モルディブ
トリヴァンドラム(インド)→マレ(モルディブ):フライト
基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:298平方キロメートル(全島総計。東京23区の約半分)。約1200の島々より成る。
2.人口:40.7万人(2014年国勢調査)(内訳は,モルディブ人33.8万人,外国人6.4万人)
3.首都:マレ
4.民族:モルディブ人
5.言語:ディベヒ語
6.宗教:イスラム教徒
7.通貨:ルフィア 1Rf=100La(ラーリ) 1Rf≒10円で計算。(2007年時のレート)
※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2019.02.16です。
2007.04.04(水)
トリヴァンドラムを正午に離陸した航空機は12:45時、モルディブのマレ国際空港に到着。
時差が30分程マイナスになるので、1時間ちょっとのフライトだ。
モルディブ上空からマレ国際空港へ
生憎の空模様の所為で、どこまでも広がる青い空とは言えないが、透けるように綺麗なエメラルドブルーの海
私の104ヶ国目はこの世界屈指のリゾート国、新婚旅行でも大人気なモルディブだった。
空港から首都のマレーに行くのにはボートに乗らなければならない。
普段なら『ちょっと面倒だな』と心理的障壁を感じるこのプロセスも、『首都に渡るのに早速ボートトリップなの!』とお洒落感満載に代わるのがリゾート国家の凄さなのだろうか?それとも私の現金さゆえなのだろうか?
国際空港から首都のマレへ
マレは1.8平方キロメートル、歩いても2,3時間で一周できてしまう狭い島内に、モルディブの人口の1/3~1/4に当たる12~14万人程度が暮らしていると言われている人口過密首都(首都の人口密度世界一)だ。
遠目から見るマレも何となく昔「宇宙戦艦ヤマト2」で見た白色彗星帝国を彷彿とさせるのもこの密度故の事だろうか?
白色彗星帝国
国際空港とマレは隣接した島なのでボートトリップも僅か10分程度だった。
洋上から
『さてと・・・』
時刻は13:40時、ここがリゾート地であろうが、そうでなかろうが、首都観光から始めるのがプロフェッショナルの常道だ。
まずは腰を落ち着けるためにホテルを探すと港から降りてすぐの所に30USDのホテルが見つかる。
『ちょっとリゾートには相応しくないな』と思い、ここがあるなら大丈夫と他を探しに行ったのが運の尽き。
探した安宿は悉くフルで、諦めてこの30USDのホテルに戻り、泊まろうとしたらもう埋まっている。
ようやく1泊43USD(ざっくり約5000円)のアサマ・パレス・ホテル(Athama Palace Hotel)に決めたのは17時、ほぼ島中を歩きつくした後だった・・・
18:30時、夕日を眺めに出るも今日もがっかりな結果に。
そしてレストランでカルボナーラを注文するとタマネギ入り!(※プロフェッショナルはタマネギが大の苦手)
さらにモルディブ界隈では安宿の部類に入るが、インドに比べれば超々超々超高値の43USDのこのホテルはホットシャワーが出なかった・・・
夕日、タマネギ入りカルボナーラ、マレの夜景
2007.04.05(木)
09:00時に起きてお湯の出ないのが嫌で受付に部屋替えを申し出るも空室が無いと言われる。
食べた朝食のオムレツは野菜入り(プロフェッショナルはミータリアン)!
そして外は雨とあまりリゾートには相応しくない一日の始まりだ。
幸いにも昨日殆どマレは周っているので、荷物を持っていたので撮らなかった写真を今日は少し撮る程度。
雨が殆ど止んだ14時に重い腰を上げて宿を出ることにした。
マレ。右下が国会議事堂
左上:ゼラヤス墓地、右上、中段: フクルミスキー、最下段:大統領邸
上中段左:フクルミスキー、中段右:大統領オフィス
上段:共和国広場、中段:イスラミックセンター
モニュメントと日本語表記アリのお土産物屋
上段:学校
大体の見所を周ったので今度は市内を散策する。
たまたまここでキャスターが壊れたキャリーバッグ用の金属製のカートが150Rf(1500円)と安い値段で手に入る。
ムンバイで買ったプラスチック製のカートがもうダメになっていのでこれは嬉しい買物だった。
だが、そもそもあそこからここまで2週間も経っていなので、あの時買わなければという後悔も綯交ぜた、複雑な感情だった。
その他いろいろ。
写真をメインにのんびりと散歩しながら市内を周ってもまだ17:30時。
ちょっと時間が余りそうなので、折角だからと隣のヴィリンギリ島へ渡る事にする。
マレ
ヴィリンギリ島へ
料金は3Rf(約30円)、10分程度で到着。
地図で見る限り、マレよりさらに狭い島なので1周する。
ヴィリンギリ島
特にリゾートでも何でもないローカルな人の生活する島。
1周に1時間もかからなかったが、人口密度の高いマレから逃れて散歩するには良い場所だった。
そしてまたマレに戻る
マレ
マレの夜景を1時間ほど歩いて散策するうちに『他の島から見たマレはどうなるのだろうか?』
という一つの疑問が頭にもたげてきた。
フェリーターミナルに行ってスケジュールを調べるとまだフルフマーレ島の往復とさらに空港往復も可能だ。
私は迷わず行くことにした。
フェリーターミナルからフルフマーレ島へ
一旦マレーに戻ってから今度は空港の往復
インド洋上のナイトクルーズを2本楽しんでマレに戻ったのは21時。
晩飯はサラミをトッピングしたピザ。
上段左は日本でもおなじみのHIS、支社がある。下段は左のナップザックがボロボロになったので右に買換え
マレとその周辺でやるべきことは全て終わったので満足だった。
2007.04.06(金)
朝6時に起きて後払い制の宿代を払う。
この結局ホットシャワーのある部屋には移れなかったホテルを後にして、雨の中ボートに乗り空港へ向かう。
宿から出て空港へ
空港に着いたら素早くチェックインを済ませる。
ライターはOKだがペットボトルは不可だった。
09:30時離陸。
マレ国際空港を後にした・・・
マレ国際空港
これでモルディブは終わりだった・・・
『・・・』
『・・・・・・』
『えっ?リゾートはって?水上コテージとかいいのって??』
私はプロフェッショナルとして数多の能無し共にこう語ろう
一生に一度、来るかどうかすら分からない世界有数のリゾート地
ここを折角訪れながら、そのリゾーティックな部分には目もくれず、敢えて見所とは言えないではない首都だけを見て抜ける
これこそが究極の贅沢と言うべきだろう・・・
と・・・・
※当時の記事は「謎の日常」の「モルジブフィッシュ(マレ:モルジブ)」を参照