イエメン
2006.04.18(火)
タイズに来てから3日目の朝、ホテルから眺める街の景色から一日が始まった。
ホテルから
”街を見る時は遠間から始め近くは最後に残す。”
都市観光者の鉄則だ。
特にインフラが整ってない国なら尚更の事だ。それに近くが残っていても散歩程度で済むが遠くを残すと億劫がって行かなくなる危険性もはらむ。
それに加えて街の景観がなるべく見やすい所に始めに訪れる事も重要だ。街の大きさを体感してから歩くのとあてどなくさまようのとは大きな差異を生じるからだ。
そう考えると昨日サビル山に行き街の全景を眺めたのみならず、こうして見晴らしの良いホテルに泊まってまた街の中心を高所から眺められると言うのは理想的な環境だろう。
ある程度時間をかけて街の輪郭を大体頭に入れてから私は外に出る事にした。
タイズ新市街
最初に目指したのは国立博物館だった。
博物館
特に何か興味を惹く展示物があったからという訳ではない。
ただなんとなく、そんな物だろうか?
博物館の中
博物館はそこそこといった所だった。時間があれば訪れても悪くは無い、ただ見る必要はと言われると微妙というのが私なりに出した答えだった。
博物館を出てみた街の眺め
新市街の街並
しばらく歩いてから食事にする。
全てが主食みたいな料理だったがそれほど悪い食べ物では無かった。
食事
昼食を終えたらいよいよ旧市街へと足を延ばす、市内観光と言えばここがハイライトになるだろう。
旧市街の入口カビール門
内側から見たカビール門
旧市街
イエメン第2の都市でありながら観光地ずれしていないこの旧市街は生活臭強く漂う場所だった。
Al Muzzafar Mosqueに旧市街
Al Mutaboyya Mosque
旧市街のへりぐらいから
旧市街のモスクでは最大の見所となるアル・アシュラフィア・モスク
アル・アシュラフィア・モスク越に眺めるタイズの旧市街
そしてタイズの街並
高所にある都市は当然のことながらフラットではない、都市内にも坂道があり周縁部に丘がある事も珍しくない。上からの眺めが好きなら絶景ポイントは結構みつかるものだろう。
まだ他にも良い場所はありそうだったが、昨日サビル山からのベストショットは既にみていたのでまた旧市街の中を歩く事にした。
旧市街
ムーサ門
カビール門から入り多少の寄り道をしつつムーサ門へ、タイズの旧市街はこれで終わりだ。
新市街の見所といってもガイドブックにのるような物は無いので地図を見ながらブラブラすることにした。
新市街
ちなみに泊まっていたのはこの写真に写っているホテル
ついつい撮ってしまったホテル
これで大体市内の中心部は見れただろう。
旧イエメン王国の首都タイズ、写真で見る限りはそれほど良く思えないかもしれないが私にはなんとなく居心地の良い都市だった・・・