オマーン
2006.04.09(日)
朝起きてホテルからの景色を存分に味わうエレガントな一時・・・
それが2日目の始まりだった・・・
ホテルから
マスカットは僅か1泊、昨日の昼に到着して今日の夜が出発なので正味2日間も無い、というのが私に与えられた時間だ。
この日中の時間を活かしてルイ地区を歩いて散策しつつまだ見ていない場所を訪れる事にした。
ワジ(水無し川)
時計塔
市街
電波塔
最初に訪れたのはSultan’s Armed Forces Museum、要するに軍事博物館だ。
Sultan’s Armed Forces Museum
うーん、カモフラージュの陣地の再現までやるとは無駄にこっている・・・
近世以降の展示物が殆どを占め、むしろ現代の物がメインと言ってもいいこの軍事博物館。
そういえば『オマーン、この国で海外的に猛烈にアピール出来るような軍事史ってあったっけ?』という疑問はぬぐえないが現王家の支配がはじまって300年と考えるとこういった形になるのだろうと納得せざるを得ない、展示物としては個人的なツボでもあったので良しとするレベルだ。
私はまだもう一か所見たい博物館があったのでそちらも訪れることにした。
行く途中に会ったモスク
そしてオマーン国立博物館
その中
こちらは軍事博物館に比べると見物が少ない(個人的な好みに左右される事多々あるので鵜呑みにしないように・・・)
この国の浅い歴史、イギリスの保護領を脱し「オマーン、国際連合に加盟」のニュースが高らかに世界を飛び回ったのは1971年、まだいまから40年にも満たない時間しか経ていないし、それに私の生年よりも後に独立国家となった国だ。古い物を展示する博物館が新しい建物に新しい展示物になるのもやむをえないだろう・・・
『・・・』
『・・・・・・』
『”イギリスの保護領を脱し”の直後の表現に問題あるって??』
『あっ!しまった、言葉のトラップが・・・それに曲解するとなんだが頼むから止めてくれって意味になっていたぞ・・・』
『・・・』
『・・・・』
とは言いつつ起こった事は仕方ないので、このまま記事を続けていこう。
博物館を離れ市街で見たい物を終えた今、ちょっと気になるモスクを見に行く事にした。
ルイ市街のKFC
キング・ファイサル・モスク、サウジアラビア国王の資金援助により建てられその国王の名を冠したオマーンで一番立派なモスク。
時間さえ許せば是非とも訪れたい場所だろう。私はバスに乗りモスクへと向かう。
バスで降りた所から
かなり離れた所から写した全景、巨大な為近付くとフレームに収まらない
モスク内
敷地内の建物、余談ながらサウジ国王の資金援助で建てられたキング・ファイサルの名を冠したモスクは各国にある。
近代的なこのモスクはオマーンの人口もあるのだろうが混雑は無く、じっくりと見て回れたので訪れて良かったと思えるものだった。私はまた街に戻る事にした。
道中の立派な建物
キング・ファイサル・モスクを訪れた事でもうこの首都マスカットでどうしても見たいと言う物はなくなっていた。
後は出発の時間まで街を散策しつつ時間が経つのを待てばいいだけだ。
ルイ地区
やがて時が満ち、首都マスカットを去る時間がやってくる。
私はバスに乗り去りゆく首都マスカットを眺めてこう考えていた・・・
この国で見た景色、夜景、そのすべてが私にとって心地良い物であったと・・・
たまらない今のこの気持ち、この国の最後にこう叫ばずにはいられない。
そう、
『オマーン・・・この国は最高だぁぁぁぁぁ~!!』
と・・・
『・・・』
『・・・・・・・』
んっ?
しまった、最後の最後で禁止コードにぃぃぃぃ~!!