ポカラ:ネパール)

ネパール

ヴァーラーナシー(インド)→ポカラ(ネパール)

基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)
2.人口:2,870万人(2018年,アジア開発銀行)
3.首都:カトマンズ
4.民族:パルバテ・ヒンドゥー,マガル,タルー,タマン,ネワール等
5.言語:ネパール語
6.宗教:ヒンドゥー教徒(81.3%),仏教徒(9.0%),イスラム教徒(4.4%)他
7.通貨:ネパールルピー 1Rs=100P(パイサ) 1Rs≒2円で計算。

※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2020.10.04です。

2007.05.12(土)

 時計を15分進ませ、通算107ヶ国目になるネパールへ入国を果たしたのは23:00時。
 国境町のスノウリでネパール・ゲストハウスというまさにこの国の名を体現する宿に宿泊する。
 夕食のチキンライスを食べてちょっと落ち着いたらすぐに休んでしまった。

チキンライス



2007.05.13(日)

 06:00時、残っていたインドルピーをネパールルピーに両替する。
 これまで一緒だったヤジさんとサワさんはカトマンズ行で私がポカラに立ち寄るのでまたの再会を約束して一旦お別れだ。

 06:30時、バス停でチケットを買う。そして乗ったバスはツーリストバスと聞いていながらも間違いなくどローカルなバスだった。
 国境が近くメインルートなのでインド化しているのか?それともネパールでもこれが標準仕様なのか?
 まだ私には分からなかった。

 07:00時、出発

中段が乗ったバス


 乗ったバスのロゴが「TATA」インド製だ。
 鬱陶しかったインドから抜けてもインドからは逃れられそうもない。
 南アジアに居る以上は仕方がないだろう。
 
スノウリ→ポカラへ


 16:00時
 ツーリストバスならもっととっとと到着していた筈なのに、9時間かけて目的地に到着。
 しかも市内から少し外れた場所に捨てられる。聞いていた話と違うインド・スタイルだ。
 幸いにして日本人旅行者が7~8人乗っていたので孤独にはならずに済み、彼らと一緒に歩いて市内へ向かう。
 
スノウリ→ポカラ付近


 17:00時
 サクラ・ゲストハウスと如何にも日本人狙いの安宿に泊まる。
 シングル、水シャワー、トイレ、テレビ付き100ネパール・ルピー(200円)は格安だ。
 スノウリでもそうだったが、ホテルは後払い。
 基本先払い好きなので落ち着かないがこの国のシステムなら仕方が無い。

 夜は歩き方に載っていた「ラブ・クシュ」というレストラン、そしてこれもお勧めで出てたイタリアン・ピザにする。
 140ルピーにトッピング代20ルピー、さらに水やコーラ、チップなどで総額230ルピー(460円)はホテル代の倍以上の支払いだったが満足だった。

ピザ、しっかりと膨れていて美味しかった


2007.05.14(月)

 11:00時
 昨日で味をしめたので朝食も「ラブ・クシュ」で。
 セット170ルピーにコーラとチップで200ルピー。
 こんな生活、もう私は貴族かもしれない。
 
 ただ宿代より高い食事代を払うのに抵抗感があるのは、まだ貴族にはなりきれいていない証左だろうか?

朝食のセット


 12:00時
 レンタサイクルを100ルピーで借りて町へ出る。
 出てしばらく、昨日バスで知り合ったイズさん(男性)とバッタリと出会い、折角なので一緒に観光することにした。

ポカラ、フェワ湖


 ポカラに立ち寄った理由はアンナプルナ・ヒマラヤの眺望で知られる街だからだ。
 わざわざトレッキングとかして近づいてまで見ようとは思わないが、遠望出来るならもちろんしたかった。
 カトマンズだとノーチャンスなのでその前にここでその目的を果たすつもりだった。

中、下段:グプテシュワール・マハーデヴ洞窟

タシリン・チベット村

タシリン・チベット村とパタレ・チャンゴ(浸食で出来た地形)


 ただ残念ながらの曇空。期待していた眺望に程遠い。
 仕方が無いので別の「エベレスト」で妥協することにした

上段:このエベレストで満足することにした。


 景色は諦めたので後は適当に観光することにした。
 
ポカラ市街

ビンドゥバシニ寺院

オールド・バザール付近


 18:00時
 夕食はアニール・モモという日本人旅行者のたまり場と言われるレストランでカツ丼。

 今一つだった・・・

フェワ湖と夜食べたカツ丼


 まだ見たい名所があったので、彼と明日も一緒に周ろうと約束をする。

 しかしその矢先、宿のオーナーから新情報を入手する。

 バスがストライキする可能性がある。

 と・・・

 まだヒマラヤを眺めてないのでここに来た目的は果たしていない、出来ればもう1泊したい。
 ただネパールは結構バスが動かなくなることが多い国だ。
 ポカラでスタックしてしまうのは良いアイデアではない。

 思い悩んだが、彼にキャンセルを告げ、カトマンズに向かうことにした。


2007.05.14(月)

 出発の日の朝06:00時、一縷の望みを掛けレイクサイドへ出る。
 相変わらずの曇天でヒマラヤは見えず、掛けるだけ無駄だった。
 
フェワ湖、中段右の建物は日本山妙法寺


 宿代を払い、ついでにカトマンズ行のバスを手配する。
 350ルピー、デラックスタイプで座席指定らしい。

 タクシーでバス停に行き、乗るバスを見ると何やら雲行きが怪しい。

 どう見てもバスはマイクロでデラックスとは程遠く、座席指定もインチキ。
 肩をすくめたが、それで何も解決はしない。
 先払いで選択肢を失ったまま乗ったバスは07:30時に出発。

上段左:タクシー、中段左:バス。


ポカラ→カトマンズ


途中で食べた朝食セット


 14:00時
 カトマンズ着。
 30分ほどネットカフェに行ってからホテル探し。
 一杯回ったけど中々条件に合うホテルが見つからず。
 17:30時にようやくラッキー・スター・ホテルに落ち着くことにする。

 その後、日本人旅行者に有名なアティティ・ツアーに行き、この先の料金を調べ、夕食は「桃太郎」という日本食レストランでラーメンと餃子。
  夕食後に行ったネットカフェで中東で行動を共にした加東氏(仮名)と再会する。
 いつの間にやら女性連れだった。

桃太郎のチャーシュー麺と餃子


 彼方、ヒマラヤを望めず! 

 ポカラでの日々は哀しいかな消化不良な物だった・・・






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