中華人民共和国
2006.08.31(木)
人口2000万人を超え、世界有数の規模を誇る大都市北京、昨日万里の長城と天安門というまず第一優先順位であるターゲットを仕留めたこのプロフェッショナルであるがこれだけで終わらせる訳にはいかない、この街とその近郊には世界遺産が4つあり、その他にもまだまだ見所があるのだ。
私が朝最初に訪れたのは天安門、昨日は広場を見に行ったが今日は「世界3大遺体の内の一つ」と言われる「毛沢東の遺体(ちなみに3大遺体の他の2名は”ポルポト”と”レーニン”らしい)」が置かれている”毛主席記念堂”に入る為だった。
ペットボトルの残りは捨てられ、カメラは持ち込めないなど制限が厳しく、厳重な荷物検査を受けて2度ほど入れず、3度目の正直でようやく入れたが中は立ち止まる事が許されず、そして見た遺体は蝋人形の様だった。
ちなみに上の写真の左側が毛主席記念堂。下は天安門とそれにかかる毛沢東の肖像画
苦労してみた割にはそんなものかというのが正直なところだが気を取り直して次のターゲットへと向かう。
”故宮”・・・
紫禁城の名でも知られる世界遺産に登録されている明、清王朝の王宮だ。
天安門の中を通過して、2枚目は天安門から広場を眺めて。3枚目は故宮の牛門
60元(日本円で900円ぐらい)を払って中に入る。
故宮、正面は牛門
太和門
太和門周辺から見た景色
そして一番の見所”太和殿”は覆いがかかっていた・・・
太和殿
メインイベントがアウトだと少し気も萎える。
事が覆いだけに『おおいっ!』と叫びたくなるのもやむを得ないだろう。
とは言いつつも観光は淡々と一気呵成に済ませなければいけない。
故宮
似たような建物が一杯あり、当時は何を見ていたか分かっていたがマッハのスピードで何時も刊行しているので終わってみると何一つ覚えていないという何時ものルーティンで故宮を後にし、次に向かったのは景山公園だ。
故宮から見た景山公園
絶景と書いていた割には登ってみたらたいした事の無い、というよりも視界を遮る物が多くて市街の景色は殆ど眺められず山を降りる。
北海公園とその周辺
そして向かった先は鼓楼だ。
鼓楼
ここらからの市内の眺めは良い、旧市街の縁に近いので古い屋根が見える。一番下の写真はペアの鐘楼
北京の中心部は近代的だが少し縁に出るとまだ貧しいのが屋根から良く分かる。
そして鐘楼へ・・・
鐘楼、上から2段目の写真は鼓楼
これで旧市街を南北に縦断した形になる。
取りあえず今日の所はここまでだろう。
旧市街の一部、恐らく北京五輪前には取り壊されたと思う。
市街に沈む夕日
市街に沈む夕日は何時も味がある。朝起きるのが面倒で夕陽にターゲットを絞っている私にとってこれが見れたら最後には満足が味わえたような気になる一日だ。
日没後の市街
こうして写真を見るとアジアという感じがする。というかここはアジアか・・・
どちらかというと近代的なビル、”そごう”のマークは萌える・・・
そしてまだ十分に見てい無かった北京の中心と言って良い天安門広場の夜景を眺めに行く。
大体な所偉そうな建物はライトアップされるので良い見物になる筈だ。
天安門広場の夜景
毛主席記念堂
中国国家博物館に人民大会堂
これで天安門に登れて景色でも眺められればより良いのだろうが残念ながら営業時間外だ。
ある程度納得いくまで眺めてからまたユースホステルに戻る事にした。
北京市街の夜景
北京の滞在で残されているのは後1日だ。
今日の観光は良かったが北京の広大さを考えると見れる物は限られている。
私はワンパターン化してきた吉野家で食事を摂りながら、明日のターゲットを絞り込んでいた・・・
吉野家