青の極限・・・(エル・カラファテ:アルゼンチン)

Category: 謎3rd 南米編

2008.05.26


 ここに来たのはある”記事”に導かれての事だった・・・

 中央アジア行の大半を共にした強敵(とも)、かつては「狂犬」と恐れられたその男の書いた記事

 そのタイトルは「青の極致

 そこに写っている写真・・・

 本来エル・カラファテに来る予定ではなかったが・・・

 冬季のシーズンオフになったこの時期にわざわざここに来たのは・・・

 それに強く惹かれたからなのだ・・・

 是非とも一読をお薦めする。


 ちなみに今回のタイトル「青の極限」は何の恥じらいも無く一見友人のタイトルをパクっているようかに見えるが・・・

 これは全く私のオリジナルである!

 そこんとこ世露死苦・・・!!



 到着した翌25日。

 早速ロス・グラシアレス国立公園にあるペリトモレノ氷河のミニトレッキングに行く事にする。

 本当はもっと長時間氷河の上を歩ける「ビッグアイス」というツアーを取りたかったのだが・・・
 あいにくもう時期が終わっており、このミニトレッキングも5月一杯で終了するということだ。

 知らなかったので何とか滑り込みセーフ、ラッキーと言っていいだろう。

 しかしツアー代は約100ドル、今まで一日のツアーで使う最高金額だ。それに見合うものが見れるのか??期待は高まる・・・


 「グラシアール=氷河、つまりロス・グラシアレス国立公園とは氷河国立公園のこと。
 ここは南極、グリーンランドに次ぐ氷河面積があり、氷河の世界を堪能できる。

 公園内にはいくつか氷河があり、その中でも有名なのがペリト・モレノ氷河。
 このあたりは冬の最低気温が割と高いので、
 氷の溶融、再氷結が短いサイクルで繰り返される。
 そのため氷河の先端部では巨大な氷の塊が湖の中に崩落していくをみることができる。」
 (以上、ガイドブックより抜粋した「青の極致」からの抜粋)


 そう氷河の上を歩く事も確かに楽しみだが・・・それ以上にこの”崩落”を見てみたいのだ・・・


 何はともあれ・・・朝0830時にミニバスが泊まってる安宿に来てくれてピックアップ。時期が時期なだけに空が明るくなるのが遅く、0930にボートに乗った時でもまだ薄暗い。



 そして氷河が近づいてくる・・・

 ちなみに今回上を歩くペリトモレノ氷河は全長35km、先端部の幅は5km、そして先端部の高さは60mぐらいある。

 

 「氷河は気泡が少ないため、非常に透明度が高い。
 青い光だけを反射し、他の色は吸収してしまうため、氷河が青く見える。

 水色の湖に青い氷河。
 これまでに見たことのない光景はいくら見ていても飽きない。」
 (「青の極致」からの抜粋。同意なのでこのまま利用)


 ボートは対岸に着き、アイゼンを靴の上に装着し、いよいよ氷の世界へ・・・

 これがアイゼン、これを靴の上に着ける。


 そして「イケ面」ぞろいで有名なガイド



 ガイドの先導の下、一列になって進む、ガイドはもう一人いて最後尾から全体をケアしている。

 いよいよトレック開始。


 氷河の上に氷が溶けて小さな池に・・・不思議な感じ。


  そして氷河の上にある渓谷・・・



 昨日は雨でエル・カラファテの朝も天気が良くは無かったが・・・

 ロス・グラシアレス国立公園は雲こそあるものの風はなく快晴。

 「晴れ男全開」

 である・・・

 と、誰かも似たような事を書いていた・・・

 
 そして「そこには神秘的な青の世界が待ち構えていた。」
 (「青の極致」からの抜粋。同意なのでそのまま利用)
  
 
 

「中国の九塞溝とはまた違った青の世界。
 色味はそれほどバラエティに富んでいるわけではないが、
 その透明度・深みに関しては他に類をみない。
 ただ息をのんで眺めていた。」
 (「青の極致」からの抜粋、「九塞溝」は見ていないのがまあ多分そうだろうと同意の為そのまま利用)

 そして氷河の上で「氷河入りウイスキー」を乾杯!!

