価格破壊の国(ビクトリア:セイシェル)

セイシェル





2005.05.02(月)-04(水)

次の目的地はセイシェルだ。

ここで少し説明するが、私の持っていたチケットはマダガスカル→モーリシャス。それにモーリシャス⇔セイシェル往復チケットを買い足した形に成る。これも不思議な物で同じ日程なのにはじめモーリシャスの空港で買った値段よりもマダガスカル市内の旅行代理店で買った方が100ドル以下も安くなっていた。(私はマダガスカルでモーリシャスで買ったチケットはキャンセル料無しでキャンセルできるからと言われたので一度キャンセルしてまた買い直した。航空券というのが良く分からん・・・)

一連のチケットでは無いので一度モーリシャスで降りてまたセイシェル行に乗らなければならない。

前回嫌な思いをしたモーリシャスのイミグレは私をあっさりとスルー、少し頭にきてついつい『前回は日本までのチケットを確認させられた挙句にここで買わされたのにどうしてなんだ』と毒づいてしまった。

そして飛行機に乗りさらにセイシェルへ。到着したのは夕方過ぎ。

『ふぅ~』

私は足取りも軽くイミグレへ。だが、ここにも罠が仕掛けられていたのだ!

「あれっ?ここでのホテルの予約は?」

私はロンプラで一番安いホテルに目をつけ、マダガスカルからわざわざ国際電話をしていた。ただ、電話が上手く通じずに、まあいいかとほっておいたのだ。

『あっ、カードに書いてますよ』

「うーん・・・」

次に発っせられたのは衝撃的な一言だった。

「このホテル・・・もう今は営業してないよ・・・」


『がっ・・・がっびーん!』


心境を音で表すとこんな感じだろうか?私の知るそのホテルは一番安いといっても35ドルと書いてあった。

その上は・・・知らない・・・


「君はここを予約したの?」

私はマダガスカルから電話はしてみて上手く通じなかったけど、応答はされたと答える。

私の様子を見て怪しく思ったのだろうか?彼らは所持金検査を要求してきた。

『うーん・・・』

このケースは仕方ないだろう。私はマネーベルトを開き、カード、キャッシュを彼らに見せる。

彼らも「貧乏そうなのは外見だけだ」と納得したのだろう。

「じゃあ、そこの観光案内所でホテルを予約してきて。国全部の宿泊施設が予約できるから大丈夫だよ」

と私に勧告する。従うしかない。ただ・・・幾らだ??

観光案内所に聞くと首都で最安の値段は・・・

「60ドル!」

島全体でも最安で45ドルだそうだ。(ちなみにこの時は完全に信じきれていなかったが、実際に最安と書いてあったホテルに行ったら本当に営業していなかったので多分正しいだろう)

『ふぅぅぅぅぅ~・・・』


私は諦めて首都で一番安いという宿に決める。でも・・・60ドルなんて・・・これまでの最高額だ!


セイシェル・・・

『リゾート国家とはこんなに恐ろしい所なのか』

と、のっけからその価格にびっくりさせられた入国となった。


このほか食費等の高さ(簡単に10ドル越える)にも確かに悩まされたが、それ以外はいい国だった。

この国はアフリカ系が大半を占めるが裕福な国なのでインフラから何から整っている。

島全体を巡るバスには時刻表が存在し、しかもその時刻表通りに運行されている等大陸のアフリカでは有り得ない高水準ぶりだ。


首都ビクトリアの街並にマーケット(中国風)


中心の時計塔




教会、モスク等




少し離れた丘から見たビクトリアの全景。


ビクトリアの港






そして道路のラウンドアバウトのモニュメント。





滞在予定は短いがビクトリアは小さな街だ。時間も十分にあるので公共バスで島内を一周することにした。

ビクトリアのバス・ターミナル


訪れた島内。天気が・・・


土砂降り・・・




でもすぐ晴れる。変わりやすい・・・


途中に訪れたビーチ。




島の一周は実に簡単だ。

さらに調子にのって島中央の山(というより丘か)にあるミッションに行きそこからビクトリアまでのプチトレックなどもやってみる

ミッション付近




ミッションからの景色




セイシェル・・・

食事にせよ宿にせよ物価の高さに見合うクオリティーは確かにあった。

だが、やはりこれまでのアフリカ諸国と比較してしまうと、この国は『価格破壊の国であった』と言わざるを得ないだろう・・・






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