不思議千葉再発見・流山編(千葉:日本)

日本 千葉県旗 流山市章

流山本町江戸回廊マップ(流山市観光協会HPから)



 故郷は、近きにありても行かぬもの・・・

 千葉県の松戸市は、大分県と福岡県のハーフでトータルで約20年程度離れていたものの、生まれ育ち、また出戻って暮らしている街だ。
 ジモティーの常として、経路上にあるコンビニは勿論、ドラッグストアやスーパー、ホームセンターや家電量販店等は車で最短時間で行く裏ルートも含めて網羅している。

 じゃあ街の観光名所は?と、言ったらどうだろう?
 いつでも行ける、いつでも調べられる。この何時でもが曲者で、ついつい先延ばしにしていた。
 それに人の行動半径は、意識的に広げない限り恐ろしいほど狭い物だ。
 住んでる市ですらその有様なのに、隣となると何か用事が無い限り行かないし、そこの名所や歴史など無関心だった・・・

 だが、世界を股に掛けたツーリストとして、「そこに観光がある限り訪ねる」事が正しい姿勢だ。
 勿論、このままでも一向に構わないが、今まで生きてきた人生よりも残りの人生の方が明らかに少ないと思える年頃になった今、残る世界各国首都狙撃任務をする傍ら、地元やその周辺地域を見直す良い契機かも知れなかった・・・

 
2018.11.08(木) 

 「それなら今日こそ流鉄に乗りますか?」
 切っ掛けはウズベクで知り合った10年来の旅友、麦わらのヒロの些細な一言からだった。

 今日は車の一年点検で、たまたま同市内に移民した彼の駅の近くを訪ねるので、車が仕上がるまで食事でもどうでしょうと誘っていたのだ。
 『折角だから行きますか?』

 疑問形に疑問形で返したが、答えは「行く」の一択だった。

 時刻は10時過ぎ、朝食を食べてなかったので駅前のマックのモーニングセットで軽く腹を満たす事にする。

北松戸駅とマック。期間限定のアイダホマフィンのセットと三角チョコパイ


 注文と違ったものが来て、レシートを見せて交換するというプチアクシデントに見舞われたが、久しぶりの朝マックにテンションは上々だ。

 それに一度動くと決めた時、『食べれる時に食べる』のはツーリストの鉄則だ。
 モードはもう旅行者モードだった・・・

 北松戸から一駅、常磐線の確定で馬橋駅まで行き、そこから流鉄の乗場に向かう。
 通路の上にちょこんと看板を出しただけで、知ってない限りは素通りしてしまう、そんなどローカルな感じだった。
 そして、切符を買おうとすると自動券売機の上にスイカやパスモの絵に×マークが描かれている。
 そう、現金オンリーの券売機だったのだ!
 否が応でもテンションが上がる。
 そして無人改札を抜けると、萌えキャラが出迎えてくれた・・・

流鉄流山線 馬橋駅


 そう言えば・・・

 もう松戸市には通算で30年近く住んでいるだろう。
 でも、記憶のある限り、この鉄道に乗った覚えは無かった・・・

 それに流山鉄道が略されて流鉄になったとずっと思っていたが、実は流鉄株式会社が正式名称で、路線が流鉄流山線(流鉄株式会社唯一の路線だが)だというのも今日知った体たらくだった。

馬橋駅

 
 はっきりと言えば流山なんかに何の用も無かったから今まで利用しなかったのだが、ウズベクの旅友と初流鉄になるなんて・・・・
 全くの想像外だった。だからこそ人生とは摩訶不思議な物である。

 流鉄は全部で6駅、単線で11分程度。
 ちょっとしたショートトリップだった。

馬橋駅から小金城趾駅まで


 鰭ヶ崎駅を過ぎ、終点の流山駅には11時過ぎに到着

中段左:流鉄自販機。流鉄は下段右の5種類あり、それぞれ名前がついている。


他の流鉄。改札は到着直後駅員が立つが、後はトレイに投函するっぽかった。


 東京に一番近いローカル線
 本当かどうか知らないし、検証しようとも思わないが、何れにしても流鉄の旅は予想通りにあっけなく終焉を迎えた・・・

駅と駅横の観光案内所


 『さてとここからどうするか・・・』

 鉄道に乗った時間を考えると、帰りは歩いても良さそうだった。
 そうなると旅行者モードで観光しながらが良いだろう。

 麦わらも同じ考えだった・・・

 「まず、博物館でも行きましょう!どうせ安いでしょう!!」

 隣市に長く居住する私だが、この誘いに乗らなければ、恐らく一生行くことは無いだろう。
 そう思うと、今この一瞬で見れる物は見るべきだった・・・

 駅から少し歩いて博物館に到着。

流山市立博物館。図書館と併設と言うより図書館メインで博物館がくっついてるような感じだった。


 料金もフリーと良心的で、 展示物もそれなりに豊富なので、この辺りに興味のあるものなら是非といった感じだった。 

博物館内。ちなみに知らなかったが白みりん発祥は流山らしい。


 展示品を見ていると、電話がかかってくる。
 車の点検が終わったらしい。時刻は12時前だ。
 『ちょっと出てますので1~2時間後に取りに行きます』
 どうせ後は引き取るだけなので問題はないだろう。

最下段は昭和の団地の暮らしの再現。


 『じゃあこれからは・・・』

 我々は流山の最大の見所?ともいうべき、流山本町を経由しつつ、歩いて戻ることにした。
 流山駅からだと北松戸までgooglemapで7.1kmと出ていた。
 観光しながらなら2時間程度だろう。

博物館から本町通りへ。下段は大杉神社


 江戸回廊。
 江戸時代から明治大正にかけて商業の中心として栄えていた流山本町と呼ばれる地域で、明治時代前後の土蔵造りの家屋と百数十年の歴史ある老舗が点在し当時の面影を忍ばせている趣のあるエリアだ。

流山本町


 「デュークさん、これ面白いですよ」
 神社の案内看板を読んでいた麦わらが、不意に話しかけてくる。
 『???』
 「この浅間神社の裏に富士山の溶岩で造られた富士塚ってのがあって、登ると富士山と同等の効果、ご利益があるそうですよ!」
 『!!!』

 登るしかないだろう。
 この高みへ!! 

