マリ
2005.11.22(火)-23(水)
ジェンネの観光を終えて素早く向かう次の目的地はバマコ。
一度モプティに戻っても良かったが”終わった場所”にはもう興味がなかった。
ジェンネからバマコに行くのにはモプティからジェンネに行く時にモプティ-バマコを結ぶ幹線道路からの交差点地点であるカルフールまでシェアタクで行き、そこで降りてこのメイン道路を走る大型バスに途中乗車すれば良い。
カルフールの意味はフランス語でその名もずばり交差点、何のひねりもないし、このあたりの幹線道路で交差点はここだけなのだろう。
それにしてもモプティからジェンネに来るまでのシェアタクは”最悪”だった。動く骨董品。こんな車を走らせているなんてマリもどうにかしている。
最悪の骨董品シェアタク
まあ最初に味わったのが最悪ならそれ以下は後は無いだろう。同じタイプの車だとしてももうちょっとマシなのがお目見えするはずだ。
そんなことを考えながら出発を待つ。
そして現れた私のシェアタクは・・・
写真は後ほど撮影したもの
『・・・』
『・・・・・・』
『スクラップ??』
私以外の乗客には何の迷いも戸惑いもない。
しかしさっきのが最悪だと思っていたらまだまだ上があるとは・・・
世界は広い!
そして確信する。
『こんな世界の広さはいらねぇ』
と・・・・
前の車と同じく、押し駆けしなければかからないエンジンを乗客と一緒にタクシーを押してスタートさせる。
動き始めたら止まらない限りは順調に進む。
ジェンネの市街、フロントガラスのデコレーションがいい雰囲気を出してる
そしてまた川を越え・・・
うーん、前のベンツが素敵に見えるぞ・・・
対岸に渡り押し駆けして出発。
カルフールまでの道
不安げな車体ではあったが距離が短いから何とかなるのか?無事にカルフールへ到着。
何もないこの場所でしばらくバマコ行を待つ
ここがカルフール、一応キオスクはあるので飲み物を買ったような・・・
アフリカのローカルを周るならお世話になるトラック、イナバの物置状態。暴走族の箱乗りもこれに比べればおとなしく感じる。
こちらも別のトラック、上が解放されてないのでイナバの物置の上に乗っている百人をそのまま箱詰めした形か?いずれにしても乗りたくねぇ~。
カルフールでしばらく待つとバマコ行の大型バスが。
これでバマコへ向かえる。
出発後
途中で買った揚げ玉、ドーナッツっぽい食感
カルフールを出た時はすでに夕方の17:00時・・・
途中停車の時に撮影した乗っていたバス。
町外れにあるバマコのバスターミナルへ到着したときは日付変更線を越えて夜の02:00時になっていた。
中心街から離れていると今どこにいるかはさっぱりと分からない。
私はアフリカでは少々立派と言える待合所のあるターミナルのベンチで、蚊が周りを飛び交っているので寝ているそのベンチの真下で蚊取り線香を焚きながら朝を待つことにした。
体を横たえ天井を眺めるターミナルの夜。
盗難の不安はつきものだがそんな事も気にせず、バックを枕にするだけで浅い眠りに落ちていく。
マリのローカルを終えた今、次はメインターゲットの首都観光が残っていた・・・
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