旅行者には各々独自のスタイルがあると主張するかもしれないが大まかな所でその系統は大同小異と断言せざるを得ない。

しかしながらデューク東城はプロフェッショナルとして”完全にオリジナリティー溢れる独特のスタイル”を持って、海外任務を果たしている。


具体的に命名すれば

『狙撃スタイル』

英語で

『スナイパースタイル』

とも言うべきその独特な旅行法を説明すると

「各都市を目的地とし、その間の移動を一気呵成に出来れば陸路で陥れ、都市に着いてもやる事を全て終わらせたら速攻で抜ける」

というスタイルである。




「えっ??旅行って大体そんなもんじゃないの??」




と異論を唱える方がいるかも知れないが、それについてはあえて


「ノーコメント...」


としておこう…





この「スナイパースタイル」を維持する為に、「プロフェッショナル」として「きつい、汚い、危険」を本能的に避け、「面倒くさそうなルート」や「ツアーでしか行けない観光地」の殆どを無視していることも付け加えておこう!






それと常々公言しているように

「旅行はストーカー!黙って俺が憑いて行く!!」

という

「ストーカー旅行」

を自分の旅行の根本に据えている。


これは


「誰か同じ方向に進む旅行者がいれば、その人間に完全にお任せモードにして、その旅行者が全て調べ終わって動くときにただ同行してただ引っ付いていく」

という

『革命的』

な旅行法である。




私がどれ程この「ストーカー旅行」の達人であるかを理解してもらうために、これまでの成果を挙げると


最初に任務を果たした「ファーストミッション」では

「同一方向に進む旅行者どころか場所によっては旅行者自体が全く居なかった為」

に利用することが皆無であったが、その後の「セカンドミッション」ではイランにて開眼し、

「イランからインドの途中」までの行程の約1ヵ月半を成功させ、

そして一番新しい「セカンドミッションプラスワン」に於いては

「ウズベキスタンからイスタンブール(トルコ)」までの約2ヶ月間、「全道中完全ストーカー」を成し遂げるという偉業を達成した・・・


ほど、この「ストーカー旅行術」に精通していると言えよう・・・


惜しむらくは「すべて男性のストーカー」と化してしまっているので「ロマンスのかけらも発生しない」事であるが・・・



また、この旅行方法を有名な

「寄生虫型旅行者」



「コバンザメ型旅行者」

等と同一視し、侮蔑の念を向けてくる者もいるかもしれないが、

これに関しては、この



『ストーカー旅行法』

は上述する2つの旅行方法には無い、

「名前の響きに犯罪者の香り」

を漂わせている事が、明らかにこの旅行法の格式の高さを次元を違ったものに変えている。

と、言わせていただこう。

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