カメルーン
2005.09.11(日)
北に向かう覚悟を決めていたのだが・・・、昨晩考えに考え抜いて出した結論は「南に向かう」事だった。
このプロフェッショナルならではの独自の嗅覚がこう囁いたのだ、そう、「南から終わらせた方が楽だ!」と・・・
そこで急遽カメルーン1の大都市(注:首都はヤウンデですが人口が多いのは港町のドゥアラになります)のドゥアラに向かう事にした。
ホテル出てバスターミナルへ向かう。
ホテルのお勧めはCV Bus、カメルーン屈指のバス会社らしい。
シェアタクに乗ってバス停へ・・・
そこにはなんと・・・
じっ自社バス専用ターミナル・・・!!!
『おおおおおっ・・・・!』
この中部アフリカで・・・シェアタク、ミニバス、トラック標準のこの中部アフリカで・・・
このプロフェッショナルの目を疑うかのような堂々とした自社バス専用ターミナルが・・・!!
『こっこれは期待度特大では??』
中に入るとチケットオフィス! えっ?チケットオフィス! そうなのチケットオフィスが・・・!
そして普通に券が買え・・・それも座席指定まで!!
『すっ、すげえ~!!』
乗ったもの順、詰めてた物順で適当に決まるこの中部アフリカでまさかのサプライズだ!
『えっ・・・このぼきゅちゃんの乗るバス様は・・・』
『おおっ~!』
綺麗に洗車された精悍な面構え、CENTRAL VOYAGESとバス会社の名前入り・・・
中央アフリカ屈指の大国(待てよ、そういえばこの表現は良く使うからどこも屈指の国家になるのかな?)の2大都市をつなぐ大動脈、そこを走る私バスの底力を見せつけられた瞬間だ。
思えばアンゴラ入国以降大型バスなど全く乗っていない(市バスみたいなので長距離を走ったがあれを普通の大型バスと捉えるには抵抗がありまくる)。
エレガント・ツーリズムの化身と言われるこのプロフェッショナルにとって、移動手段の選択もそのエレガントさの内なので今までは忸怩たる思いでいっぱいだったが・・・
この中部アフリカで・・・
初めて「このプロフェッショナル水準」と呼ばれる移動手段に出会ったのだ・・・
テンションは上がりまくる!
『えっ??』
『俺のはこっち???』
『・・・』
『・・・・・・』
どうやらけちって一番安いグレードにしていたようだ・・・
まあいい、座席指定で前座席はゲットしている。
そう私はプロフェッショナル、一生に一度しか見れない景色の為に・・・
移動時は例え大枚をはたいても前座席と決めているのだ!(注:とは言いつつ座席の料金が変わらない時だけです)
バスは11:30時に出発
中央アフリカ最初のエレガントな移動の始まりだ!
ヤウンデ出発直後
エアコンは流石についていないが・・・
でも前座席ぃ、前座席ぃ・・・
途中で雨にも遭いましたが・・・
でも座席指定ぃ座席指定ぃ・・・
そしてバスは一人一座席!
3人掛けを5人で分け合うなんて事は御座いません!
そしてバスはドゥアラに・・・
前座席に座って景色を楽しみながら・・・
そう、これがツーリスト本来の在り方なのです。いままでが間違っておりましたのよ・・・!
ルンルン・ランランラン!!
専用バスターミナルへ到着!!
『えへっ!(幸せの笑顔)』
ドゥアラの専用バスターミナルは中心部に近く・・・
歩いてホテルを探してゲット!
『うふふっ!』
それにしても今回のこのバス移動・・・
中部アフリカ最高度の快適さであった事は言うまでも無い事だろう・・・
そしてこのプロフェッショナル・・・
『このクラスのバスでこれだけテンションが上がってしまったという事は・・・』
もう文明国には復帰できない体になったと考えざるを得ないだろうか・・・??