カメルーンの首都ヤウンデ(ヤウンデ:カメルーン)

カメルーン




2005.09.08(木)


 カメルーンに到着したのは早朝だ。

 チェックインしたホテルでしばらく休み、そして次の行動へとりかかる事にした。

 この国で中央アフリカ6カ国目、残る中部アフリカ諸国は3、赤道ギニアのビザはガボンで取っていたのでここではチャドと中央アフリカのビザを取らなければならなかった。

 『中央アフリカ諸国完全制覇』

 首都狙撃手たる私にとってやらなければいけないミッションだ。

 問題は「やる意味が全く分からない・・・というよりもむしろ無い」と言ったところだが・・・


 カメルーンはワールドカップに出場した事もあり日本での知名度は十分にある、ただ知名度があったからと言ってキャッシュカードは使えない、そういった意味では大国ではあるものの中部アフリカ諸国の水準を満たしていると言えよう。

 ATMの使えるガボンである程度まとまったお金を下しておいた(カメルーンの通貨もガボンと同様に中央アフリカ・セーファー・フラン、ちなみにコンゴ共和国、ガボン、赤道ギニア、カメルーン、チャド、中央アフリカ共和国がこの通過を利用している)ので当座は困らないが・・・

 今私の持っていお金はCFAで日本円で20万、ドル、ユーロ併せて20万、そしてトラベラーズ・チェックが20万分となんと総額60万円!

 これじゃまるで歩くキャッシュ・ディスペンサーだ。

 用心しなければならない・・・

 
 まずは中央アフリカ大使館へ。

 書類はあっさりと受領、発給は明日。幸先のいいスタートだ。

ビザを取りに行く道中の景色
 





 パスポートを預け次はチャド、そしてその後の西アフリカ周遊も考えてコートジボアール大使館で5カ国ビザ(ベナン、トーゴ、ニジェール、ブルキナ・ファソ、コートジボアールの5カ国がセットになったビザ、なんでこんなビザがあるか不明)の取得の可能性を確認する。

 
 チャドのビザは問題ない、だが5カ国ビザは空振りだった。


さらに街中の景色
 




 次は航空券のチェック、中央アフリカ共和国、1か月前にマイナー・ボーダーの村が襲われ数十名規模で殺害されていたのでフライトというオプションも持ちたかったからだ。


 だが、結果は500ドル以上、これでは予算オーバーだ。陸路が大丈夫かどうか?探ってみるしかないだろう。



 だが、今日はガボンからの移動の直後でまだ疲れていた。

 近場を少し散策し、ホテルに戻る。



浅草の黄金のう〇こを髣髴されるモニュメント
 

 



 夜は宿泊しているカルフール・ロンカック地区で屋台飯を探すもいいのが見つからず、パンを買って頬張る。

 近くのネットカフェが日本語をインストールしてくれたので取り敢えずはそれが救いだろう・・・



2005.09.09(金)


 朝出て最初にやりに行った事は中央アフリカビザの受領だ。

 12:00時発給のはずのビザが11:30分にはもう出来ている。

 「遅れる事はあっても早くなる事は稀」

 と言われるこの中部アフリカ地域にあっては中々にいい按配だ。




 


 この勢いを持続せよとばかりに次はチャドのビザをターゲットに。

 
 そしてチャド大使館・・・


 昨日からビザ代がいきなり値上がりしていた・・・

 それも昨日には無かったマルチ(複数回入国可能)というオプション付に変わって・・・


 『・・・』


 『・・・・・・』


 「事態は悪化する事はあっても改善される事は無い」

 と言われるこの中部アフリカ地域にあっては当然の出来事だ。


 シングル(1回入国)のビザにしろと交渉するも彼らは頑なに拒み、とはいえ中央アフリカ共和国でビザを取るというのもリスキーなので・・・


 「ビザは取れる国で取れ」


 という中部アフリカ諸国の原則に基づいてここで取得することにした。

 せめてもの救いは発給が即日ということぐらいだろう・・




 



 一度日本大使館に行って情報ノート(当時の領事の好意でカメルーンの日本大使館には旅人が記載していった情報ノートがあった)を読み、またチャド大使館へ


 ビザは完璧に出来上がっている、まあスタンプビザだが仕事ぶりとしては悪くない、それに領収書もきちんと発給していたから取ったビザに関してはボラれてはいないのだろう。例えマルチ・ビザなんぞという私が全く望まなかったビザだったとしてもだ・・・


 周辺諸国のビザの取得をこれで終えたので後は情報収集しつつ街の観光だ。

 いったん市の中心に出てそこから観光案内所を訪れる事にする。


市の中心街
 

ちなみにこの建物の中はマルシェ(仏語でいうマーケット)
 





 そう思って取り敢えずは観光案内所へ。

 ツーリスト・インフォに入り、私が日本人と分かると応対してくれていた女性がいきなり「こんにちはー」っと、聞けば6-7月に仕事で日本に行っていたということだ。

 『こんなところでそんな偶然に・・・』

 日本に訪れていた事もあり、フレンドリーに色々と教えてくれる。

 しかし彼女の情報提供が、値段に関しては“全部日本円に換算してくれていた”のには爆笑だった。



ちなみにこれはヒルトン・ホテル、ヤウンデにまで進出しているとは・・・
 

 



 観光案内所である程度の情報が取れたので後は観光だ。

 少し歩いて仏領カメルーンと英領カメルーンの統合モニュメントを眺めに行く。



これがそのモニュメント


中はこんな感じ、入場料500CFA(100円)
 

 

そして上からの景色















 夜はロンプラに載っているレストラン、チキンライスに1800CFA(約360円)というのは500CFA(100円)もあれば一食出来るこの国では破格の贅沢だが、たまにはこんなのもいいだろう・・・


2005.09.10(土)

 ゆっくりとホテルを出ると目の前のランドアバウトで屋台飯、昨日無かった理由は時間帯だったようだ。

 屋台飯=米が食える。こいつは大分助かる。

 
 今日やるべき事は次のルートの決定だ。

 最初に北(中央アフリカ、チャド)を周り、戻ってからドゥアラにいって赤道ギニアか?それとも赤道ギニアを先にするのか?まだ決めかねていたからだ。

 ついでにと思い、GPO(中央郵便局)でまた荷物を送る事を思い付く、日本を訪れていたヤウンデの観光案内所で結構色々と資料を貰って荷物が若干重くなっていたからだ。


市の中心、GPOのある場所で。
 

 




 荷物は想像以上に高い値段がして1Kgもしないのに13500CFA(2700円)も!

 もっと安い値段を想像していたのでびっくりしたが、一度荷物をまとめて出てきているのでここは送るしかなかった。


 旅行代理店で航空券を再度調べ、そして今度は鉄道駅へ。


鉄道駅
 



 北へ向かう鉄道のチケットは当日券のみ。


 取り敢えずこれで必要な情報は入手した。


 夜またランドアバウトで屋台飯を探すとクローズ、ぶっかけ飯にはありつけない。


 またパン屋に行ってパンを買い、ジュースを飲んで夕飯にする。


 それにしても菓子パン4つというチョイスは完全に間違いだった・・・


これはトニック



 夜ベッドに横たわり・・・


 いままで得た情報を吟味する。

 
 そしてこう結論づけた。


  次は北(中央アフリカ共和国)へ向かう事にでもしようか・・・と・・・

 

 














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