イエメン U.A.E. ヨルダン
2006.05.09(火)-10(水)
1月程度滞在したイエメンも今日で最後になる。
私にしては珍しく長期滞在となった国、そして長期滞在となった都市サナアももう見納めだ。
サナア市街
私の見送りにセカンド氏と今日知り合ったばかりで出会った最初の挨拶が「はじめましてミラクルです」というぶっ飛んだミラクル氏(彼とはこの後まったく予期しなかったブルガリアで再会する)がわざわざダッバーブ乗場まで付き合ってくれた。
サナアの空港
向かう先はヨルダンの首都アンマン、そしてこれから私が乗るのは格安航空会社のエア・アラビアだ。
シャルジャーに本拠を持つエア・アラビアは同じアンマンに行くにしても他と比べて圧倒的に安い、ただその本拠地シャルジャーで乗り換えてまたアンマンと直通便と比べて少し面倒な事になっている。そして私の便はシャルジャーでどうしても夜を待たなければならないので1泊2日かかるというのが難点だ。
まあイエメンでプチ贅沢はしていたのでセーブ出来る所はセーブするべきなのだろう。
サナアの空港バスの中から
サナアの空港、写っている飛行機がエア・アラビア
出発時、軍用機が見える。
国際空港の真横に軍事空港(併用?)があるって秘密保全上いいのか?
シャルジャー首長国までの砂漠の上を飛ぶフライト、旅行者は陸路を好むがこの景色を見れるならフライトも悪くないだろう。
上空から
砂漠の上のフライトは国境線の存在を忘れされる、いつのまにかサウジアラビア領を抜けU.A.E.領内に突入していた。
U.A.E.上空
シャルジャーに到着したのは15:30時、格安航空券のデメリットの一つ、待ち時間の長さで次にアンマンに行くフライトは翌朝03:30時だった。
出国する必要はなかったがこれだけの長さを出ずに過すのもキツイ、妙に高度にみえる機械で顔写真の照合だか撮影を済まされて外にでる。
シャルジャーの空港
難点は出た所でも現地通貨がないので特に何も出来ない事だ。ブラブラして適当に時間をつぶしながら夜を待つ。
空港からの夜景
大分喉も乾いて餓えも出ていたがとはいっても金は使えない、格安航空会社なので中で買っても料金がかかる。
いずれにしてもひたすら我慢といういつもの手に頼らざるを得ないのが現実だ。エレガントな私には少し厳しい状況だがこれが世間の荒波というやつなのだろう・・・
そんな他愛もない事を考えつつ時の過ぎ去るのを待っているとやがて出発の時間となりフライトは予定通りに出発。
予定通りとついつい書いてしまうのは「予定は未定であって決定ではない」ことが常識なアフリカ時代の癖がまだ抜けないからだろう。
そして05:30時にアンマン郊外ののクィーンアリア国際空港に到着、純粋なフライト時間は6時間程度だが実際は17時間程度かかった計算だ。
時間を金で買う短期旅行者とは違い長期旅行者は時間で金をセーブする事が多々ある。今回もその顰に倣う格好だった。
到着したクイーンアリア国際空港
空港から市内に出るバスとアンマン市内で泊った宿から。
アンマンでは中東の旅行者にそのホスピタリティーで有名なサーメルというスタッフのいる安宿に宿泊を決める。
この辺りはアフリカやアラビア半島と違って長期の日本人旅行者も多く、宿に着いた時点で既に数名泊っていた。
彼らに挨拶して何気ない会話をして落ち着く。
とりあえず久しぶりに新しい国が始まった・・・