チュニジア
2006.03.11(土)
今日はスースから出発して2ヶ所をターゲットに日帰りだ。
第一のターゲットはケルアン(カロアン、カイラーワン、カイロアン等とも言われる)、アフリカでのイスラム布教に重要な役割を担ったこの都市はメッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖都としても知られている。
スースの市バスとその中。
私は無神論者だ、だがその立ち居振舞から旅行界きってののセイントとして知られている。
イスラム第4の聖都ケルアン、逃してはいけない標的だろう・・・
バスに乗る事1時間、聖都に到着する。
博物館にBassin des Aglabetes
Bassin des Aglabetes
ホテル・カスバ
旧市街の入口
旧市街内
水車
空模様は生憎の曇天だ、だがこのしっとりとした空気が聖都にやけにマッチする。(晴れてたら晴れてたで”この晴天こそがイスラム第4聖都に相応しい”とでも書けばいいだろう・・・)
私は気ままに旧市街をうろつきながらこの街最大の見どころであるグランド・モスク(シディ・ウクバ・モスク)を目指す。
旧市街
地中海沿いのシディ・ブ・サイドでは目が覚めるよな青と白という感じだったが曇天のせいか?それともあの町よりも薄い色が基調となっておりまた多少手入れが行き届いていないせいか、キレイとはあまり感じない。だがそのしっとりとした雰囲気が聖地ケルアンの雰囲気を醸し出すいいアクセントになっているように感じる。(※:何かそれらしい事を書かなければいけなそうなので書いただけなので実際はそう感じていません)
そしてグランド・モスク(シディ・ウクバ・モスク)へと到着。中へ入る・・・
グランド・モスク(シディ・ウクバ・モスク)
モスクの内部より
巡礼者の絶えざる人足で賑わっていると思いこんでいたが礼拝の時間を外して訪れたのもあるが人影はまばらであらかじめ知っていなければこれが「第4の聖都にあるモスク」とは思えないほどだ。だがその静寂さの中に聖都の重みが感じ取られるのは私が「旅行界で聖者」と呼ばれる漢だからなのだろうか?
その厳粛さを味わって外に出る事にした。
グランド・モスクの外
まだ旧市街内で見ていない場所をふらふらと彷徨いながら聖都の雰囲気を楽しむことにした。
旧市街内
ひとしきり市内を見終えたら、13時を少し過ぎた頃になっていた。
次の予定もある。
聖者と呼ばれるこのプロフェッショナルだ、この聖都と強い結びつきを感じてはいた。
だが、予定は何時でも詰まっている。見所を終えた今・・・、いくら聖都と言えども私ここに留まる訳にはいかなかった・・・(※そう思うなら最初からお泊りに来い!とは言わないように・・・)
後ろ髪を引かれる思い出はあったが、私は先に進むことにした・・・
ガール・ルティエ(バスターミナル)
次の目的地はローマ遺跡スベイトラ、去りゆく聖地ケルアンをバスの中なら眺めながら 私はプロフェッショナルとしてこう思った。
『さらば聖都よ、だが・・・ここを離れてもその聖なる魂はこのセイント・デューク・東城の中に何時でも持っている』
と・・・!