メキシコ
ケレタロ→メキシコシティ
メキシコ合衆国基礎データ(欧米見聞録2ヶ国目、新規118ヶ国目:2007-2008年版地球の歩き方「メキシコ」より抜粋し一部加筆)
1.面積:196万平方キロメートル(日本の約5倍)
2.人口:約1億320万人(2002年国勢調査)
3.首都:メキシコシティ
4.民族:メスティソ(先住民とスペイン系白人との混血)約60%、先住民約25%、スペイン系白人約15%(白人の殆どが上流階級、先住民は貧困層が多数)
5.言語:スペイン語
6.宗教:カトリック(国民の約9割)
7.通貨:メキシコペソ(N$)、補助通貨1N$=100センタボ(Centavo)
※記事中は当時のレート、1ペソ≒11円で計算します。
※地名は当時利用していた2007-2008年版地球の歩き方「メキシコ」を基本とします。
※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2022.10.27です。
2007.12.29(土)18日目:ケレタロ→メキシコシティ
14:40 メキシコシティの西方面バスターミナルに到着
メキシコの首都、メキシコシティは人口860万人、都市圏まで含めると実に2000万人を有する巨大都市だ。
※2014年のランキングで世界4位。ちなみに3位は上海(中国)、2位はデリー(インド)で1位は東京(都市圏で3800万人)
バスターミナルも各方面毎に4か所もある。
15:00 ここは少し滞在する予定だ。
歩き方のお勧めに従い、メトロのチケット(2ペソ)を5枚まとめ買いする
向かった先は有名な日本人宿ペンション・アミーゴ。
アメリカまで一緒だったゴッドも居る筈だ。
西バスターミナルから中心部へ
17:00‐19:00 ネット(20ペソ)をしてチキン(1/4セット21ペソ)、コーラ(9ペソ)。
さらにコーラ1l(9ペソ)を買う。
20:30 ようやくゴッドと再会。祝杯にビールを2本(10+7.5ペソ)空ける。
チキンのセット
本日の出費は計356ペソ(3900円)
ようやくゴッドに追いつけたのでほっとした。
2007.12.30(日)19日目:市内観光
11:00-12:30 テピート(マーケット)に行くとマルボロライトのカートン(10個入り)が激安(55ペソ)だ。
迷わず3カートン購入。
宿で一箱開けたら、フィルターも紙巻部分も茶ばみ、湿気った感じだ。
不安しかないルックスだったが折角買ったので意を決して吸ってみたら予想以上の不味さで、これまでの人生で一番だった。
まさか「安物買いの銭失い」をメキシコまで来て体験するとは・・・
迷わず「ご自由にどうぞ」とアミーゴの共用部分に置く。
テピートへ
14:00 メキシコシティ歴史地区の観光へ。
単にセントロとも呼ばれるこのエリアは、アステカ帝国の首都であるテノチティトランを16世紀に征服・破壊したスペイン人が、その廃墟に今のメキシコシティを建設しはじめた場所だ。
アステカおよびヌエバ・エスパーニャ植民地の権力の中心として、メキシコシティの歴史的建物の大部分が含まれ、また多数の博物館があり、1987年に文化遺産として世界遺産に登録されている。
上段左:革命記念塔。右下:ラテン・アメリカタワー
14:00 市内観光へ
最初にベジャス・アルテス宮殿へ
総大理石造りで1905年に建てられたメキシコで最も格式の高い劇場だ。
上右:ラテンアメリカタワー。中下段:ベジャス・アルテス宮殿
市街
次に訪れたのは中央広場のソカロに面したメトロポリタン・カテドラル
メキシコにある全ての教会を統括する施設だ。
カトリック布教の主座として1563年から1681年の100年以上の歳月をかけ完成した。
またこのソカロはラテンアメリカ最大の広場であり、最大10万人近くを収容するそうだ。
ソカロ周辺。上中段左:メトロポリタン・カテドラル、下段:国立宮殿
そして国立宮殿へ。
ここはアステカ時代にモクステマ2世が居城を、征服者コルテスが破壊し、宮殿を建てた場所だ。
現存する宮殿は17世紀に行われた大改修の姿となっている。
