チュニジア
2006.03.12(日)
今日は日帰りで世界遺産のエル・ジェムへ向かう事にした。
駅に到着すると歩き方を持った如何にも日本人と言った男がいる。聞いてみると京都の大学生でチュニジアには10日間ほどの短期旅行で来ていると言う。
お互い目的地は同じだ。どちらからともなくエル・ジェムを一緒に見に行くことにした。
保存状態旅行なエル・ジェムの円形劇場
かなり保存状態のいいこの遺跡の階段を上がり上にのぼる。
そうして劇場を眺めていると下から声が聞こえる。
こちらを呼んでいるらしい。
ふと下を見ると女性2人と男性2人がこちらに向かってくる。
どうやら我々と一緒に写真が撮りたいみたいだ。
『・・・』
チュニジアは観光立国だ、旅行者はそう珍しいものではない、ましてや世界遺産のエル・ジェムともなると客足が途絶える事もない筈だ。
それなのに・・・
このプロフェッショナルを見て声をかけてくると言うのは私の内面から醸し出される「セイントのオーラ」が彼女たちを惹きつけたと判断するのが妥当な所だろうか?
彼女たちと一緒に・・・
写真を撮り終えて上から眺める円形劇場。
中々の規模なので見ごたえもある。
上から眺めた円形劇場
そしてコロシアムから眺めた市街
こちらは入口側の市街
自分の魅力にひとしきり酔っているとまた声が聞こえる。今度は女性の2人連れだ。
「写真を一緒に~!」
聞けば大学生らしい、英語が喋れると言う事はチュニジアで教養レベルは間違いなく高い方だろう。
そんな彼女たちがこのプロフェッショナルをみて一緒に写真撮影を望んでいる(今日は相方もいるので一人ではありませんが間違いなくこのプロフェッショナルが魅力的すぎるからの申し出だと思います)。
『・・・分かった、用件を叶えようか・・・』
ついでに自分のカメラでも撮影をお願いする。
一緒に写った女子大生
グラマラスな二人。
しかし一組のみならず二組に依頼を受けるとは・・・
また上から眺めた円形劇場
やや下がった所から・・・
こんなに話しかけられるなら・・・
『ひょっとして、俺、今日妊娠しちゃうかもしれない・・・』
保存状態の良い円形劇場に美しいチュニジア女性、そして旅行界一エレガントなこのプロフェッショナル・・・
恋が始まるには十二分なシチュエーション、心をときめかせながら遺跡を後にして市内に戻る。
オサレな建物
モニュメント
こちらもちょっとお洒落です。
そしてトキメキの心とは裏腹に誰も話しかけてくれないエル・ジェム市内・・・
『うむぅ・・・、あのモテっぷりはエル・ジェム遺跡限定だったのか・・・(注:断るまでもありませんが「写真を一緒に」と言われただけで「付き合って」も「結婚して」も特に言われた訳ではありません)』
そして私はプロフェッショナルとしてこう思う。
『せめてメアドくらいは聞いとくべきだった・・・・』
と・・・