モロッコ
2006.02.07(火)-10(金)
メクネスを出て鉄道でラバトへ移動する。朝0951の出発で1212時には到着、ブラックアフリカでの移動を考えるとここモロッコの移動はイージーなミッションだ。
ラバト・ヴィル駅
鉄道駅を降りてすぐに広告が目に入る。
広告
『おおっ!』
何かこの街で素晴らしい事が起こりそうな予感、このプロフェッショナルが確信を持つのはさも当然の事だろう。
そして駅の前のロータリーを渡ると・・・
『・・・』
『・・・・・・』
『この街はいただいた・・・』
こうもこのプロフェッショナルをウエルカムしてくれるとは・・・
しかも幸いな事に見つけたホテルは同じブロック内でビルの上階にあるそのホテルの私の部屋は他の部屋と同じ料金ながらシャワー・トイレ付、何故かはわからないが完全な当たり部屋だ。
そして同じビルの下階に日本語の打てるインターネット!
さらに同じ区画にはちょっと洒落た喫茶店まで!!
この左手側のブロックの裏側辺りに泊まっていた
(ちなみにラバト到着当時のこのプロフェッショナルの気持ちを端的に表わした「謎の日常」での記事は⇒「ラバト(ラバト:モロッコ)」)
『うむぅ・・・・』
あらゆる点を考慮して今までの旅行でベストと言えるロケーション、すべてが完璧なまでに揃っている。
完璧なツーリストたるこのプロフェッショナルに相応しい場所と言えるだろう。
人それぞれかもしれないがあまりにも酷いホテルに泊まると私は外にあまり出たくなくなる、ホテルが信用できないからだ、しかしこうして全ての条件が整った時、そう、後顧の憂いが無い状況で私は最大限の能力を発揮できるのだ!
宿に帰ったら最高にくつろげると確信した今、街をバンバン出歩くことにした。
そしてラバトはこのプロフェッショナルの期待を裏切らない都市であった・・・
整備された街路樹に歩道
駅付近からの景色
日本大使館へ向かうバスの中からルワー門を眺めて
市バスの中
アグダル駅を降りて目にした建物、
ハド門、中々いかめしい
食べたチョコケーキ、リザーブの札が置いてある!(別に予約していた訳ではなくたまたまです)
このラバトでやる事、それは次の行き先の為のビザを取得する事だ。
いければアルジェリア、そしてリビアと北アフリカをエジプト方向へと横断する。
チュニジアは簡単に行けるが上の2カ国はビザが出ない事で有名な国だった。
ビザと言う事に関してはある程度運も左右するだろう。私はブラックアフリカを周り終えたことで一応の区切りは出来ていたのでこの両国のいずれかのビザが取れなければ日本帰国という選択肢も考えていた。
郵便、電信局
市街地
メディナ付近のマーケット
ビザの為に日本大使館やアルジェリア、リビア大使館を巡りつつ、着実に観光を重ねる。
ウダイヤ
ウダイヤから新市街方向を見とおして
海が近い
湾を眺めると海の色がくっきりと分かれている
ウダイヤのカスバ、白と青のツートンが歩いていて心地良い
ウダイヤのカスバの入口の門
ウダイヤ博物館
ウダイヤのカスバ
ラバトを歩いていると一つ一つはそれほど凄いという物はない。
なんでもほどほどという印象を受ける。
メディナ
日本のアーケード街みたいに見える
だが、そのほどほどがビザ待ちの身には丁度落ち着ける感じなのだ。
新市街
大聖堂
ビザの進捗状況は思わしくはなかった。
リビアに関してはツアーを取らなければ行けないということがわかった。
アルジェリアは?
こちらはまだ望みはありそうだった。
ムハンマド5世の霊廟
ムハンマド5世の霊廟、衛兵がいる
ハッサンの塔
ハッサンの塔を裏から眺めて
ラバトで数日過ごして分かった事、それはこの街が今まで他の都市で見た物がつまっているのではないか?ということだ。
市街地
王宮
どれをとってもモロッコで一番、と言う物はない、だが他のモロッコの都市で見れた光景の簡易版といっていいのだろうか?それがこの街では見れるのだ。
シェラ(ローマ遺跡)
遺跡で一番ツボだったのは住み着いた野良猫チャン達!
ビザの決着はまだつかない。
だが、旧市街がありメディナがありカスバがありローマ遺跡があり大聖堂、王宮、霊廟に塔までぎっしりとつまったこのラバトは言わばモロッコの縮図とも言える街だった。
マクドナルドに喫茶店、ネットカフェと恵まれたロケーションに囲まれたホテルの良さも手伝って、私はこの首都での滞在を楽しんでいた・・・