 氷河をピッケルで砕きバケットへ、そしてコップを上にして並べて豪快にバケットから振り込んでいる。
 

 

 ちいさく見えるテーブル、この上で飲んでいた・・・



 そして氷河の入り口まで戻って氷河を眺めながら昼食。
 格別である・・・

 でも昼食を持っていかなかったのでただ見てただけであるが・・・

 入り口付近の氷河、色合いがなにか心地よい・・・
 


 この後ボートで対岸に戻る


 ボートから見たペリトモレノ氷河、これで左半分




 そして、バスに乗 り換えて今度は展望台へ


 展望台からの氷河。今度は右半分
 


 これは中央部から



 そして崩落。

 この氷河が有名なのはその流れの速さから引き起こされる崩落がよく見られる事。
 一日平均して中央部で2m、両端でも40cmという速さ。


 冬季でミラドールに居れたのが1時間も無かったのでこの崩落を見れるかどうか危ぶんでいたが・・・
 何とか2,3回は見れた。

 (音は結構聞こえていたが見えない場所でおきていた事が多かった・・・)

 写真は直後、気づいて構えたけど崩落中には間に合わなかった・・・
 




 そして翌27日


 「氷河の素晴らしさに魅せられてしまったので、
  別の氷河も見に行くことにした。」
 (「青の極致」より抜粋。完全に同意なのでこのまま使用)

 「その日はパタゴニア特有の強い風が吹き荒れ、
 天気がコロコロと移り変わる。」
 (同様の状況だったのでこれも「青の極致」より抜粋、ここはパクらんでも良かったのに・・・)

 昨日払った国立公園入場料40ペソ(約1400円)をまた払うのは痛いし、国際学生証による割引がきかないのは痛いが・・・これも「青の極致」なんて記事を読んでしまったから仕方がない・・・
 
 『あの野郎・・・あんないい写真を撮りやがって・・・』

 『これじゃぁ行かなきゃ行けなくなるじゃないか。また100ドルだぞ・・・』

 今日は高速フェリー、まあ私クラスになると意識せずとも何事もエレガントになってしまうのだろう・・・


 先ずは国立公園内で先端部の高さが最高のスペガツィーニ氷河。その高さは高いところで135mほど。
 
 


 そして最大の大きさをもつウプサラ氷河、全長60km、先端部は5-7km、そして高さも80-100mと巨大

 これが全景。全部写りきれてないけど・・・


 そしてアップ、きれいな部分と汚れが入った部分がある。
 

 写真では大きさがつらわらないが・・・フェリーで近づくとその長さと大きさは迫力がある。

 「そしてもちろん青い氷河も。
 大きさも大小様々。
 まるで南極のよう(見たことないけど…)」
 (「青の極致」より抜粋、同感!同じく南極は知らないけど・・・)

 

 

 穴の開いているヤツや・・・(最初の写真)
 

 
 中にはこんな透き通ったものまで・・・
 


 そして昼食、例によって昼食を持っていかなかったが・・・
 その国立公園内のにも氷河がごろごろと・・・

 

 停泊中のクルーズ船。



 ・・・



 ・・・・・・



 「圧巻。

 ただ凄いのひと言。。。

 氷河の世界を堪能できた。」
 (「青の極致」より抜粋。同感!!)

 「そしてここより更に南にもまだ氷河がある。
 そこは南極。
 行ってみたい。。。」
 (「青の極致」より抜粋。
  同感、しかしこちらはシーズンが完全に終了している為にはじめから
 「ノーチャンス」
  首都のない大陸の大地をこの足で踏みしめるというロマンもあったが・・・
  ここは断念せざるを得なかった・・・
  無念・・・)




 いずれにしてもこの氷河達・・・・

 恐るべき青さ、その種類の数々・・

 「青の極限」を極めているといって良いだろう・・・



 やはり、やつらハンパじゃねぇ・・・





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