マルタ
2006.03.20(月)
朝、目を覚まして街に出る。夜とは違った印象。そして今までアフリカでは見た事も無い景色。
ヴァレッタ市内。
ヴァレッタ市内
『ここはヨーロッパだ・・・』
もちろんここはヨーロッパだ。
だが、そう声に出して呟かざるを得ないほど、私はヨーロッパから離れていた・・・
思えば私の初めての海外旅行はフランスのパリ、その後また行った時もパリを起点に3カ月ほどフランス、スペイン、ポルトガル等を周遊している。
私のツーリストとしてのアイデンティティはこの時に確立されている。
そう、私は紛れもない「ヨーロッパ型のツーリスト」なのだ!
『自分の居場所に帰ってきた・・・』
そう思うのも当然だろう。
自分のホームグランドに帰ってきた事が認識出来たら後は動くだけだ。
美味しい物は後に取っておく事にしてヴァレッタ市内の観光を後回しにしてまずは島をさらっと一周してみる事にした。
バス停、マルタのバスは古いアメリカのスクールバスを利用して『マルタ・バス』の本も出たぐらいだ。
※私の訪れた当時からこれが新型車両に差し替わりつつあったので今はまだ現役かどうかは疑わしい。
全体の時刻表は簡単に手に入り観光の組み立てもスムーズだ。
まずは崖で有名なディングリを目指す。
ディングリ
ディングリ・クリフ
素早く観光をすませまたバスで次の目的地であるラバットへ
ラバット
ラバットから眺めた城塞
教会
ラバト市街
ラバトとさほど離れていないイムディナへ一度行く
イムディナ、城塞からの景色
イムディナの城塞内
デジタルズームの限界でとった他の町の教会。町に比して教会は巨大と言える
またラバットに戻る、セントポール教会をみたかったからだ。
ラバット、セント・ポール・チャーチ
こちらは洞窟の入口
ラバットからイムディナへ戻りまたバスへ。
中はこんな感じで実にレトロ
次の目的地はモスタ、先ほど拡大でとったモスタ・ドームという教会のある街だ。
モスタ市内
モスタ・ドーム
ドームの中
チュニジアでも十分楽だと思っていた観光がここではさらに楽になる、国土の狭さも当然あるがヨーロッパなら出のは整然とした感じはチュニジアにはなかった物だ。
そして私はヨーロッパに産を発したエレガントなツーリストだ。
『鬼に金棒、ヨーロッパにデューク・東城』
という旅行界の格言があるほどの漢だ。
マルタの観光が私にとって容易である事に気付くのに半日を要さなかった・・・
私は北端の町チルケッワで夕日を眺めに行く事にした。
チルケッワに行く途中で見た要塞
これもまだ途中、教会が町に比してやはりでかい!
チルケッワに行く途中で一度下車して眺めた景色。
チルケッワのバス停
ゴゾ島行きのフェリー乗り場
遠くに見える島(左後ろ)はゴゾ島
残念ながら夕日はゴゾ島に沈んだためくすんだ景色に・・・
マルタでは旅行のタイムラグが殆どない、計画したらほぼ計画通りに観光が進む。
イレギュラーだらけのアフリカとこことはまるで違う世界だ。
思えば私はずっとアウェーゲームを闘い続けてきた。それがようやくこうしてホームに帰ってきたのだ。
日が沈むのを見届けてヴァレッタへ戻る。
チルケッワの夜景
次はヴァレッタの夜景だ。
ヴァレッタ
世界遺産の旧市街にあるマック
自分のテリトリーに戻ってきた安心感、私はやはりヨーロッパ・エレガント・ツーリストだったのだ・・・
宿の中にあるバー、朝食もここで食べる
プロフェッショナル・カミング・ホーム!
私の本領発揮はここから始まるのだ・・・