日本
2012.06.21(木)
ここ最近の最大の関心事であるEURO2012、ようやく一次リーグを終えベスト8が出そろった。
死のグループと呼ばれ、強豪のオランダこそ脱落したものの、それ以外の7強の国(スペイン、ドイツ、イングランド、フランス、ポルトガル、イタリア)は順当に勝ち上がりを見せ、少しのサプライズとしてギリシャの決勝トーナメント進出が挙げられるだろう。
私の応援するドイツと言えば、オランダ、ポルトガル、デンマークが同居する死のグループを戦った事から首位通過こそ出来たもののヤングタレントを試す機会が少なかったのが残念だ。特にブンデスリーガで目覚ましい活躍を見せたマルコ・ロイスとドイツ史上最高のタレントと言われるマリオ・ゲッツェはまだ出場機会を得られず、ここ最近で最もお気に入りのバイエルンで覚醒したトニ・クロースも充実しているエジル、シュバインシュタイガー、ケディラの中盤に割ってスタメンで入る事は難しく、試合終盤にエジルの交代で入るにとどまっている。 最も私が見たいプレーヤーが悉くスタメンになれないというのはドイツの選手層がそれだけ厚みを増していてレギュラー選手が充実しているからなので嘆くには値しない事なのだろう。
それでも新戦力の台頭と言う事では代表では力を発揮できていなかったドルトムントのフンメルスがようやくチームと噛み合い、メルテザッカーからポジションを奪ったのはポジティブな状況だ。 彼に万が一があっても代表キャップが70を超えるメルテザッカーが控えにいるのでこれも好材料と言っていいだろう。それに代表のビッグトーナメントで本らの実力を発揮できていなかったゴメスが3得点とこれもまた嬉しい出来事だ。ここもワールドクラスのCFで大舞台での実績十分のクローゼが控えに居るので相手に取っては嫌な所になるだろう。
そして今までのレギュラー陣と考えるとチャンピオンズリーグの決勝で圧倒的にせめてながら敗戦したバイエルン勢を多く抱えてメンタルに不安があったがこれまでの所は順調だ。中盤のシュバインシュタイガーは安定しているし、バドシュトゥバー、ボアテング、ラームのDF陣も悪くない、そして得点こそ無い物のミュラーのオフ・ザ・ボールの動きは相変わらず質が高いし世界最高の守護神と言われるノイアーも噂に違わぬ実力を見せている。またリーガ・エスパニョーラで優勝したレアル・マドリーのエジルとケディラも充実している。アーセナルへの移籍が決まったポドルスキーも所属していたケルンの降格でメンタルが不安視されていたがいつでも代表ではワールド・クラスという不思議なパフォーマンスを続けている。
2000年以降ののドイツは期待されずに好成績(WC2002準優勝、WC2006ベスト4、EURO2008準優勝、WC2012ベスト4) とビッグトーナメントで収めてきているが今回はバックアッパーも含めてあらかじめ期待できる陣容を揃えた代表だ。
決勝トーナメントの初戦は明日(日本時間では明後日)、またしても勤務日がドイツ戦と被るというツキの無さはあるが相手の伏兵ギリシャを叩きなんとしてもまずはベスト4に進んでほしい。
まずはそこからだ・・・
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