マリ
2005.12.03(土)
朝09:15時頃、少々長く宿泊したオーベルージュを後にしてそれほど離れていない幹線道路でタクシーを拾ってギニアの国境行のミニバスが出るジコロニ・バス・ターミナルへ向かう。
ジコロニ・バスターミナルにて
これはバスの横のペイント、妙に可愛かったので撮影
バスは昨日聞いた通りに・・・聞いた通りに本当に10:00時に出発!
予定通りに出発なんてこれこそ奇跡ではなかろうか・・・
と、そんなことはどうでもいいとして乗った中型バスは快調に進む。
バマコ出発直後
これもバマコ市内、ミニバスの中が如何にボロボロか見てとれる。
途中で撮影したミニバス
ギニアへの国境であるコウレマーレへは12:45時に到着、出国時に多少の賄賂請求があったが簡単に断って出国、次はギニアだ・・・
ギニア
国境でカンカン行のシェアタクを待つ。
ただ残念なことにカンカンへのダイレクト便はなく、途中シグリで乗換だ。
ギニアの最大の目的地はコナクリ、だがその前にリベリア、シエラレオネとまだ見ぬ国を訪れなければならない。
そしてリベリアの治安は全く持って信用出来ない、その為バマコで取得していたギニアビザはリベリアからまたギニアに再入国してシエラレオネによってからまたギニアという可能性も考えてマルチ(複数回入国可能)のビザを取っていた。だが、これが150ドルと今まで取得したビザの最高額を簡単に上回るという凶悪ぶりだった。
治安さえ信頼できれば保険のように高いビザを取得する必要もないのになどと考えている内に乗客が三々五々と集まり、入国してから2時間後ようやくシェアタクは出発。
ステーションワゴンを改造したこのシェアタクは前から4人、4人、3人とまるでサッカーのフォーメーションの様な乗客の詰め込み方をする。
前座席に4人も乗っけているからドライバーがクラッチを帰る度に足に当たってそれがとても痛い。そしてそれで悪路を走る。
安全性よりも稼働率、ここもアフリカだ。
しばらく悪路を走ると一応舗装路へ
最近に左右が切り開かれたこの新しい道路は快適だ。
そして16:15時、シグリへ到着
次にカンカン行のシェアタクを待つ。
シグリ
シグリで乗ったシェアタク
シグリの街並
人が集まればすぐに出発だろう。と思って待っていたが思いの他、時間がかかり出発は18:40時。
そしてカンカンには20:20時に到着。多少の面倒さはあったが一応今日の予定通りだ。
次に向かう国はリベリア。
ここには少なからずの心理的抵抗を伴っていた。
今まで巡ってきたアフリカ各国。ほとんどの国は私が入国する以前に誰かが入っていて直接入国した人にあって情報を聞いたり、また風の便りで「どこそこを訪れた奴がいる」と聞いていた。
だがリベリアについては皆無だった。
ネットで調べても2002年に黒柳徹子が訪れたという全く参考にならない情報だけだ。
ちなみに入国前に全く旅人の足跡が分からなかった国は次に行くリベリアと中央アフリカのみ、そのことからもリベリアが如何に旅人に敬遠されている国だということが分かるだろう・・・
そしてリベリアは危険な国だ。
私はカンカンで多少奮発してステーキを頬張る事にした。
ステーキ
現地の人から色々と情報を集めて「おそらく大丈夫だろう」と知っている。
だが、私は彼らから見たら”外人”だ。
それだけで危険度は上がる。
この先何があってもおかしくない。だが今いるのは安全なギニアのカンカンだ。最後の晩餐と言うほどの物ではないが、得体の知れない国に行く前にちょっとリッチな物を食ってもバチは当たるまい。
そして贅沢はしたもののそれほど美味しい物では無かった併せて伝えておこうか・・
泊まったのは教会系の宿泊施設。
ホテルの中
周囲の建物と比べても明らかに綺麗な宿はトイレが共同だった事以外は快適だ。
明日はいよいよリベリアへ・・・
西アフリカでおそらく・・・
最後の危険な国だ・・・