南キプロス
2006.05.26(金)
南側で目覚める朝。
泊ったホテルの屋上から
屋上から何気なく眺める景色が違う国だ。それも首都でと考えると何とも不思議な気分になる。
今日はこの”南側”とやらを眺めに市内をふらつく事にした。
宿を出て最初にやったことは初日にみたツアートレイン(バス)に乗る事だった。
ツアー・トレインとそこからの景色
おもちゃのような列車型のバスから眺める景色。こういったものがあるというのは南が進んだ国である証拠だろう。そういえば北にはこんなのは無かった。
一周といってもそれほど時間はかからない。私は降りて今度は歩いて周る事にした。
ニコシア旧市街
旧市街を抜けその縁に沿うように新市街を歩く。ちょっと見た景色だけでも明らかに北側との格差が分かる。
こちらは旧市街の縁を歩いて・・・写真2枚目のバスが渋い!
ある程度縁を歩いたら今度は旧市街と新市街を行き来しながらニコシアを周る事にした。
そしてまた旧市街へ・・・
何気なく見える景色、その中でも明らかに感じる”北側”との差。同じ場所でこうも違って見える首都がここにはあった・・・
旧市街の狭い路地
一度ホテルに戻って屋上からの景色を眺める。同じ景色を何度も見ているだけなのだが首都に居ながら別の国の首都が目に入るというのは日本に限らず今まで訪れたどんな首都でも見られない光景だった・・・。
ホテルからの景色
夕方になり一度食事をしに街に出る。
新市街の近代的なビルディング
今年は丁度ワールドカップ・イヤーだ。マクドナルドもお得な付録が付いてくる。
分かり辛いが右側の垂れ幕の下の5個がプレゼント。3つ集めてしまったがラケットはホテルに置いて行った。
食事の後は夜景をホテルでまず眺めてみる。同じ場所で違う国の人々が見る夢は何になるのだろうか?
そもそも軋轢に乗じた大国トルコにより分断したこの国だ。経済的な格差で言えば明らかに南側が進んでいる。
そう、北にはマクドナルドすらありはしない。
ホテルからの夜景
これはニコシアとは関係ないが出発以降使い続けボロボロになったバッグ
まだ歩いていない夜のニコシアを歩いてみる。
人通りは少なく、それが余計に落ち着いた雰囲気を出していた・・・
ニコシアの夜景
出発は明日の夜。
この不思議な首都を見る時間はまだ残されていた・・・