イエメン
2006.04.24(月)-27(木)
サナアでビザの調整や挑戦、また人に誘われて行くショートトリップの日程合わせ等でしばらくは近郊旅行は控えることになる。
そうなると新旧サナアをみるまたとないいい機会だ。
私はこの4日でじっくりとこの街を堪能することにした。
シャハラ・ツアーから帰った後に移ったホテルからアル・シャミリ・プラザ・ホテル。
サナアで食べた食事
私がホテルを移った理由は単純だ、イエメンは宿が安い、今泊っているのは日本で言うならビジネスホテルをやや越えるようなホテルで日本円で1200~1300円程度でテレビ・冷蔵庫・トイレ・シャワー・ファン付、そしてそれ以上に新旧市街の境目にあるので中にあるレストランや屋上からの景色が良いのだ。
ガイドブックに載るような情緒のあるホテルや高級ホテルではないが明らかに中級以上の価値を持つこのホテルでサナアをのんびりと楽しみたくなっていたのだ。
アル・シャミリ・プラザ・ホテルからの夜景
翌朝はホテルのレストランで敢て食事をする、値段は割に合わないと思えるが無理をしてという高さではない。
ホテルから見た朝のサナア
ホテルのレストラン、窓から旧市街がパノラマで視界に入るのはGOOD
ホテルでの食事はこんな感じ。
そして夜のサナア
旧市街の境目
サナア・・・
この街の旧市街を歩くといつも感じる感覚・・・
私がブラック・アフリカで見たのは原始だった。
そして北アフリカで眺めたのは”歴史的な”街並であり、これまでのアラビア半島で見たのは近代だった。
だがこのサナアは”歴史その物が街並”なのだ。
車が無い訳ではない、テレビが無い訳ではない、だがどこか観光地かしていたモロッコやチュニジアの旧市街とは違いここには明らかな生活臭が漂っているのだ。
そう、旧市街の中を歩くといつもタイム・スリップして過去の歴史の中に私が取り込まれていくような感覚になるのだ。
イエメンの首都サナア、私が今まで見てきた都市とは明らかに違っていた・・・
新市街のメインストリート
よくジュースを飲みにいていたお店
こちらは新市街
新市街にあるピザハットと建設中のモスク
ピザハット!
旧市街
とりあえずは明日からソコトラ島に行くことが決まった。
そこで今まで知り合った人が旧市街にも泊っているのでいろいろなホテルを訪れて様々な角度からサナアを眺めることにした。
旧市街を眺めて
ホテルの近くにあったハンバーガー屋で、チキン・ライスに飽きたほかの旅行者に教えたら喰い付きが良かった
友人が泊っていたホテル・イシュビリアからの眺め、ここも新旧市街の境目ぐらいの新市街側のホテル
良く行っているジュース屋が道の角にある。
奥の丘の上にある高級ホテルもなんとなく景色に溶け込んでいる。
今度はオールド・サナア・ホテルから
ちなみにこのホテルは旧市街の中のホテル
夜
バーバル・ヤマンの夜
この日、私は珍しい光景に出合う、結婚式だ。
旧市街の中で普段目にしない飾り付けがあった
ランプで飾り付けられた旧市街の下で、右はタージ・タルハ・ホテルから覗き込んで
タージ・タルハ・ホテルからの眺め
伝統的な衣装に身を包んでジャンビーアという小刀を振り回して踊る、おそらく数百年は変わっていないであろうその儀式。
私はアラビアン・ナイトの世界の一部が見れた気がしていた・・・
今度はまたオールド・サナア・パレスからの景色
静まったサナア市街の路地
こちらは新市街
見れば見るほどより見たくなり、居れば居るほどより居たくなる。
ワン・ショット、ワン・キルをモットーにヒット・アンド・アウェイをスタイルとするこのプロフェッショナルにすらそう思わせる街。
それがこのサナアだった・・・