アルジェリア
2006.02.25(土)-28(火)
日帰りのティパサ観光は終えたがビザの結果待ちの為まだ滞在は続く。
だがアルジェのような大きな都市なら探せば見所はいくらでも見つかってくる。
たまたま訪れたネットカフェにアルジェ市内の英語のミニ・ガイドブックが置いてあり、興味を持って見せて!と頼むとなんと「じゃあ持っていきなよ!」と貰えた事もあってビザ待も苦にならず、結果が出るまでは市内の散策に勤しむ事にした、
アルジェ市内
アップダウンのある地形なので階段を良く見かけた。
「あと一カ国・・・」
リビアビザ・・・。ツアーを取れば取れるとは分かっているがここまでずっと一個人としてやってきた事だ。もしダメでもツアーはやらない。あくまでも個人旅行者として取得したいと思っていた。
アルジェ鉄道駅付近
28日、本国照会の結果がわかる。
残念の一言だが仕方が無い。
当時の記事は⇒「断念!!(アルジェ:アルジェリア)」
左奥の大きな建て物は高級ホテル。 アルジェ市内の全望が一番分かりやすいショットでお気に入り。
リビアビザこそだめだったがそれを待ったおかげでアルジェの街並を納得するまで見れた。そう考えると滞在も悪い物ではないどころか良かった事になるだろう。
出発は明日。西に、チュニジア方向へと向かう。
アルジェリアの首都アルジェ。
今回の旅行で恐らく最も気に入ったこの街並ともお別れだ。
夜の広場
夜のアルジェ鉄道駅
首都アルジェの夜景、滞在中に何度も見た景色。
最後の夜となるとそれもこれで見納めだ。
私はライトアップされる人気の少ない街を眺めながらふと感慨に浸っていた・・・
旅行者がどんなにその場所を気に入り、どれだけそこに滞在しようとそれは一過性の物だ。ここで在住したのならここまでこの街にいい印象を持てるのだろうか?
居住するとまたその街の貌の違う面、良しも悪しきも含めて他の貌が見れるのだろう。
だが私はただのツーリストだ。その時その場所その景色、その全ては刹那の物に過ぎないと知っている。そしてその刹那の連続が私の旅行にとっての全てだ。
そしてそこで味わった全てが「私にとってのその街の貌」なのだ。
この旅行でトップクラスの刹那を私に与えてくれたこの街。だがそこに永住する為では無く、自分の好奇心の赴くままに見れる限りを見ようと決めて旅行している私にとってそこがどれだけ良いと思っても選択肢は「先に進む」の一択しかないのだ。
気に言った街だったからこそそんなことまで考えさせられてしまう。このアルジェは私にとってそんな街だった・・・。
そして私はこの街を忘れる事は無いだろう。
初めて見たときの白い街並の衝撃。
世界遺産のカスバの中のホテルで過ごし散策した日々・・・
かけがえのない記憶だ。
そしていつか誰かににこの街の事を聞かれたらこう答えよう。
そう。
『この街の・・・アルジェの思い出は私の心の中にずっとアルジェ・・・』
と・・・
『・・・』
『・・・・・・』
しまった!またしてもこのオチしか思い浮かばん・・・・