中にはディエゴ・リベラ最大の壁画「メキシコの歴史」やアステカ時代の生活が描かれた壁画などが見所だ。
国立宮殿内
次はカテドラルの裏側にあるテンプロ・マヨールへ
ここはアステカ帝国の都テノチティトランの中央神殿ということだ。
テンプロ・マヨール。
下段左:テンプル・マヨール展示のツォンパントリの祭壇
さらに国立美術館を外から眺める。
上段左:国立美術館。
17:30 一旦宿に戻ってから宿の数名でルチャリブレ(メキシコのプロレス)を見に行く。
アミーゴには全日本のレスラー、雷神さんが宿泊していてその応援も兼ねていた。
メトロでクアンタロ・カミネスで降り、そこからバス(4.5ペソ)で会場へ
入場料はリングサイドで110ペソ
バーガー(25ペソ)にコーラ(8.5ペソ)で腹を満たして応援する。
会場とバーガー。
帰りはバス(4.5ペソ)でクアンタロ・カミネスへ行き、メトロでレボリューションで降り、スーパーでビール(21ペソ)を買い込み宿に戻って飲む。
メキシコは法律で屋外飲酒が禁止されている。
ラテンで乱雑で何でもありな感があるのに意外だった。
今日の出費は508.5ペソ(5600円)
初めて見たルチャリブレは、同宿の雷神さんが出ていた事もあって楽しかった。
2007.12.31(月)20日目:テオティワカン観光と新年カウントダウン
10:00-10:45-11:30 同宿のケイさんとメキシコ学生証を作りに行く。
市街
メキシコでは国際学生証より、メキシコ学生証の方が遥かにお得になるからだ。
国際学生証は以前作っていたのでそれを持っていきメキシコの学生証を作成してもらう。
50ペソなので元は簡単に取れるだろう。
ただ大学名が「Tokyo」のままなのにメキシコの学生証で良いのだろうか?
留学生という感じなのか?
スペイン語を解せないので真相は闇の中だ。
上段:メキシコ学生証、中段:国際学生証(後程作成)、下段:国際学生証(グルジアで作成)
※当時の記事は「謎の日常」の「リアル・ステューデント(メキシコ・シティー:メキシコ)」を参照。
12:20 コーラ(9.5ペソ)で喉を潤す。
13:00-14:00 北バスターミナルからバスで北東約50キロの地点にあるテオティワカンへ。
バスは学割ありと何かに書かれていたが、割引かれず30ペソだった。
テオティワカンは、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄したテオティワカン文明の中心となった当時のアメリカ大陸では最大規模の巨大な宗教都市遺跡だ。
勿論、古代都市テオティワカンとして、1987年に世界遺産に登録されている。
入場料の45ペソ(日曜は無料)は学割で無料。
元はほぼ取れたので迷わずに趣味の地図(30ペソ)を購入。
テオティワカン遺跡
高さ65mの太陽のピラミッド
太陽のピラミッドから眺めた月のピラミッド
月のピラミッド。45mの高さ。正面に伸びるのは死者の道
博物館展示の出土品や壁画など
16:00 ここで待ち合わせていたゴッドと合流。
16:30-17:30 バスでメキシコシティへ戻る。
今度は学割で15ペソ、往路は何だったのだろうか?
メトロチケット(2ペソ)をさらに5枚買い足す。
19:00-19:45 ネット(15ペソ)にコーラ(10ペソ)
20:00 ケンタッキーがあったのでそこで夕食(35ペソ)。
ファーストフードは何時だって心の救いだ。
宿に戻ってから宿の仲間と連れ立ってソカロへ
そこで新年のカウントダウンを迎えるつもりだ。
KFC。下段左:ベジャス・アルテス宮殿。右:メトロポリタンカテドラル
24:00 目的通り華やかに彩られたソカロでカウントダウンを迎える。
ソカロで。メトロポリタンカテドラルに国立宮殿。
ビーツ+つまみ(18ペソ)を買い宿でみんなで新年を祝う。
今日の出費は222.5ペソ(2450円)
ソカロでのカウントダウンは意外とショボかったが、ミッション開始以来2005年はスーダンのハルツーム、2006年はガンビアのセレクンダ、2007年はトルコのパムッカレと、いずれも一人だったので初めて他の日本人旅行者と一緒に迎える正月は新鮮だった。