中津
2024.06.23(日)
08:00 中津サンライズホテルで朝食(洋)
300円でこれなら十分だ、明日は和に挑戦しよう。
朝食
空は雨模様だが、今日もここに泊まるので焦らずのんびりと出るつもりだ。
とは言っても観光は必須だ。
それは県庁所在地ではないここに、それも九州で鹿児島以外に2泊するには大きな理由があるからだ。
「プロフィール」記載の出身、「大分県人と福岡県人のハーフ」というのは、何を隠そう父が中津市、母が中津市から山国川を渡った吉富町出身だからだ。
それもあって私の本籍は未だに中津市、また中津市に戻って在住している従兄弟もいる。
謂わば中津はこのプロフェッショナルのルーツの地なのだ。
私自身はほぼ千葉県松戸市で育ち、両親の帰郷で訪れたのは小学校高学年が最後、思い入れも少ない。
それでも中津を老いきる前に一度、出来る範囲で見たかったのだ・・・
10:42 止まない雨は無視して、ホテルを出る。
出て直ぐ目に入る中津駅へ向かう、そこからスタートだ。
駅もそうだが周辺も閑散としている。
昔はもっと賑やかだった気はするが、遠い過去なので定かではない。
中津駅
11:12 最初に向かったのは本籍地。
駅から10分程度で到着。
従兄弟が住んでいるらしいが、家は建て替えた後で昔の面影は何一つない。
それに従兄弟に会ったのも30年以上前で、それ以降音信はとっていないし今回の訪問も告げていない。
表札の「東城」を確認しただけで次へ進む。
中津駅から本籍地へ(途中の景色)
11:20 勿論観光は必須だ。
中津出身の福沢諭吉旧居(400円)を訪れる。
ここで歴史博物館(300円)、中津城(400円)の共通入場券(700円)を購入。
元々中津城は見学予定なので歴史博物館に行かなくとも元が取れるのでお得だ。
福沢諭吉旧居
福沢諭吉は旧一万円札だが、発行が1884年なので、お札後は間違いなく訪れてはいない。
それ以前に札前に訪れたかどうかも疑問だ。
11:40 物珍しく感じたので諭吉かるた(1600円)を購入、旧居を後にする。
11:55 個人的には諭吉以上のメインスポット、中津城へ
訪れたという記憶は100%あるが、景色の記憶は皆無だった。
中津城
城も景色も勿論良かったが、景観は昨日訪れたの杵築城の方が好みだった。
12:28 中津市歴史博物館へ
縄文弥生時代の遺跡が見つかったらしく、そちらに力を入れているようだ。
中津市歴史博物館と教会
13:00 歴史博物館で中津城の城壁に関する記事があった、目にしていたが意識してなかったので戻って確認。
下段左:左側、細川忠興の増築跡は平和時代の合理的な物。右側、黒田孝高の本丸跡は戦乱時代の堅固な物。
13:15 中津市中心のメイン観光スポット3件を終えたので、次は母方所縁の地へ向かう。
1級河川山国川を渡り吉富町へ。
山国川
13:26 吉富駅へ。
想像以上にローカルだ。
昔遊んだらしい天仲寺山への行きかたを駅員さんに教えてもらう。
吉富駅
13:40 天仲寺山へ。
山と名はつくが丘程度の高さなので上までは直ぐだ。
周れるだけ周ってみる。
昔訪れた筈だが、記憶という意味では初訪問だった。
天仲寺山
一応眺望スポットへ
14:07 天仲寺山から旧祖母邸付近へ
住んでいたのは町営住宅で、縁側の記憶はぼんやりとあったが、建て替えられていて昔の面影はない。
吉富町から山国川へ
14:26 1時間ちょっとの滞在を終え、吉富町を後にする。
記憶は限りなく薄いが、祖母の住んで居た場所に足を運べたので満足だ。
山国川
14:32 母からリクエストのあった桃屋甚兵衛へ
建物が綺麗で新しいので名産として儲かっているのだろう。
名物の「びったれ餅」をお土産用に購入。
子供の頃に食べた記憶はあったが、名前は「べったら」(これだと長崎県島原市の郷土料理らしい)だとずっと勘違いしていた。
会計の時、お茶を出すから縁側で寛いでいくように勧められ、お言葉に甘えるとお茶菓子(確か羊羹)までついている。
ちょっと申し訳なくも、嬉しくもあり、折角なので名物と書かれていたフ万十も購入。
思いがけない休憩に心温まる。
桃屋甚兵衛(その場で食べたフ万十270円も込み)1360円
14:53 如何にも昔からやっていますという老舗の栗山堂へ
母からのリクエスト、外郎饅頭は賞味期限短いのでお土産には不適。
折角なのでホテルで食べる用に2個(173円)購入。
また石垣饅頭もと言われていたが、労力がかかり過ぎるので大分昔に廃止したと聞き残念だ。
栗山堂へ
15:08 さらに利休堂へ
リニューアルされたこじんまりとした綺麗な店で、ここで利休饅頭3種類6個(600円)購入。
母からのリクエストは一応終了だ。
利休堂へ
15:20 駅へ向かい、駅中の「中津名店街ふるさとの味」へ
今度は職場用の土産を物色、焼やせうま豊後伝説が数も値段も丁度良いので2箱( 1300円)購入。
実はびったれ餅も外郎饅頭も利休饅頭も全てここで買えたが、店を探しがてら街も散策出来たので良いだろう。
駅前はシャッター街になっていた。
15:35 一度ホテルへと戻る
上段:屋上に多分諭吉像。下段:中津サンライズホテル
15:50 今度は車で観光。
祖父の戦没者墓地(祖父は潜水艦乗りで太平洋戦争で戦死)、もう一人の従兄弟宅付近を訪れる。
16:35 道の駅なかつへ
16:55 中津は唐揚げが名産らしいので駅の店のオアシス春夏秋冬で1パック(490円)買ってみる。
今日の夕食のメインのおかずはこれで決まりだ。
道の駅なかつ、遺跡公園(縄文時代)がある。
17:19 ダイレックス中津で諸々買物(975円)
途中に寄ったけど何も買わなかったスーパー細川とダイレックス
17:40 ホテルに戻る
部屋からの景色と買物。
18:32 受付で明日の朝食(和食、300円)を申し込み。
1Fのランドリーで洗濯乾燥機(600円)
それを終えてからのんびりと食事してお菓子を食べる。
唐揚げは今一つだった・・・
本日の出費は8098円
出自を明かし、ルーツを堪能した一日・・・
と、言いたいが本当の秘密は別にある。
実は数年前、父が死亡し戸籍を取り寄せた時、母も出身は中津で祖母が後に吉富町に移っただけだと判明。
つまり、このプロフェッショナルは大分県と福岡県のハーフではなく・・・・
・・・これ以上は語るまい、後は第三者の客観的な判断とやらに委ねようではないか・・・