イスラエル
2006.05.22(月)
バスに乗りエルサレムを出発して テル・アビブへ。
エルサレムのバス停。かなり近代的、そしてバスとエルサレム郊外
謂わば敵地に囲まれた国イスラエル、とはいいつつも東西に十分な広さを持たないので僅か1時間足らずで旧首都のテル・アビブへ到着。
良くニュースでテル・アビブがミサイル等に攻撃されていたのを見ていたがこの狭さなら、何時攻撃を受けてもおかしくはない。彼らが自らに危機感を持つのも当然と言えよう。
到着したテル・アビブのバス停
市バスに乗って市内に到着。ユダヤ人が築き上げた街だ。物価はエルサレムのアラブ人街に比してかなり高めに感じる。
エルサレムで泊ったシングルとそれほど変わらない値段でドミ(共同部屋)に泊って外に出る。
テル・アビブ市街
テル・アビブ・・・イスラエルの旧首都(国際的には認められていないので政府機能があるこちらが首都とも言える)・・・
到着と同時にこの街をというのが定石だが今回は少し趣を異にする。
私がまず真っ先に見に行ったのはテル・アビブからすぐ近くにあるヤッフォという街だった。
ヤッフォの街
聖書にも登場する古い港町で現在の旧市街は19世紀の街並が残るのだ。
それにテル・アビブと程良い距離を持つこの街はテル・アビブの遠景を眺める格好の場所だった。
ヤッフォの街から
丘の上、左側の上から3番目は有名な「愛の橋」
丘の上の景色を楽しんでから旧市街に彷徨いこむ。
比較的新しさを感じさせる旧市街は散歩するにはもってこいだ。
ヤッフォの旧市街
蟹?のマークの標識がかわいらしい。
ヤッフォの海沿い旗が立っているのはアンドロメダの岩
真中は街の中心のクロックタワー
ヤッフォの街はアラビア人の街だ。その近郊に首都テル・アビブが造られその規模に飲み込まれたような形になる。
とは、いいつつもアラビア風という感じは殆どせず、大きなユダヤの勢力圏内に入っているのでエルサレムの様な緊張は感じない。
ヤッフォの街
そして日が沈む。
ヤッフォで見た地中海に沈む夕日、かなりはっきりと眺められる
日が沈む所まで・・・旗とわざと被せて撮っていたがちょっと失敗かも?
そして日没後、一番下の写真はデジタルズームで撮影した日が沈む所。
危険をさほど感じないこの街。日が暮れてから私は海岸線を歩いてテル・アビブへ戻る事にした。
ヤッフォの街、食べたのはローカルのファーストフード。
丘の上、愛の橋の夜景
海岸線から見たテル・アビブ
こちらは振り返ってみたヤッフォの街。
テル・アビブに近付いて、下の滑り台が印象的
テル・アビブの縁ぐらいの景色
夜の海岸線。
思えばエルサレムでは緊張の連続だった。
ユダヤ、キリスト、イスラム、パレスチナ自治区・・・めまぐるしく変わる見所に風景、それに歴史の街というのはあまりにも高い緊張下に置かれていたあの街を歩くには知らず知らずに構えていたのだろう。
テル・アビブ、ここも安全とは言えない、だが少なくとも一つの勢力下に完全に置かれたこの街は夜歩くにも特にテンションを上げる必要はない。
いや、むしろ軽く口笛を吹いてスキップしながらでもいいくらいなのだろう。
極度の緊張から解き放たれて観光したヤッフォ。
私は思わずこう叫んでしまわずにはいられない
そう、
『ヤッ・フォ~・・・・』
と・・・
下はテル・アビブに戻ってから食べたマクドナルド(右はヘブライ語)とAM:PM