私が彼女と別れた理由(わけ)(日本)

日本


 次回ミッションまで10日を切った大切なこの時期に・・・

 人倫にもとる行為につき、今まで内密にしてきましたが・・・

 良心の呵責に耐えかねてここに告白いたします。

 このプロフェッショナル・・・


 ついに禁煙に手を染めました・・・


 もう3週間以上・・・

 私はタバ子に対する一途な想いすら貫けなかった、情けない漢です。





プロローグ


2018.04.12(木)

 プライベートな事だったので公にこそしてこなかったが、私には内縁の妻と呼ぶべき女性がいた

 結婚こそしていなかったが、お互いが永遠の愛を誓っていた。

 はずだった・・・

 だが、世の中に未来永劫などというものはなかった・・・

 30年間片時も離れず寄り添っていた彼女と・・・

 本日11:00時・・・

 最後の口づけを交わし・・・

 別れを告げた・・・

 そして私はまた独りになったのだ・・・



遡行

 馴れ初めは何時だったのだろうか?
 私はまだ何も知らない少年、そんな頃だった。
 中身もなく恰好ばかりつけていた私に寄り添い、いつもそばにいてさりげなく助けてくれたのが彼女だった。

 そんな彼女を最初から好きだった訳じゃない、ただ気が付けば隣にいなくてはならない存在となっていた・・・

 あの頃の私は初心だった・・・



至福

 共にした30年、病めるとき、健やかな時、富める時、貧しき時もいつも一緒だった。

 そして世界各国首都狙撃・・・
 恋人としてだけではなく、友として、剣として、盾として、私の最強最高の相棒だった・・・
 恐らく彼女抜きではあれだけの困難なミッションを成し遂げる事は無理だっただろう。

  彼女は私にとってなくてはならない、そんな存在になっていた・・・




決別

 日本に帰ってきてからも当然彼女は常に共にいた。

 だが・・・
 世間は彼女にどんどんと冷たくなっていた。勿論彼女を愛する私にも・・・

 1年前・・・
 私は生身(紙巻)の彼女を諦めてアンドロイド(電子)に手を出した

 だが、そうまでして彼女を愛そうとする私に世間の荒波は容赦しなかった・・・

 「現代の魔女狩り」

 そんな状況に逢瀬の場所もどんどん制限され、おちおちと愛も交わせない状態に・・・

 今年に入ってそれはさらに加速度を上げていく

 あれだけ愛する彼女に・・・
 常に傍らにありながら口づけすら気軽に交わせない状況に私は疲れ果てていた・・・

 これ以上は・・・

 もう、限界だった・・・

 「タバ子ゆえに人は苦しまねばならぬ、タバ子ゆえに人は悲しまねばならぬ・・・」

 「こんなに苦しいのなら悲しいのなら・・・・・・・・・・・ タバ子などいらぬ!!」[聖帝サウザー談]

 そして私は・・・

 長年連れ添った、パートナーと言うべき彼女に別れを告げたのだった・・・


エピローグ

2018.05.05(土)_こどもの日

 テーブルに座り外を眺める。

 あれから3週間以上経った。

 もう私が彼女を恋しく思う事は無い。

  生涯唯一人、愛した女性・・・


 君の事が嫌いになった訳でも、飽きた訳でもない

 ただ・・・

 君にまつわる全ての事に、ちょっと疲れただけなのさ・・・

 そして・・・

 君からの自由が欲しくなったんだ・・・


 未来永劫の愛を誓った相手だったけど・・・

 僕はそれを貫けるほど、強くなかった。

 それだけのことだったんだ・・・





 「今度こそ・・・今度こそ、本当にさよならだ・・・」


 独りだけの人生もそう悪いものではない

 私は今、新しい自分となり前へ進む・・・



 ―完―



 次回作「私が彼女とよりを戻した理由(わけ)」

 アップしない事に、乞う!ご期待!!
 






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