古都メクネス(メクネス:モロッコ)

 モロッコ

 


2006.02.05(日)

 フェズではまだ見残した物があったのでそれを見てから出発する事にする。

 ホテルからさほど離れていないブー・イナニア・マドラサ(イスラムの神学校)を手早く見学する。

ブー・イナニア・マドラサ
 

 

  


 これで見所は終わりだ。

 しかし世界一の迷宮と呼ばれる街にしては結構あっさりと終わってしまった物だった・・・

 もうすこし楽しみと刺激を期待したのだが相性の悪さ(当時の記事は⇒「相性の悪い街…(フェズ:モロッコ)」)もあったので未練も全くない。

 鉄道でそれほど離れていないメクネスへと向かう事にした。 



フェズの鉄道駅





 出発から1時間もたたずにメクネスへ到着

 流石はモロッコの鉄道だ。

メクネスの駅



 
 まだ12:00時前だった。

 中・長距離交通機関の常として到着したのは新市街、これから歩いて旧市街へと向かう。3都市目ともなるとお決まりのパターンだ。

 今度は旧市街やその近くで無く、駅の近くのホテル・コンチネンタルに宿を決め、そこから身軽になって街へ歩いて行った。

新市街
 


 新市街で最初に目を引いたのは政府広場にある近代的な建築物だった。

市庁舎


裁判所


郵便局


広場と市庁舎



 中央、西は勿論の事、東アフリカにあってもこのクラスの建物にあう事は稀だ。だがこのモロッコでは地方都市ですらこのレベルでの建物を見る事は珍しくない。

 そしてさらに歩いて旧市街へと向かうと広場の外れを少し過ぎたあたりの高台からメクネスの旧市街が目に飛び込んでくる・・・


メクネス旧市街



 メクネスの旧市街、10世紀ころからこの街は形を作り始め、17世紀、アラウィー朝のムーレイ・イスマイル王の時代に最盛期を迎えたこの街は世界遺産にも登録された街だ。

 フェズからならすぐにモロッコ最大の目的地、首都ラバトへ向かうのは訳はなかったがこのプロフェッショナルがここを訪れたのはその歴史と古都という名の響きに誘われたからなのだ。

 街の全景をその街に入る前に見る。ちょっとした贅沢。

 しばしこの街の景色に思いを馳せながら市街地へ突入する事にする。

 そして歩き始めてすぐ・・・


Mac!



 おおっ!

 流石モロッコ、古都メクネスよ!!

 旧市街が売りのマラケシュ、フェズ、そしてメクネスの3都市、いずれも到着して旧市街に入る前にマックを発見できるとは!!

 これが・・・これがモロッコの底力、古都メクネスの実力なのだ!!

 ここは古都メクネス、そう、そうやって「歴史のフィルター」を脳内にかければこのマクドナルドにも古都の趣と言うのが見えてくる。
 厳粛たるただずまい、只者ではないと思わせるその店舗の面構え、これが・・・これが歴史と言う名の重みなのだ!

 「古のムーレイ・イスマイル王に栄えあれ!」

 と誰かれ構わず祝杯をあげて叫びまわって抱きつきたくなってくる、そんな気持ちになってもおかしくはないだろう・・・(注:別にこの時薬をやっていた訳でもラリッていた訳でもありません、念の為・・・。尚、ちなみに当時の「謎の日常」の記事は⇒「メクネス(メクネス:モロッコ)」)

 
 メクネスで最大の感動はここにある。



 私は深い充足感を覚えてさらに旧市街へと向かう。



 最初に目指したのは北アフリカで最も美しく、有名な門の一つ、バブ・エル・マンスールだ。

マンスール門




 世界一美しいツーリストの美しい古都の始まりは北アフリカ一美しい門こそが相応しい。単純明快な理由だ。


マンスール門の隣の門


そして再度マンスール門



 世界一と北アフリカ一を比べるのは酷かもしれないが、私の方が遙かにマンスール門より美しいのは言うまでもないが、比較さえしなければ十分美しいと表現できる装飾が門に施されている、一般的なツーリストの目からしてみればそれで事足りる話だろう・・・。

 メインイベントの一つを早速済ませ、旧市街へと突入する。

旧市街
  


 旧市街と言う事に関しは今までのマラケシュ、フェズとは比べ物にならないくらいこじんまりとして閑静だ。

 まあ例えて言うなら大関、横綱と戦った後で十両、関脇クラスを相手にするような物だからそれは仕方が無い。

 だが、いつでも静けさを好むこのプロフェッショナルにはこのぐらいが丁度良いのかも知れない。

 そしてこじんまりとしている分気ままに歩きやすいのは僥倖である。

ベルダン門の裏表




イスラム墓地


ジュディド門とその周辺
 

メラー門


ユダヤ人街メラー



 
 旧市街をひと通り周って今度は王都のエリアへと突入する。

ムーレイ・イスマイル廟脇の門




 ここで見たい物はモロッコにあるイスラム建築でも一、二を争うほど美しいとされるムーレイ・イスマイル廟だ。

ムーレイ・イスマイル廟
 


 最も美しいツーリストには最も・・・(以下割愛)


そして中
  


 ひとしきり廟を楽しんだらこんどは「風の道」へ

風の道









 人がそれほどいないせいか?どこかに何か情緒を感じてしまうこの「風の道」、最も情緒的なツーリストたる「観光マシーン・デューク東城」に良く似合う通りだ。

 そしてアグダルの貯水池



 これでメクネスは一気呵成に攻略といった所だろうか・・・

こんどは旧市街側から新市街を眺めて・・・



 だが、メクネスに来たのはメクネスだけの為ではない。

夜食べたピザ




 旅行界では常識だが”モロッコといえばマックとピザ”だ。

 そのピザを頬張りつつ、明日のイベントに思いを馳せていた・・・






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