チェコ
通貨:100CZK(チェコ・コルナ)=約550円
※通貨は当時のレートをイメージし易いように凡その値に変換しています。
2006.10.17(火)
10.16の夜、クラコフを鉄道で出発。この鉄道は「リアル・アウシュヴィッツ・トレイン」という不謹慎な仇名がついていた。それは他でもない、安いコンパートメントで移動した旅行者が催眠ガスを入れられ身ぐるみ剝がされるという事例がまことしやかに伝えられていたからで、「火の無い所に煙は立たず、美女の居ない所で某棒は勃たず」という古の諺にあるようにこのプロフェッショナルに最安の寝台を選択させず、約70ズロティー(約2800円)違う上から2番目のスリーパーでの移動となった。幸いにして同乗者は居なかったので丸々一室独占となったのは贅沢過ぎたともいえるが、それも”セキュリティー・ファースト”の原則に沿えば、余計な第三者が居ないことは都合の良い事だった。01:30時、入国スタンプもなく国境を通過。08:30時にプラハ中央駅に到着。順調な滑り出しだ。
到着したプラハ中央駅
プラハは美しい街と聞いていたが、期待を裏切ることなく駅を降りて歩く街並み自体楽しい。この綺麗な街にこのエレガントなツーリスト、何かが始まる予感。今回泊まるホテルは「ホステル・エルフ」ともう決めていた。ドミトリーなので各国のツーリストが集まるし、当然日本人にも有名なので、ここならまた新しい出会いやひょっとしたら・・・、なんてこともあるだろう。何せここは東欧一美しいと言われる首都なのだ!
そしてたどり着いたホステル・エルフ。日本人旅行者も居た事には居たが、男性が主体でもう今日出発する人ばかりだった・・・(※この時会話した気怠そうな日本人の男性が、後ほどリンク先の「世界ぷらぷら」のたかぷら氏と後日判明、再会はペルーのクスコでこの約1年半後だった)
『・・・』
まあ良いだろう、不埒な考えを満たすために旅行している訳ではない。それにソロで観光なんていつもの事だ。たとえそれが東欧一美しい街を一人ぼっちで観光するとしてもだ! 取り急ぎ街の観光に連れ合いが探せないことが確定した今、一番大事なのは”観光効率”だ。プラハのような規模の都市では一分一秒が勝負、観光最大速度で可能な限り見るべきだ。そう、そもそも連れ合いなんか探して時間を無駄になんかしている場合ではないのだ!
ホステルに荷物を置いて軽い朝食を摂り、そして街へと出撃する。
プラハの街並み
旧市街の中心。有名な旧市庁舎の時計台、1時間毎に仕掛け人形が回る。二本の尖塔をもつのはティーン教会。
下段左は聖ミクラーシュ教会
旧市街を抜けこれもまた有名なカレル橋へ。
旧市街からカレル橋を抜け目指すのはマラー・ストラナ広場の展望台だ。まず遠い所から街の全景を眺めて全体像を掴むつもりだ。
マラー・ストラナ広場
展望台から
展望台からの眺めはこのプロフェッショナルを満足させるに充る出来栄えだ、ただそうは言っても歩みを止めるわけにはいかない、観光はもう始まっているのだ!ひとしきり願望を楽しんでまた次へと向かう。目標は旧王宮のあるプラハ城だ。
プラハ城の入口周辺
衛兵の交代式
聖ヴィート大聖堂
黄金小路とそこからまた街に下る途中で
プラハ城を首尾よく仕留めて次へ向かう。後ろを振り返る暇なぞない。そう、これは観光なのだ!
カレル橋の北側の橋からカレル橋を眺めて
人1人しか通れない細い路地に信号機がついている
一度マクドナルドで燃料補給をし、日の暮れるのを待つ。次は夜景だ!
王宮の夜景。タワーはマナー・ストラナ広場
聖ヴィートの夜
そして黄金小路からまた坂を下って
同じルートを繰り返すのは芸が無いかもしれないが街の昼と夜の顔は変わる、それを定点観測するのも観光の重要なポイントだ。
そして有名なカレル橋アゲイン
旧市街広場とそこからホステルまで
ホステルには21:30時期間。これで中心部の見所はほぼ網羅した。ただプラハはまだ終わらない、郊外や新市街に見所はまだ残っていた。
ただ今日は夜行で到着していたこともあり、そのまま落ちていく一日であった・・・