ベナン
2005.10.21(金)
ベナンから日帰りでかつてのブードゥ教の中心地、ウィダを訪れることにした。
ブードゥ教といえばカリブ海の島国、ハイチで国教となっている宗教(←ブードゥはアミュニズムに近いので宗教というかどうかは諸説あるが)だがその起源はベナンになる。そのかつての中心地は訪れる価値があるだろう。
コトヌー郊外のスタジアム、この付近から乗合プジョーが出ている
近くにあったサッカーボールのモニュメント
ウィダはコトヌーから僅か1時間ほど。いやにあっさりと到着
到着したウィダ
ガイドブックには今はかつてブードゥ―の中心地であった面影は無いとあったので博物館でも訪れようとすると昼休憩中でクローズ、時間を費やすことを余儀なくされる。
休憩時間は12:30-1500時くらいと実に長い、このプロフェッショナルの観光時間に併せて昼休みとは・・・
何かブードゥの呪いを感じざるを得ないだろう・・・
博物館を見ない事にはウィダに来た意味がなくなるので街を歩いて時間を潰すことにする。
ウィダの街並
ブードゥとは関係ないモスク
イスラム圏を周っていなかったので当時はこれで「素晴らしいデザインだ!」と感激出来ていた。
そしてこちらは教会。
途中おとずれた「ブラジルの館」、入ったけど良く分からなかった
時間があったので海沿いにある「Point of no return」を訪れる事に・・・
海沿いまではバイクタクシーで・・・
ここからかつて大量の奴隷が積み出されたという「Point of no return」
自分の意志とは関係なく「決して戻れない」というのはどんな気持ちになるのだろうか?
近くの十字架のモニュメント、キリスト教徒によって連れ出された彼らがキリストに祈るというのには皮肉さを感じる。
ビーチはあくまでも綺麗・・・その対比が落差を感じさせる。
ひとしきり街と外縁を見て博物館へ。
ここはクローズで入らず。
そして歴史博物館。ガイド付きで1000CFA(約200円)、結構楽しめた。
私はこのウィダに満足してコトヌーに戻る事にする。
それにしても・・・
一つの街に滞在しつつ他の都市へ「日帰り観光」なんていつ以来なんだろうか?
これも中部アフリカを抜け、西アフリカに入った!と実感させる出来事だ・・・
明日は世界遺産の街、アボメーへ。
観光は続く・・・