チュニジア
2006.03.18(土)-19(日)
チュニスの観光を終えた今、次の目的地への出発まで殆どやる事は無くなっていた・・・
とはいいつつグランドモスクはまだだったのでこれは観光
見慣れたチュニスの市街、何度も歩いた通り、一つの都市との別れ・・・
チュニス市街
HPの文体があるので読者はあまり感じないかもしれないが私は旅行界一センシティブ(繊細)な漢だ。
いつも都市を離れる時、胸に去来するのは”寂しさ”だ。
チュニスも例に漏れないがそれ以上にここは特別だ。
リビアのビザが取れなくなった今、その結末は「アフリカ大陸との別れ」を意味する。
2004年12月、エジプトの首都カイロの空港に降り立ってから1年3カ月が既に経過している。
一つの大陸にこれだけ長くいればいかにその大陸が碌でもなかったとしても感じる物はあるだろう・・・
3月19日出発の時、便は午後だ。残りわずかな時間を使ってもう一度市内を眺めてみる。
チュニス市街
思い出されるのはチュニスの、チュニジアだけの記憶では無い、ここまで歩いてきた道のりがフラッシュバックのように頭の中を駆け巡る。
バルセロナ広場
始めはアフリカ一周を6ヶ月くらいだと思っていた。エチオピアに着いた時すでに2カ月を経過し、ケニアに着いた時既に3カ月、半年ではとても無理だと気付いた。
それでも急ぐように旅行を続けてきた。
1年と3カ月期間にしては長く感じるかもしれないが私の周った国数、地域、その困難さを考えると恐らく私以上のスピードで周れる人間は殆どいないだろう。我ながらよくやったと褒めてもいいだろう。
チュニス市街に最後の泊まったホテル・コモドール
もうタイムリミットだ、私は荷物を引き摺って空港へと向かうバス停へと足を勧める。
空港行きのバス停
市内バス
遠ざかる市内、空港が近付いてくる。
チュニスの国際空港
バスを降りてチェックインを済ます。
後はこの国を後にするだけだ。
後ろを振り返る事は無い
瞳はしっかりと前だけをみつめていた。
豪華なチュニスの国際空港内
そう、あのゲートをくぐれば・・・
私の中のアフリカは終わるのだ・・・