浅間神社
 

 そして頂点に登り、そこからの景色を堪能する。
 富士山頂と同様に、ここからなら流山の全てが私の掌の上・・・
 
 ・・・

 と、いう程は高くなかった・・・

頂点からの景色。左下は麦わらのヒロ氏撮影。


 しかし・・・

 地元に近いのに・・・
 いや、地元に近いからこそ侮っていた・・・

 まさか流山で富士山に登れるなんて・・・

 不意に訪れたボーナスに心も湧き踊る。

 そしてまたテクテクと観光を続ける

閻魔堂


 そして人によってはこちらが流山観光のメインともいえる近藤勇の陣屋跡を訪れる。

近藤勇陣屋跡


 尚、近藤勇は流山の縁者ではなく、最後につかまった場所がここだから有名と、信者に聞かれたら怒られるかもしれないが何とも言えない微妙な感じだった。

 これで大体本町も見終わったので、江戸川沿いに出る事にする。

流山本町→江戸川の土手へ。流鉄ようかんは気になった。


 江戸川は金町から松戸に何度も歩いたりしてるので見てはいるのだが、流山方面では見たことがなかったので新鮮だ。

江戸川沿い


 麦わらとの話では当初流鉄沿いに歩くつもりだった。
 ただ、列車から眺める限り、それほど見たいと思えそうな場所は無かった。
 
江戸川沿い。丹後の渡し舟とあるが、1~2km間隔で渡し場があったみたいだ。


 そして、確証は無かったが、私は最初に行ったマックで帽子を忘れていたようだ。
 車を引き取る前に、北松戸のマックよって確かめなければならなかった。

江戸川沿い。見えてる鉄道の路線はTXでお馴染みのつくばエクスプレス線

 
 そうなると同じ路線沿いで戻るよりも、川沿いで行けるところまで行ってから北松戸を目指す方が、ルートも被らないし新鮮だろう。

TX線を通した時に川沿いの道が潰されたと思われる。最下段は流山市と松戸市の境界


 川沿いの遊歩道はどこまでものどかだが、自販機一つないのはいただけない。
 ただまだ川から離れるのには早かったので、喉を潤せずに歩き続ける。

もう松戸市内の排水機場

最下段左が松戸駅周辺。右はスカイツリー


 北松戸で朝マックをしてなかったら?
 ここまで川沿いを歩けなかったかもしれない。
 『食べれる時に食べる』
 ツーリストの鉄則は正しかった。

江戸川沿い。


 川沿いに出てから一時間弱、漸く良い感じになったので川から離れて北松戸駅に向かう。
 自販機も直ぐに見つかったがその先のサイゼリヤが目に入ったので、迷わずランチに立ち寄ることにした。
 ランチ500円にドリンクバー110円の610円。
 ここは庶民とツーリストの味方だった・・・

 腹を満たして店から離れると直ぐに懐かしいバッティングセンターが目に入る。
 最後の入ったのは?
 もう覚えてもいない、世界各国首都狙撃前、それも大分昔の事だった。

 思わず入って75kmと100kmの2種の球速しか無いうちの100km方で200円20球を2回チャレンジする。
 2,3年前から始まった『オールドアイ(英語ではpresbyoria)』の所為か?
 直前で球が見えず、掠ってばかりで忸怩たる思いもあったが、真ん中以外のバットを振るという久しぶりの感触は楽しい物だった・・・

サイゼリヤのハンバーグセット。


 川沿いから北松戸まで20分程度。
 ゴールは大分見えてきた。

子供の頃近くにあったチェーン店の珍来の生き残り。下2段の落書きは誤字。


幼稚園。看板が3Dで可愛い


 「デュークさん、中入った事あります?」
 『???』

 松戸競輪場だった。
 元々ギャンブルを嗜まないので用事が無い。

 「スペインの闘牛場みたいですよ」

 麦わらは同じ旅行者だけあって、旅行者を振り向かせる言葉を知っていた。

松戸競輪場


 「賭ける賭けないは別として。開催日には屋台とかもあるからビール飲みながら寛ぐにもいいですよ!」
 
 確かにそんな場所だった。

松戸競輪場


 2時間程度の予想が、寄り道や食事、バッティングセンター等で思いの外時間がかかっていたらしく、北松戸に到着しのは15時だった。
 そしてマクドナルドに行くと、忘れた帽子がしっかりと保管されていた。
 お礼を言って受け取る。
 元々マック好きだが、ここ数年、海外旅行以外はたまにしか行かなくなっていたので、感謝の気持ちを込めつつ、もう少し通う頻度を上げても良いだろう・・・
 いずれにしても感謝感謝だった。

北松戸駅


 麦わらのヒロと別れ、ディーラーから車を回収して家路につく。

 流山・・・
 ヒロとの旅路は、近過ぎるからこそ知らなかった地元千葉の再発見だった・・・

 そしてこう思う。

 大した見所は無かったので、観光目的ではもう来ないんじゃないかな?

 と・・・・ 
  
 (※ちょっとした用事で車で通る事は今後も一杯あると思います。)






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