韓国




2006.08.23(水)

 2×2・・・

 残りの1+1の2を仕留めるのは今日だった。

 朝今日出発するヤス氏 に挨拶を済ませる。


 別れの名残を惜しみつつツアーの指定場所へ向かう。




 板門店・・・

 知らない者はいないだろう・・・

 これを聞いて真っ先に思い浮かぶのは韓国焼肉店でその次が韓国と北朝鮮の間に位置する軍事境界線上にある村の名前である事は自明の理だろう。


 それだけメジャーな場所だ。

 ここにはツアーでしか訪れる事は出来ない、私は韓国行きを決めた時からここへの訪問は外せないと決めていた・・・

ソウル市内、ロッテのロゴ付ビルなのでつい、そして大韓旅行社のツアーバス



 バスに乗って2時間半ぐらいだろうか?板門店に到着する。

板門店、左下は自由の家



北朝鮮側、上の奥の建物は板門閣で正門の所に双眼鏡でこちらを眺める兵士が居る。一番下は監視台


上は物見台から、下は軍事停戦委員会本会議場内から眺めて



軍事停戦委員会本会議場内、韓国側、北朝鮮側から交互にツアー客が立ち入る


上は韓国側、下2段は北朝鮮側を眺めて・・・


近くの見晴らし台、米軍のMPも居た。


上2段は「機井洞」という北朝鮮の宣伝村、一番下は「帰らざる橋」



 教科書で20年以上も前に勉強した場所をこうして訪れる。隣国にこれだけ緊張を強いられている場所があるのにも拘らず能天気その物の日本と言う国は良いのか悪いのか?それとも50年以上も膠着状態が続いた為に感覚が麻痺しているのか?


帰りのツアーバスからの景色



 私も否定はしないが隣国とは言え陸で接しておらず、「何処か遠い国での出来事」という感覚もあるのだろう。
 ただ多くの国を旅行してくると何時かその「日本人の世界に対する鈍さ」が国の存続に致命傷を与えるのかもしれないと感じる時がある。

 それは”国の隣に陸路で繋がる別の国がある”ということが日本にいては理屈では理解できても感覚としては無いからではなかろうか?


ソウルへ戻る途上で寄ったドライブイン



 色々と考えは尽きないが詰まる話私にとって板門店は「所詮他人事」なのだろう、見て感じて考える、だがそれで何か行動を起こす訳ではない。
 特に私の様に周遊し続けるタイプなら通り過ぎる全ての場所で”傍観者”を続けているだけの事だ。
 たがそれが悪いとも思わない、そもそもそれをやりに日本を出ているのが旅行者だ。

 そして見ない事よりもたった一度だけでも訪れて見てみるという行為は100倍以上もマシだと思っているのも事実だ。見た後で何をするかはそれこそ人それぞれだろう・・・


 15時頃にソウルに帰りついたので市内を軽く観光しながらラスト・ターゲットへ向かう。


ソウル市内、上は気に入ったデザインのビル。




 訪れる先はソウルタワー。ソウル市内が一望できるこの場所はプロフェッショナル・ツーリズムに欠かせない場所だった。


ケーブルカーで登っていく




ソウルタワーからの景色、パノラマ合成なのでつなぎ目が汚くなっている。





 昨日訪れた63ビルからの眺めも良かったがここはそれ以上だった。そして完全ではないが今日は夕陽も拝む事が出来た

夕陽




 夕陽が沈みしばらく経ってから夜景を存分に眺める事にした


ソウル市街の夜景





下から見上げたソウルタワー





 ソウルタワーからの夜景も煌びやかで見応えのあるものだった。


 そして私は予定していたソウルでの観光をこれで全て終えた事になる、出港日は明日、計算通りと言って良いだろう。


 韓国最後の晩餐を一人焼肉で締める



少し離れてみたソウルタワーと韓国最後の焼肉




  セカンドミッション最初の首都ソウル・・・


 一人静かに晩飯を頬張りながら緊迫した状況下が続く板門店と、緊張とは無縁に見える煌びやかなソウルの夜景に韓国という国の持つギャップを考えていた・・・

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